こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
【見通し不安や癇癪についてのコラム記事2つをご紹介📝】見通し不安と癇癪に対する当人たちの対処法と共に、監修者のコメントもご紹介します!
今回は、当ブログでは大変お世話になっている『LITALICO発達ナビ』より【見通し不安】や【癇癪】について書いている記事を2つピックアップいたします。
各ご家庭で対策などのエピソードが載っていたりしますので、気になった方には是非ともチェックしていただけたら幸いです。
👆癇癪スイッチは「見通し」崩れ。発熱で旅行中止、夕飯の献立変更で大暴れ、発達グレー息子は小5になった今も…ーー専門家と考える見通し崩れと癇癪/LITALICO発達ナビ
👆自閉症息子の癇癪は近所迷惑?家族で孤立しかけて夫婦会議。「町内行事」に欠かさず出るようにした結果/LITALICO発達ナビ
☞ちなみに…見通し不安についての他のコラム記事(LITALICO発達ナビ)を取り上げたブログ記事などもあります👇
コラム記事のご紹介をしたいと思います👇
まずは、1記事目のご紹介です👇
<癇癪スイッチは「見通し」崩れ。発熱で旅行中止、夕飯の献立変更で大暴れ、発達グレー息子は小5になった今も…ーー専門家と考える見通し崩れと癇癪 >
長男が未就学のころは前もって予定を言うなんてことは、とてもできませんでした。旅行はもちろん、ちょっとしたお出かけや夕飯の献立なんかも…
上記の書き出しと共に、ライターの星河ばよさんは以下の内容を書いています📝
☞こちらがINDEXになります👇こちらでは、その内容を一部抜粋にてご紹介していきたいと思います。
- 予定が崩れるのを何より嫌っていた長男
- 前もって予定を言うのはやめた
- 現在はだいぶ軽減されたと思っていたけど…
- 気持ちの切り替え方を一緒に考えていく
- 監修:初川先生より
予定が崩れるのを何より嫌っていた長男 より👇
楽しいお出かけや家族での旅行など、計画を立てたらすぐにでも子どもたちに教えてしまっていた私。(略)
わが家も旅行前日に子どもの突然の発熱により、旅行を泣く泣くキャンセルしたことがあります。
それだけならまだともかく、それによって長男は癇癪を起こすのですからたまったものじゃありません。
〜癇癪スイッチは「見通し」崩れ。発熱で旅行中止、夕飯の献立変更で大暴れ、発達グレー息子は小5になった今も…ーー専門家と考える見通し崩れと癇癪より一部抜粋にて引用〜
我が家も最初、そんな感じでした💦
子どもが小さいうちは特に体調を崩しやすいですものね🥲
前もって予定を言うのはやめた より👇
そんなことが続き、私は子どもたちに前もって予定を伝えることをやめました。(略)
これから大人になって生きていくうえで、急な予定変更などいくらでもあるでしょう。(略)少しずつ慣れていけばいいのです。
…とまあ要するに私は繰り返される長男の癇癪に懲りたのでした。
〜癇癪スイッチは「見通し」崩れ。発熱で旅行中止、夕飯の献立変更で大暴れ、発達グレー息子は小5になった今も…ーー専門家と考える見通し崩れと癇癪より一部抜粋にて引用〜
しかしながら当日いきなり決行することで「急な予定変更」とは無縁になり、長男の癇癪の頻度がグッと低くなりました。
確かに👀✨
予定を伝えていなければ、そもそも変更という事態も生じないということになるのですね❗️
現在はだいぶ軽減されたと思っていたけど… より👇
そして現在小学5年生になった長男。(略)
長男は朝からプールの授業を楽しみに登校したのですが、プールの授業が始まるころに雨がぱらついてきてしまったのです。先生の判断により急きょプールは中止に。
朝から楽しみにしていた長男は急な予定変更に耐え切れずに、衝動的に教室にあった椅子を蹴ってしまったのです。(略)
家庭では急な予定変更が起きないように事前に工夫していましたが、事前の対応がしきれずに予定変更になることがあったとしても、長男はだいぶ落ち着いてきたと感じていました。しかし、この一件により長男は予定変更(特に楽しみにしていることの変更)はまだ苦手なんだ、ということを知りました。
〜癇癪スイッチは「見通し」崩れ。発熱で旅行中止、夕飯の献立変更で大暴れ、発達グレー息子は小5になった今も…ーー専門家と考える見通し崩れと癇癪より一部抜粋にて引用〜
『家庭以外の場所で起こる急な予定変更』に関しては、なかなか防ぎようがないものが多いものであるが故に、予定変更で荒れてしまうお子さんの様子を見ると親も辛くなってしまうことがありますよね💦
気持ちの切り替え方を一緒に考えていく より👇
小さいころに比べたら少しは落ち着いたけれど、いまだに急な予定変更には気持ちの抑えがきかなくなって癇癪を起こしてしまう長男。(略)
話は変わるようですが、長男は寝る前に必ず「本を読んで」と言います(最近ではおもに子ども向けテレビゲーム雑誌の読み聞かせが多いです)。
いつもいつも、時間がないときも必ず「読んで」と懇願します。試しに私が「読まないとどうなるの?」と聞いたところ、「(心が)爆発する」と言ってました。
〜癇癪スイッチは「見通し」崩れ。発熱で旅行中止、夕飯の献立変更で大暴れ、発達グレー息子は小5になった今も…ーー専門家と考える見通し崩れと癇癪より一部抜粋にて引用〜
癇癪を起こすときもおそらくそういう感覚なのかなぁと妙に納得してしまいました。
長男さんの中で、絵本を読んでもらうという事は一種の予定であって、それを崩される事は予定変更と同じ衝撃だというころなんですね💦
監修:初川先生より👇
コラム記事の監修者をされている初川久美子先生のコメントも載せさせていただきます👇
そして、長男くんのエピソードを読んで感じたことの中で、印象的だった部分を以下に挙げたいと思います👇
続いて、2記事目の方のご紹介をしていきますね👇
<自閉症息子の癇癪は近所迷惑?家族で孤立しかけて夫婦会議。「町内行事」に欠かさず出るようにした結果>
自閉スペクトラム症と知的障害のある、わが家の息子ほぺろう。子どもが好きそうなイベント・博覧会・遊園地・お祭りなどにはほとんど連れて行ったことがありません。(略)親子共にストレスが大きいので「今は仕方ない」と無理はさせていません。でも、そんなわが家でも「これだけは」と頑張って参加する行事があります。
上記の書き出しと共に、ライターのぼさ子さんは以下の内容を書いています📝
☞こちらがINDEXになります👇こちらでは、その内容を一部抜粋にてご紹介していきたいと思います。
- 外出は苦難。だけどご近所さんにバーベキューに誘われて…
- ほぺろうを見てもらおうと決意した夫婦会議
- これだけは!親子で頑張って参加する行事
- 自宅=生きていく場所
- 監修:新美先生より
外出は苦難。だけどご近所さんにバーベキューに誘われて… より👇
ほぺろうは現在、特別支援学校に通う小学1年生。(略)
一般的に子どもが喜びそうな場所やイベントに遊びに行くなんてとても無理。泣いて暴れて収拾がつかなくなり、逃げるように帰るのが常。(略)
「子どもはみんな泣くもの。大丈夫!ほぺろう君 連れておいで~」と優しく言ってくださるが、ご近所さんが想像する「泣く」とほぺろうのものは絶対違う。みなさんを困惑させ迷惑をかけてしまうことが目に見えていたのでバーベキューをお断りしました。(略)
ご近所さんにほぺろうのことを口頭では説明していたけど、実際に様子を見てみないと障害の程度や事情は伝わりにくいのだと悟ったのと同時に、伝わらないままだと「ワケの分からない家族」として孤立してしまう気がして、それはほぺろうのために良くないと反省しました。
~自閉症息子の癇癪は近所迷惑?家族で孤立しかけて夫婦会議。「町内行事」に欠かさず出るようにした結果より一部抜粋にて引用~
子どもと楽しめるイベントに参加するというのは、我が家も非常にハードルが高いです💦💦💦
「癇癪を起されるだろうから、他の人に迷惑かけてしまうし…」と断念したイベントは数知れず(苦笑)
ほぺろうを見てもらおうと決意した夫婦会議 より👇
今後どうしていこうか夫婦で会議したときの夫の言葉が印象的でした。
「ご近所さんにはちゃんとほぺろうを見てもらった方がいい。『自閉スペクトラム症があります』だけでは普通は伝わらない。どんな子どもか知ってもらった上で受け入れてくれる人がいればありがたいし、逆に抵抗のある人がいれば距離を置くように配慮しよう」
「迷惑をかけるのは生きている限り避けられないだろう。でも、ご近所さんには知ってもらおう…」
人への挨拶を大切にしてきた私たち夫婦ですが、ほぺろうの癇癪が酷くなってからというもの「迷惑かけないために」と ほぺろうを遠ざけるように即撤退することが多くなっていました。(略)
保育園や学校は数年で卒業するけど家はずっと暮らす場所。ここで暮らしていくほぺろうのことを考えると、口で説明するだけではなく私も勇気を出してもっとほぺろうの様子をご近所さんに見てもらおうと思いました。
~自閉症息子の癇癪は近所迷惑?家族で孤立しかけて夫婦会議。「町内行事」に欠かさず出るようにした結果より一部抜粋にて引用~
ぼさ子さんの夫の言葉は印象的ですよね✨
息子さんのことを考えると、家がある地域の人々との関係は今後も続きますしね…『知ってもらう機会をあえて作る』という試みは前向きな取り組みで素敵だと感じました。
これだけは!親子で頑張って参加する行事 より👇
それからは、相変わらずお出掛け的なイベントには行かないわが家ですが、ゴミ拾いや花火大会など町内行事だけは積極的に家族で参加するようになりました。
ほぺろうが場所見知り人見知りしてパニックになるのでご迷惑をお詫びしつつ途中リタイアがほとんどですが、5分だけでも顔を出すところから始めて、少しずつ滞在時間を延ばしていっています。
~自閉症息子の癇癪は近所迷惑?家族で孤立しかけて夫婦会議。「町内行事」に欠かさず出るようにした結果より一部抜粋にて引用~
息子さんがパニックを起こすと理解した上で、ぼさ子さん夫婦は地域の行事に参加することに努めていたのですね。
忍耐のいるやり取りだったかと思いますが、夫婦で協力して素晴らしいですね!
自宅=生きていく場所 より👇
ほぺろうを知ってもらうことで優遇してほしいとか可愛がってほしいとか、ましてや発達障害について勉強してほしいとかでは決してありません。ただ「こういう子どもなんだな~」とフンワリとでも思ってもらえたらありがたいのです。(略)
特別な行為ではありませんが、小さな積み重ねでほぺろうが社会の一員に加えてもらえたらと願って。(略)
わが家に一番近いお宅の方は 泣き暴れの激しい時代からほぺろうのことを見てくれていました。ずいぶん騒音で迷惑をかけてしまったり心配させてしまったりしたはずなのに、「今日のほぺろう君、最後までいられてスゴイ!成長したね」「これからも一緒に楽しめたらうれしい」と言ってくださって、私は目頭が熱くなりました。
~自閉症息子の癇癪は近所迷惑?家族で孤立しかけて夫婦会議。「町内行事」に欠かさず出るようにした結果より一部抜粋にて引用~
『「こういう子どもなんだな~」とフンワリとでも思ってもらえたら』というぼさ子さんの考え方が、個人的にとても魅力的に感じました🌸
監修:新美先生より👇
ちなみに、新美妙美(にいみ・たえみ)先生の簡単なプロフィールも最後にご紹介させていただきます👇
本田秀夫先生と共に、「TOIRO」の制作に関わっている先生なんですね✨✨✨
トアルしんりの経験談を踏まえて、少し感想を書きます📝
✅子どもたちに前もって予定を伝えることをやめる
✅気持ちの切り替え方法をどうするかというよりも、まずは、その悲しみやつらさを別の形で出せるかどうかを考えるのも👍
✅ゴミ拾いや花火大会など町内行事だけは積極的に家族で参加するように
✅夫婦で話し合って決めて、協力👍
今回ご紹介させていただいた2つのコラム記事より、上記のポイントを中心にお子さんと工夫して関わっているのだな~というのがお分かりいただけたかと思います。
我が家も、癇癪もちの娘との外出では今より娘が幼かったころは自粛気味でしたが、今では夫婦でも「娘の中でこれ以上は『ここにいるのが辛い』となったら、すぐに退散できるように、事前に準備をしていこう」といった感じで、我が家なりの工夫を入れながら外出を楽しんでいます。
予定変更に対する考え方も、以前の我が家も予定を事前に伝えていたことが多かったのですが…今は、「予定は急に変更になることもあるし、あまり何でもかんでも伝えるのもどうなのか?」と、娘の気持ちの爆発が起こったらその背景にある「辛さ」「悲しさ」にはフォーカスするも、星河ばよさんの様に予定をあえて伝えないことも取り入れていたりします。
まとめ
今回は、当ブログでは大変お世話になっている『LITALICO発達ナビ』より【見通し不安】や【癇癪】について書いている記事を2つピックアップし、各ご家庭で対策などのエピソードをご紹介いたしました。
様々なお子さんがいる様に、様々な対処法も存在すると思いますので、こうやって色んなケースを知ることでそれを知った方たちが、「へぇ~こんなやり方もあるんだ。やってみようかな🌸」と試しに取り組んでくれたりしたら(個人的には)嬉しいなと思います。
- 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
- 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
- なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
- みんなはどうやってストレス発散してるの?
- みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
感想など送ろうかなと、もしいっらしゃる方がいれば
☞(コメント機能の代わりに)お問合せフォームをご利用ください
Follow @StigmaX1
☟購入したりしておススメの作品を中心に置いています♪いつもありがとうございます!
ブロトピ:今日の育児日記
見通しが立ったがゆえに不安がめきめきと高まるタイプのお子さんに対しても、見通しをどう出すと良さそうかというところは検討点になると思います。
一般的には、見通しを提示した場合には、成長に合わせてそこに「急な変更が入るかもしれない」ということも言い添えて見通しを出すようにしてゆきます。見通しはあるけれど、変更の余地あり、という幅のある見通しを共有するというものです。