こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
【タイトルが気になった人向け❗️】若い世代が子育てを「無理」に感じる理由についての記事紹介&障害児育児をする親の一人としてトアルが少しお伝えしたいこと📝
今回、ご紹介したい記事はこちらになります👇
👆「どんな子育て支援があっても産まないほうがコスパがいい」若者が”子どもは無理”と判断する本当の理由/PRESIDENT online
トアルしんりし自身が5歳の子を育てる心理職ということもあり、子育てをされている方・子育てに関わっている方・子育てを考えている方をメインに日々頑張っている方々を応援したいとブログ運営しています。
当ブログの記事内容を読んでいただくことで、
といった点を読者の方たちが何かしら感じてくれたりしたら、嬉しいなぁ…と個人的に思っている次第です👀
だからこそ、若い世代の方たちが子育てをすることに抵抗感が出てしまう理由などを周囲の方たちにも少し知ってもらえたら有難いなぁ…とも考えます。
というのも、相手の状況や立場を考慮せずに周囲が自身の価値観を相手に一方的にぶつけてしまうのは、そこに生産的な意見交換や相互理解が生まれにくいと感じるところもあるからです。
ちなみに、当ブログの過去記事でも、若い世代の子育てに対する考えをまとめた記事をご紹介しています👇
👆【経済的不安でお子さんを持つことを悩んでいる方、必見👀!】子育ての経済的不安に関する記事&そんな経済的不安への対処法のヒントをくれる動画をご紹介します🌟(2023年11月16日分)
早速、今回のピックアップした記事内容を紹介していきましょう👇
では、記事内容の紹介を少しいたしますね📝
日本の少子化が深刻化しているのはなぜか。文筆家の御田寺圭さんは「電車で子供が少しでも騒ぐと、厳しい視線を向けられ、場合によっては怒鳴られたり、撮影してSNSで晒されたりすることもある。こうしたギスギスした緊張感の高まりは、子どもを持つことに心理的なリスクとためらいを感じさせるには十分だ」という――。
冒頭文の内容からでも、かなり胸にささる内容になりますね💦
INDEXとしては、以下の通りです📋
- 満員電車に響いた赤ちゃんの泣き声
- 「迷惑をかけないこと」のハードルが飛躍的に上がる
- 「迷惑をかけてしまった」ときの制裁が恐ろしい
- 子どもを持つことにリスクを感じさせる緊張感の高まり
- 一昔前は「子育てにまつわる責任」をうっすら分散できた
- 中国や韓国で苛烈化する「学歴競争・受験競争」
- どんなに支援策があっても「産まないほうがコスパがいい」
- 命を大事にするからこそ、命が生まれない
今回は、下線部の項目内容を一部抜粋にてご紹介しますね👀✨
「迷惑をかけないこと」のハードルが飛躍的に上がる より🔍
ご存知のように現在の日本では毎年出生数が減少しており、今年はいよいよ大台の70万人台前半が確実視されている状況となっている。その原因について、(略)私はそれらが全く無関係であるとまでは言わないが、こうした議論ではなかなか俎上に載せられない、もうひとつの大きな原因があると考えている。
それはすなわち、「社会や他人に迷惑をかけない」という倫理的ハードルの達成難度が、子どもを持ってしまうことで飛躍的に上昇してしまうことだ。
大人ひとり、あるいは大人同士のカップルが暮らしていくなら、いくらでも「社会や他人に迷惑をかけない」という現代社会の倫理的責務を達成できよう。だが、子どもという大人ほど分別がなく、我慢強くもなく、また予測困難な行動をしてしまうような存在を帯同してしまえば、「迷惑をかけない存在としてふるまう」という、大人だけなら簡単にクリアできていたハードルが途端に高い関門となる。
~「どんな子育て支援があっても産まないほうがコスパがいい」若者が”子どもは無理”と判断する本当の理由より一部抜粋にて引用~
「迷惑をかけてしまった」ときの制裁が恐ろしい より🔍
若い世代は「他人に迷惑をかけるようなことをしてはいけない」という倫理観をごく自然に内面化しているがゆえに、「迷惑をかけるリスクを高める営為」である子どもを持つことに対して前向きな気持ちを持てないでいる。(略)
分別ある大人だけのカップルで生活するならまだしも、子どもを連れている状態では公共空間で「他人の快適性・安全性・平穏性をけっして侵襲してはならない」という倫理的ハードルをとてもではないが超えられそうになく、また超えられなかったときの制裁が恐ろしいものになっている。
近頃では、公共空間や公共交通機関で「周囲の迷惑を顧みない子どもや親子連れ」を見かけたら、それをスマートフォンで撮影してSNSにアップするという行為もしばしば見られている。(略)これ自体は盗撮の一種だろうし、法的にも倫理的にも問題があるように見えるが、しかしやはり定期的にタイムラインを賑わせており、「こんな子ども/親はけしからん」という怒りの共感が広がっていたりもする。
~「どんな子育て支援があっても産まないほうがコスパがいい」若者が”子どもは無理”と判断する本当の理由より一部抜粋にて引用~
子どもを持つことにリスクを感じさせる緊張感の高まり より🔍
(略)どれだけ躾を厳しくしたって完全にゼロにはできないだろうにもかかわらず、「社会の秩序や規範を逸脱する不届き者」として厳しい視線を向けられ、場合によっては盗撮されてSNSに晒され、大きくバズって数千万ものアクセスを獲得してしまう――こんな状況は、とくにSNSに親しんでいる若い世代にとっては恐怖以外のなにものでもない。潜在的には子どもを持ちたいと考えている若いカップルであっても、こうしたギスギスした緊張感の高まりは、子どもを持つことに心理的なリスクとためらいを感じさせるには十分だ。
とくにこうしたトラブルは公共交通機関の発達した(人が密集して暮らしている)都心で起こりやすい。だが、所詮は都心の問題にすぎないのだから……とは片付けられない。(略)都会で子どもを持つことによる「ただしい社会市民」としての要求を達成する難度が跳ね上がってしまえば、それはそのまま「多くの若者にとって子どもを持つことをためらわせる原因」のひとつとしてダイレクトに結びついてしまう。
~「どんな子育て支援があっても産まないほうがコスパがいい」若者が”子どもは無理”と判断する本当の理由より一部抜粋にて引用~
一昔前は「子育てにまつわる責任」をうっすら分散できた より🔍
(略)親になったからには、栄養や健康にも最大限気を配るちゃんとした生育環境を整えることから始まり、塾や習い事などちゃんとした教育投資を行うことを求められ、ちゃんとした就職先を見つけて独り立ちするまで面倒を見てようやく「ちゃんとした親」とみなされる――それらは核家族化した現代社会の親たちが背負う責任としてはあまりにも“重い”ものだ。
ひと昔前の親たちは、一人当たりが背負う「親の責任」がよくもわるくももっと小さいものだった。かつては核家族化が進んでいたとはいえ、周囲には親族や兄弟がそれなりに暮らしていて、あるいは隣近所の住民ともつながりがあり、子育てにまつわる責任をうっすらと分散させることが可能だった。
~「どんな子育て支援があっても産まないほうがコスパがいい」若者が”子どもは無理”と判断する本当の理由より一部抜粋にて引用~
どんなに支援策があっても「産まないほうがコスパがいい」 より🔍
(略)結局、教育投資を支援する政策をはじめとした子育て支援策がいくら出されようが、子どもをつくってしまえば「社会に迷惑をかけない、世間に顔向けできるちゃんとした親」をやることには変わりはない。最初から子どもをつくらなければ、公共の場で「ただしくない存在」になるリスクをゼロにできるし、なおかつプライベートを全部捧げて「子どもの人生の責任を取るちゃんとした親」という倫理的責務を課せられずにも済む。
そう考えれば「なんだかんだ言っても、やっぱり産まない方がコスパがいい」と考える人が増えることはそれほど不思議ではないし、現に中国や韓国はそうなっている。
~「どんな子育て支援があっても産まないほうがコスパがいい」若者が”子どもは無理”と判断する本当の理由より一部抜粋にて引用~
命を大事にするからこそ、命が生まれない より🔍
現代社会は、歴史上類を見ないほど子供の安心や安全や健康や快適や自由が守られている社会である。また、さまざまな娯楽やエンタメにも恵まれており、通信技術も発展している。子どもにとってはまさしく理想的な時代のようにも思える。にもかかわらず、生まれる子どもは明治大正昭和平成の時代に比べれば圧倒的に少ない。(略)
子どもが「子どもらしく」生きることは推奨されず、「社会の準正規メンバー」として順応することを期待される社会では、親は子どもを持てば持つほど「社会の正規メンバーとしてきちんと育て上げる」という管理責任を厳しく問われる機会が純粋に増えてしまうことになる。(略)
まったく皮肉としか言いようがないが、いまほど社会が安全でも快適でも自由でも平和でもなく、親の責任も子どもの人生もはるかに「雑」に扱われていた時代のほうが、たくさんの子どもが生まれていた。
私たちは、「命」を大切にしすぎたせいで、「命」が生まれない社会に生きている。
~「どんな子育て支援があっても産まないほうがコスパがいい」若者が”子どもは無理”と判断する本当の理由より一部抜粋にて引用~
執筆者&著作のご紹介📝
今回の記事執筆者・御田寺 圭(みたてら けい)さんのプロフィールと、著作を記事より一部抜粋にて以下にご紹介しますね👇
【【著作紹介】】
<矛盾社会序説 その「自由」が世界を縛る>
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<ただしさに殺されないために 声なき者への社会論>
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障害児育児をする親の一人としてトアルが少しお伝えしたいこと
今回ピックアップした記事の内容に関して、皆様はどのようなことを思い、感じましたか?
私自身は、「子育てにまつわる責任」「迷惑をかけてしまった」ときの制裁といった観点も踏まえて考えて若い世代が「なんだかんだ言っても、やっぱり産まない方がコスパがいい」という結論に達することには理解も出来るなぁ…と正直、感じてしまいました。
というのも、(コスパという点にあたるか分かりませんが)我が家でも「娘を一人っ子にするか」、「それとも2人目を産むことを考えるか」といったことを夫婦で考えた際、その間に以下の様なリスクも考えたことがあったために、子どもを産み育てることにリスクを感じる若い世代の考えが他人事ではないように思えたのです。
一方で、障害児である娘をわりと仕事をしながらワンオペで育ててきた身として、若い世代にこんなこともお伝え出来たらなぁ…とも思います。
ちなみに、当ブログでは子育て世代が「ありがとう」と感謝を感じた記事をピックアップした記事がいくつもありますので、気になった方は是非とも記事内容をチェックしてみてください👀✨
👆【こんな素敵高校生がいるなんて✨】めいさんの東京での子連れエピソード掲載記事をご紹介&トアルの経験談も少しお伝え📝(2023年8月4日分)
👆【子連れ電車移動先での有り難いエピソード】記事のご紹介&電車移動の多かったトアルの経験談も少しお伝えいたします👍(2023年7月24日分)
👆【親切にしてくれたあの人に、ありがとうを伝えたい】帰省時期トラブルについての記事紹介と親として・新幹線利用者として思うことお伝え(2023年7月7日分)
👆【助けてくれた人への感謝を伝えたい✨】子ども連れのトラブル対応をした救世主への感謝の記事をご紹介いたします!(2023年5月6日分)
まとめ
今回は、『「どんな子育て支援があっても産まないほうがコスパがいい」若者が”子どもは無理”と判断する本当の理由』という記事をご紹介しました。
なかなかに考えさせられる記事内容ではありましたが…最終的にその人やその人と結婚を考える人が二人で「子どもは産まなくてもよいか」と考えるのであれば、その気持ちは尊重されて欲しいと思いますし、それを良しとしてあたりまえの優しい世の中であって欲しい…とも思ってしまう今日この頃です。
一方で、世の中には子を育てる親に対して温かいまなざしを向けてくれる人達が少なからずいるということも、当記事を読んでくださった方々には伝わると嬉しいなぁ✨…と考えてしまいました🌸
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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ブロトピ:今日の育児日記
「そうか~💡こんなとらえ方やサービスもあるんだなぁ…。参考になったかも」
「こんなに力を抜いても、大丈夫なんだなぁ。勇気づけられた」
「我が家は頑張っている方なんだなぁ。頑張っているよね、自分」など