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【学校現場のリアルをご存知ですか!?】記事のご紹介&トアル自身の学んだことをお伝え~記事から学ぶことパート47!~

家族のこと
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 こんにちは、みなさま。

臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。

 現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。

このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!


【これも学校現場の教員の「声」です👂】記事のご紹介&トアル自身の学んだことを少しばかりお伝えします📝

 今回、記事から学ぶことの第47弾になります📝

過去記事(パート46)については、こちらになります


 そして、雑誌・Wedge(ウェッジ)内の記事についてご紹介と、紹介されている漫画についてトアル自身が学んだことや感じたことをお伝えしたいと思います。

 ご紹介したい記事はこちらになります👇

COLUMN1 教員の「声」を聴く

私たちの「声」を聴いて!学校現場はこんなに忙しい

 ちなみに、コラム記事掲載がされている雑誌を簡単にご紹介いたします👇

雑誌紹介(Wedge・2023年11月号)>


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コラム記事の内容をご紹介したいと思います👇

 今回のコラム記事では、3人の学校教諭の声が紹介されています。

紙面では本名などが記載されているのですが、当ブログ内で紹介する際は誠に勝手ながら、(個人情報にも配慮したく思いますので)イニシャルなどにしながらご紹介させていただきたいと思います👍


 まず一人目は、埼玉県で中学校教諭をしているHさん(40代)の声です。

「国は『ミニマムリスト』を提示せよ」

 多くの中学校では8時15分が勤務開始だが、7時30分から8時までは部活動の朝練があり、勤務開始の1時間前に学校に来ている教員が多い。(略)授業準備を開始するのはそれ以降で、20~21時まで行うが、一切せずに帰宅する教員もいる。

 プログラミング教育や金融教育など、やらなければいけない仕事は増えているが、やってもやらなくても給与は同じ。(略)理想論を掲げることは重要だし、子どもの将来のために応えたいという現場の矜持もあるが、多くの教員には時間も余裕もポテンシャルもない。

 文部科学省には教員が最低限やらなければいけないことを示す「ミニマムリスト」を提示し、教員の「幹」となる部分を明らかにしてほしい。それをせずに足し算や掛け算で新たな施策を行うようでは、現場の不信感は高まる一方だ。

(略)実際、正規の教員の採用は抑制されており、契約期間が短期の臨時採用の職員で教員不足の”穴埋め”をしているが、授業力が乏しければ積み上げもない。現場ではトラブルが増え、教員の仕事はかえって増えるという悪循環が始まっている。

(略)行政が場当たり的な教育政策を続ける中でも、現場の奮闘で何とか踏ん張ってきたが、今は末期の状態だ。

~COLUMN1 教員の「声」を聴く 私たちの「声」を聴いて!学校現場はこんなに忙しいより一部抜粋にて引用~

 二人目は、公立小学校の教諭であるHさん(40代)の声です。

「教員を責める資格はない」

(略)地方には特有の事情がある。夏休みには夏祭りなどの地域のイベントがあり、教員はその準備や当日の進行・司会、片付けなどに駆り出されている。

(略)勤務時間は16時40分までが一般的だが、児童が帰るのは16時。それからの40分間は、児童同士の揉め事の仲裁のために保護者に電話をするなど、トラブル対応に費やしている。(略)やらずに帰宅する教員もいるが、勤務時間にできるはずがないことを強制したり、やらないことを責めたりする資格は誰にもないはずだ。

 中学校の教員の忙しさは小学校とは次元が違う。せめて、「部活動の地域移行」をやりきってほしい。

~COLUMN1 教員の「声」を聴く 私たちの「声」を聴いて!学校現場はこんなに忙しいより一部抜粋にて引用~

 最後に、三人目となる公立小学校の教諭をしているYさん(仮名、40代)の声です。

「保護者に寛容さがなくなった」

 二十数年前と比べ、保護者からの評価が厳しくなった。(略)私が新任の頃は、保護者の温かさや寛容さに何度も助けていただいたが、今ではミスをすれば厳しく指摘される。

 例えば、ある児童にプリントの宿題を配布し損ねると、保護者から「授業についていけなくなったらどうしてくれるのか」としつこく連絡がくる。「ごめんなさい」では許していただけないこともあり、(略)この小さな積み重ねにより教員の負担は増えている。社会全体の考え方が変わらない限り、教員の業務は膨らむ一方だ。

~COLUMN1 教員の「声」を聴く 私たちの「声」を聴いて!学校現場はこんなに忙しいより一部抜粋にて引用~

トアルしんりし自身の学んだこと・感じたことを少しばかりお伝えします📝

 過去記事で教員に関する記事を取り上げており、そこで私自身の考えを少しばかり述べています。

改めて振り返ると、以下の内容は強くお伝えしたいことだなぁと思います📝

✅(スクールカウンセラーとして学校現場で教職員の先生方と働いていた身として強く思うこととして)ほとんどの教員の方々がやり方は違えど、お子さんに対して『何とか力になってあげたい』という想いが根本にあって動いていると思う。

✅大半の教員の先生は、学校現場で子どもたちに『教え育む』ことに対して真摯に向き合い、苦労されながらも各々の【苦手とする部分】の克服のために努力をされていると感じる。

ちなみに、こちらの過去記事より内容を一部抜粋しています👇

👆【教師は世間知らず!?】トアルしんりしは語りたい シリーズ9~記事のご紹介と自身の学校現場での経験から教員の先生に対して思うことを語ります~(2023年3月6日分)

トアルしんりし
トアルしんりし

過去記事がちょっと気になった方は、是非とも内容をチェックしていただけたら幸いです(^^♪


 今回、【学校現場の声】として3人をご紹介したのですが、どの声も学ぶことや共感できる部分があるなぁ~と感じました。

 各人の声の中で特に印象的だったのは、以下の通りです。

埼玉県で中学校教諭をしているHさん(40代)の声より一部抜粋にて引用

『文部科学省には教員が最低限やらなければいけないことを示す「ミニマムリスト」を提示し、教員の「幹」となる部分を明らかにしてほしい。それをせずに足し算や掛け算で新たな施策を行うようでは、現場の不信感は高まる一方だ。』

 私自身、心理職として学校現場の教職員の先生方の業務量の多さや、困難な現場トラブルの対応の様子などを目の当たりにしていました。

心理職として学校現場に勤務している時、まず大変さを感じた点としては、【朝早く、夜遅い勤務時間の中で、授業・子ども・保護者の対応時間確保が非常に難しい】ということです。

上記の私が感じた点は、コラム記事にも挙げられているために改めて学ぶ点の一つとも言えるでしょう。

 特に、小さなお子さんを育てる教員の先生方は、朝早い出勤時間にあわせて保育園などにお子さんを預けて欠勤せぬように来校している姿は、(家族の体調管理などの諸要因も含め)他者が思う以上に並々ならぬ努力がそこには存在している、と感じます。


公立小学校の教諭であるHさん(40代)の声より一部抜粋にて引用

『中学校の教員の忙しさは小学校とは次元が違う。せめて、「部活動の地域移行」をやりきってほしい。』

 小学校と中学校の両方の学校現場で心理業務の経験がある身としては、部活動の地域移行」に関して強く願う教職員の先生方が多いことは理解が出来るなぁと感じます。

私自身は中学校は文化部だったのですが、運動部が土日などに遠征などをしている姿を見ては、「遠征する生徒も大変だけれど、引率する先生はもっと大変だよなぁ~…先生にもお子さんだっているだろうし、プライベートが確保できてるのかな?」と、よく感じていたのを覚えています。

 昭和→平成→令和と時代を経るごとに、働き方に対する考え方が随分と見直されている反面、なかなか変化が難しい業務内容部分や職種もあるのかもしれません。

 しかしながら、ここまでは教員の仕事として区切ってもこの部分は外部の支援を使うのがよいだろう、といったある種の業務の根幹の線引きは、先生方のためにも国によって明確にされていると有難いだろうとも感じます。


公立小学校の教諭をしているYさん(仮名、40代)の声より一部抜粋にて引用

『二十数年前と比べ、保護者からの評価が厳しくなった。(略)私が新任の頃は、保護者の温かさや寛容さに何度も助けていただいたが、今ではミスをすれば厳しく指摘される。

 Yさん(仮名)自身も、なかなか声をあげにくかった内容でもあるかと思うのですが、私個人はこうして形にしてもらえたことは、学校現場の現状を周囲が理解する上で大変参考になると感じるために有難いと感じました。

 私自身が小学生・中学生だった頃を振り返って考えてみても、保護者が学校に対して向ける視線や姿勢の中にある種の寛容さ】が少なくなっている部分も感じることも多々ありました。

例えば、私が小学生の頃に宿題のプリントが担任の先生が配り忘れたということを知った際、私の親はこう言っていました。

トアルの母「先生もお忙しいのだから、プリントを配るのを忘れてしまったのよ。人間誰だってミスはするのだから、そのことで先生を責めることはしないようにね。明日は宿題プリント2倍だけど、お母さんも手伝うから頑張りましょう。明日に備えて、いつもより早く寝ましょう(笑)」

 当時の私は、「確かに。先生だって人間だもの、忘れることだってあるよね」と納得し、「先生が困っていることがあるのであれば何かお手伝い出来ることをしよう」と、【お互い様精神】を学校と家庭とのやりとりや協力関係から、ある種学んでいた節があったかもしれません。

 今の時代は、私が小学生の頃に比べ周囲から得る情報量が圧倒的に異なることで、自身の置かれた環境とは違う【どもにとって理想と思われる環境情報を見つけやすい時代】でもあるかもしれません。

それ(子どもにとって理想と思われる環境情報)を参考程度にして、あくまで自分自身の置かれている環境の中で出来うる限りの支援を学校からもらいながら、その他の部分は家庭で努力していくのであれば…それはとても素敵な取り組みだと思います。

 しかしながら、子どもにとって理想と思われる環境に近づけたいと、保護者が1から10まで学校にその理想を求めてしまうのは…学校現場で精一杯努力する先生方を追い詰めてしまうことにもつながる可能性があることを理解して欲しいなぁ、と思った次第です。


まとめ

 今回は、記事から学ぶことのパート47ということで、【COLUMN1 教員の「声」を聴く 私たちの「声」を聴いて!学校現場はこんなに忙しい】をご紹介いたしました。

 コラム記事自体は、紙面1枚程のボリュームなのですが…そこに掲載されている学校現場の教諭の声はある種氷山の一角であるが如く、その悩みの深刻さや根深さが表現されている様に感じられました。

 私自身も、心理職として学校現場に足を運ぶ身として、子ども達に教えと育みを提供してくれる先生方が、それ以前に【一人の尊厳をもつ一人の人間】として大切にされる環境が国や周囲によって、今以上に認識されて・整えられる日を願ってやみません。



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 ではでは、またお会いしましょう〜!



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