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【発達障害がある子の不登校にお悩みの方・必見】保護者の3つの質問に臨床心理士の回答内容を記事よりご紹介します!/後編

家族のこと
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 こんにちは、みなさま。

臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。

 現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。

このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!




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【保護者のお悩みに初川先生が回答!】「発達障害のある子の不登校サポートセミナー」で出た質問&回答を3つご紹介📝

 前回に引き続き、ご紹介させていただく記事がこちらになります👇

👆発達障害がある子の不登校「ゲーム依存にならない?」「勉強はさせていい?」「反抗期の関わり方」保護者の質問へのアドバイス【臨床心理士が回答】/LITALICO発達ナビ

 前編の記事については、こちらになります👇



 今回ご紹介させていただく分の記事のINDEXは以下のようになっています

  • Q.きょうだいそろって不登校。対応の注意点やアドバイスは?
  • Q.小5息子の休んだ分の勉強のフォローはどうしたらいい?無理にやらせないほうがいい?
  • Q.長期化した不登校。親はどこまで関わっていいもの?
  • 発達障害のある子どもの不登校。特性はおおまかな指針であり、大切なのは子どもの状態に合わせた対応

 LITALICO発達ナビで開催した「発達障害のある子の不登校サポートセミナー」(2023年1月)にて、臨床心理士・公認心理師・東京都内のスクールカウンセラーも務める初川久美子先生が、不登校サポートに関してお話されています。

 振り返りになりますが、記事内では以下の様に記載されています。

このコラムでは不登校生セミナーでの講演から一部を紹介し、さらにあらたな質問と回答を加え「発達障害のある子どもの特性のふまえ方、自宅での過ごし方、学習のすすめ方」を中心にご紹介します。


Q.きょうだいそろって不登校。対応の注意点やアドバイスは? より

【質問】
中学2年生の娘と、小学4年生の息子が不登校です。姉弟そろって不登校の場合の注意点やアドバイスなどもあればお聞きしたいです。

A.家の生活上のルールは、守ってもらえるようにしましょう。きょうだい一人ひとりがそれぞれの人生を歩めるようにサポートを

【回答】
きょうだい揃って不登校だと保護者の方のご心配や焦りはいかほどかと思います。(略)家の生活上のルールに関しては、2人からとやかく言われたとしても、守るべき線がある場合はどうにか守っていただきたいと思います。一度緩めてしまうとそこを立て直すのはなかなか難しいだろうと感じます。(略)

2人は不登校という広い括りでは似ていますが、違う状況にあると思います。2人がそれぞれ自分の人生を歩めるように、それぞれと話す時間を設けたり、「あなたのいいところはこういうところだね」「こういうことをしているときのあなたはとてもいい表情をしているよ」とそれぞれに伝えていったり。そうして、それぞれが自分のことを自分のこととして考えられるように支えることができたらよさそうだと感じます。

~発達障害がある子の不登校「ゲーム依存にならない?」「勉強はさせていい?」「反抗期の関わり方」保護者の質問へのアドバイス【臨床心理士が回答】より一部抜粋にて引用~

Q.小5息子の休んだ分の勉強のフォローはどうしたらいい?無理にやらせないほうがいい? より

【質問】
小学5年生の息子(自閉スペクトラム症)が11月から行き渋りが始まり、午前中の途中から登校しています。勉強が分からない、授業がつまらないと言うので、休んだ分家で勉強のフォローをしようと思うのですが、あまりやりたがりません。今は無理に勉強させないほうがよいのでしょうか?

A.「無理に勉強させて」いいことはあまりない。「本人がどうしたいか」に合わせて対応の検討を

【回答】

授業を毎回出ていても難しいと感じるお子さんが増え始めるのが小学4年生の後半以降だなと感じるので、小学5年生はなおのこと難しいと思います。(略)

「勉強が分からないなら、その分を家でフォローしたらいいのでは」とおっしゃるのは、ごもっともだと思います。分からない授業を聞くのは「つまらない」ので授業が分かるようにしよう。ただ、それがうまくいくのは、そこにコミットして解決してまで学校の授業に参加したいという強い気持ちがある場合だけだろうなと感じます。(略)小学校高学年以降の親子での学習は、保護者が熱くなりすぎないよう注意も必要です。

「無理に勉強させて」いいことはあまりありません。「勉強したくなったら一緒にやるよ、分からないところは教えるよ」くらいのスタンスでいいように思います。(略)本人に合っていて、やってみたいと思うものをやってみてもいいかもしれません。あまり多くはないですが、勉強は保護者や学校の先生ではない、勉強を教えてくれる専門の人に教わりたいと思うお子さんもいます。塾や家庭教師の先生とだとできる場合もあるので、そうしたことも検討してみてもいいかもしれません。

さまざま書いてきましたが、大事なのは本人がどうしたいかです。(略)一度決めたやり方にとらわれすぎず、本人の気持ちとコンディションに合わせて、適宜変更を加えながら進めていただければと思います。

~発達障害がある子の不登校「ゲーム依存にならない?」「勉強はさせていい?」「反抗期の関わり方」保護者の質問へのアドバイス【臨床心理士が回答】より一部抜粋にて引用~

Q.長期化した不登校。親はどこまで関わっていいもの? より

【質問】
不登校が長期になってきた場合の家での過ごし方(中学生)どこまで親が関わればいいのか知りたいです

A.生活のリズムは、どこで折り合いをつけるかがポイントに。将来に向けて中3ごろから自分で動き始める子どもも。保護者は、進路情報などを集めておくとよいでしょう

【回答】

ネットやスマホは○時までとルールを定めたり、あるいは家庭全体夜間はWi-fiを切ったりなどさまざま工夫される保護者の方もいらっしゃいます。そうしたルールや枠組みでうまくいく場合はそれでいいと思いますが、そこで喧嘩したり、ぎすぎすしたりといったこともよくある話ではあります。どこで折り合いをつけるかはケースバイケースだと感じます(単にそうしたものを取り上げるだけだと、お子さんにとって心のよりどころも失うことになる可能性もあるので、ゼロか100かというよりも、折り合いのつけ方なのだと感じます)。(略)

実際のところでいえば、「高校に(は)行きたい」と考えているお子さんが多く、中学3年生の春夏ごろから高校の見学や説明会に出向くなど動き始めるお子さんは結構います。逆に言うと、そこまでは動きが見られない場合も多いです。動き出す時期のために、進路情報を保護者が集めておく(集めた情報を本人に知らせるかどうかは慎重にと思います。機が熟すのを待つほうがいい気がします)ことなどをしておきましょう。(略)

情報は集めつつも、あくまでも本人が通いたいという意志を見せた学校に進学すること、そのために何校か見学すること。保護者はその手伝いをするということ。それを本人にも折々に伝えていただければと思います。

~発達障害がある子の不登校「ゲーム依存にならない?」「勉強はさせていい?」「反抗期の関わり方」保護者の質問へのアドバイス【臨床心理士が回答】より一部抜粋にて引用~

発達障害のある子どもの不登校。特性はおおまかな指針であり、大切なのは子どもの状態に合わせた対応 より

(略)発達障害はその子どもの一部にしかすぎず、特性だけに焦点をあてても状況がよくならないことも多くあります。特性のふまえ方を大まかな指針として、それぞれのお子さんの特性、性格、環境、こころの状態などを見ながら対応しましょう。

そして何より、子どもも保護者も学校の先生も途中で疲れ切ってしまわないように持続可能なペースでサポートしていくことが大切です。


初川先生のプロフィール掲載いたします👇

 LITALICO発達ナビのコラム記事には、私もいち保護者として間接的にお世話になっています。

 ここでは、今回のコラム記事でもご活躍の初川久美子先生のプロフィールを載せたいと思います👇

初川久美子(はつかわ・くみこ)先生

✅臨床心理士・公認心理師/東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち

✅専門分野:

スクールカウンセリング全般(発達障害、特別支援教育、不登校、いじめ、友人関係、親子関係など)

トラウマケア(特に母親の妊娠・出産・育児トラウマへのケア)

✅著書:

『ポスト・コロナショックの学校で教師が考えておきたいこと』
東洋館出版社

 著書に関してはこちらになりますね👇


トアルしんりしの経験談からの感想も述べたいと思います📝

2人は不登校という広い括りでは似ていますが、違う状況にある

 『Q.きょうだいそろって不登校。対応の注意点やアドバイスは?』の質問に対する、初川先生の回答の中にあった上記の言葉は、日々の心理職業務をこなしている我が身でも強く実感しているところです。

 私自身もきょうだいがいる身なので、同じ親から生まれて同じような環境で育っているのに考え方や進路もバラバラであるのを鑑みると…やはり、一人一人に異なる【個性】があってそれぞれに合ったやり方・生き方があるのも自然なことだなぁ、とも考える次第です。

不登校】という同じ現象に見えることでも、その背景を個別に見ていくときょうだいの分だけ、その理由や経緯は異なっているともいえるでしょう。

例え、状況が似通っていても子どもにそれぞれ個性があるように、親である自身も含めて状況理解の仕方(とらえ方)は様々にあるということを念頭に置きながら関われると、お子さんのみならずサポートをする親御さんにとっても無理のない範囲でのサポート方法や見通しが見つけやすいかもしれませんね。


大事なのは本人がどうしたいか

 『Q.小5息子の休んだ分の勉強のフォローはどうしたらいい?無理にやらせないほうがいい』の質問に対する初川先生の回答の中にあるこの言葉も、お子さんのために忘れたくない大事なポイントだなぁ、と思います。

 私も娘をもつ親として日々の生活の中で感じるのが、「本当にこの行為は『娘が本当にやりたいこと』なのかな?」などと、娘の気持ちが蔑ろになっていないかということです。

そばで見守っている身としては、時にハラハラドキドキしてしまうのですが…これも、子どもの存在を尊重する行為になるのだと自分に言い聞かせて、親としてこれからの子どもの歩む道をある程度、見届けられたらと思っています。

まとめ

 いかがだったでしょうか。

 今回は、LITALICO発達ナビのコラム記事の中より、「発達障害のある子の不登校サポートセミナー」で出た保護者からの質問と初川先生の回答を3つご紹介いたしました。

 我が家も娘が今後、登園・登校を渋りだす可能性があるであろうことを考えると、親として少しでも子どもに寄り添えるような支援方法などを中心に情報収集していきたいなぁと感じています。

 子育てをされているご家庭のみならず、周囲で支える大人の方々や同年代の方々にも少しでも役立つと思ってもらえるような記事やコラムを今後もご紹介していきたいと思います!






  • 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
  • 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
  • なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
  • みんなはどうやってストレス発散してるの?
  • みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?

などなど…

☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***


 ではでは、またお会いしましょう〜!



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