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【通常学級に入れるかどうかを検討中の方、必見👀】記事のご紹介&トアル自身の学んだことをお伝え~記事から学ぶことパート53!~

シリーズもの(家族カテゴリー内)
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 こんにちは、みなさま。

臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。

 現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。

このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!


【発達障害グレーゾーンのお子さんをお持ちの方にオススメ!】記事のご紹介&トアル自身の学んだことを感想をふくめて少しお伝えします📝

 今回、記事から学ぶことの第53弾ということで、ご紹介したい記事はこちらになります👇

👆コミュニケーション、集団行動…発達障害グレーゾーンの子どもを「通常学級」に入れる際の“注意点”/大人んサー

 ちなみに、過去記事(記事から学ぶことの第52弾)についてはこちらになります👇


記事内容について、少しご紹介しますね📝

 冒頭文には、このように書かれています。

発達障害グレーゾーンのわが子の進級先として「通常学級」を選択する場合、どのようなことに気を付けたらよいのでしょうか。自閉症児を育てた筆者が伝えます。

トアルしんりし
トアルしんりし

筆者というのは、子育て本著者・講演家 立石美津子さんになります💡

(略)そうした「グレーゾーン」の子どもの場合、小学校の進級先を通常学級にするのか、通級制度を利用するのか、それとも特別支援学級に行くのがよいのか悩むものです。

 知的発達の遅れがない場合、学力面では問題がありません。その場合、特別支援学級では学習面で物足りなくなるので、通常学級の中で配慮を受けながら頑張らせることもできます。ただし、クラスメートとのコミュニケーションがうまく取れず、いじめに遭う可能性も考えて、落ち着いた環境の特別支援学級にするという選択もあります。

~コミュニケーション、集団行動…発達障害グレーゾーンの子どもを「通常学級」に入れる際の“注意点”より一部抜粋にて引用~

 INDEXとしては以下の通りです📋

  • 通常学級で求められる「2つの力」
    • 【(1)友達とうまくコミュニケーションが取れるか】
    • 【(2)45分間、落ち着いて座っていられるか】
  • わが子の「カルテ」を共有する
トアルしんりし
トアルしんりし

全項目の内容を一部抜粋にてご紹介していきますね👍

通常学級で求められる「2つの力」 より🔍

 通常学級は「35人に対して担任が1人」という配置で、教科書に沿って授業が進められます。知的障害のある自閉症児を育てた、子育て本著者・講演家の私(=立石美津子さん)は、そのような環境下では、次の“2つの力”が求められるように思います。

~コミュニケーション、集団行動…発達障害グレーゾーンの子どもを「通常学級」に入れる際の“注意点”より一部抜粋にて引用~

【(1)友達とうまくコミュニケーションが取れるか】 より🔍

幼稚園、保育園時代はまだ、周りの友達も幼児です。“みんなお友達、みんな仲良し”が通用します。しかし、小学生になると友達関係が複雑化し、グループを作ったり、秘密を持ったりします。

(略)成績の面では何とかなっても、相手の立場に立ったり、コミュニケーションがうまく取れなかったりすると、仲間外れになることもあります。

~コミュニケーション、集団行動…発達障害グレーゾーンの子どもを「通常学級」に入れる際の“注意点”より一部抜粋にて引用~

【(2)45分間、落ち着いて座っていられるか】 より🔍

(略)つまり、45分間は席に着いて机上での勉強に集中できること、さらに、教師の指示に従って集団行動が取れることが前提となります。これらができないと叱られる回数が増え、子どもが自信を失うこともあるかもしれません。

もし、他の子に危害を加えたり、椅子に座っていられず、教室を脱走したりするなどの問題行動があった場合は、「ここにいるのは窮屈だ、つらい」という子どもからのSOSなので、学校側が対応を考えてくれるでしょう。しかし、おとなしいタイプの子は、他の子に迷惑をかけるわけではないので、教師にとっては扱いやすく、放置されてしまうこともあります。

 仮に、「仲間外れになった」「教室を脱走した」などの状況に陥ったからと特別支援学級を選択しても、そもそもは知的発達の遅れがある子どもたちが対象の学級ですから、学力をつけていく上では物足りないこともあります。

 2016年4月に「障害者差別解消法」が施行され、一人一人の困り事に合わせた合理的配慮を行うことが義務化されました。(略)

 もし、「あなたのお子さんは通常学級にいるので、特別扱いはできません」と言われたら、それは学校側に課題があるのではないでしょうか。

~コミュニケーション、集団行動…発達障害グレーゾーンの子どもを「通常学級」に入れる際の“注意点”より一部抜粋にて引用~

わが子の「カルテ」を共有する より🔍

 個別支援計画の作成にあたっては、担任とよくコミュニケーションを取り、次のような「カルテ」を準備し、伝えておきましょう。(略)

  • 成育歴
  • 「特別な配慮が必要な子」としての保育園、幼稚園の担任からの細かな申し送り
  • 主治医や療育施設によるアドバイスの共有(発達検査・心理検査の結果を渡すなど)
  • 子ども本人が「どんなことが苦手」で「どんなことが得意」か
  • 子どもが理解しやすい指示の伝え方
  • パニックを起こしたときの対処法
  • 絶対に避けてほしいこと(例:急に音楽を鳴らさないでほしい。事前予告し、小さな音から徐々にボリュームを上げてほしい)
  • どのようなタイプの友達が苦手なのか、どんなタイプの子と馬が合うか
  • 子ども本人に「障害の告知」をしたか、していないか(他の保護者がクラスメートにカミングアウトする場合は、まず本人への告知が優先)
  • 他の保護者へカミングアウトをするかどうか
  • クラスメートへのカミングアウトをするかどうか。また、その方法

(略) 

 近年、「情緒障害児学級」として、知的発達の遅れがない発達障害の子を対象とした固定級を設置する自治体も出てきました。通常学級と通級指導教室を行ったり来たりしない、固定されたクラスです。このような環境が全国に広まるとよいと感じています。

~コミュニケーション、集団行動…発達障害グレーゾーンの子どもを「通常学級」に入れる際の“注意点”より一部抜粋にて引用~


著者・立石美津子さんのプロフィール&著書のご紹介📚

 まずは、著者のご紹介です。

立石美津子さん

子育て本著者・講演家

✅20年間学習塾を経営。現在は著者・講演家として活動。

✅自閉症スペクトラム支援士。

✅日本医学ジャーナリスト協会賞(2019年度)で大賞を受賞したノンフィクション作品「発達障害に生まれて 自閉症児と母の17年」(中央公論新社、小児外科医・松永正訓著)のモデルにもなっている。

✅オフィシャルブログ👉こちら

✅Voicy👉こちら

 記事内で掲載されている著書を2冊、ここでも紹介しますね👇

1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ


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トアル自身の学んだことを感想をふくめて少しお伝えしますね👀

 我が家の娘は現在、5歳(年中クラスという歳ですね)。

 あと1年で小学校入学ということになりますが、その際にやはり意識してしまうのが、『子どもがどの程度環境に合わせることが出来るのか』という見立てになります。

上記内容を考える際、立石さんが挙げている点(【(1)友達とうまくコミュニケーションが取れるか】【(2)45分間、落ち着いて座っていられるか】)はとても大切な視点であると思います。

 実際に、私の周囲でもお子さんが学年が上がるにつれて、クラスのお友達とのコミュニケーションが複雑になってきてしまい、からかいの度合いを過ぎたいじめの様な現象に巻き込まれてしまった…といった話を聞いたこともあります。

 私自身も心理職として小学校で勤めていた際、低学年・中学年・高学年でずいぶんと友達付き合いの仕方が異なることに驚きを感じた経験がありました。

具体的には、学年が上がるにつれて仲間内で秘密を持つことが上手になったり、特定の子と仲良くしようとする動きが出てきたり、言葉の裏を読むコミュニケーションが増えてきたりといったコミュニケーションの複雑さは感じやすいように思えます。

当時私が感じていた事は、立石さんも記事内で言葉にしていますね。

幼稚園、保育園時代はまだ、周りの友達も幼児です。“みんなお友達、みんな仲良し”が通用します。しかし、小学生になると友達関係が複雑化し、グループを作ったり、秘密を持ったりします。

 娘自身もまだ保育園・幼稚園時代の年頃であるため、立石さんの言う“みんなお友達、みんな仲良し”が通用する頃であるとは思うため安心している反面、今後の成長を考えると、小学校以降の環境は慎重にと思うところがあります。

と言うのも、”娘が周囲と違う点に違和感を覚えて仲良くしてくれないかもしれない人たちが増えたら…という懸念が、これまでの心理職としての経験則から生じてしまっているのです。


つまり、45分間は席に着いて机上での勉強に集中できること、さらに、教師の指示に従って集団行動が取れることが前提となります。これらができないと叱られる回数が増え、子どもが自信を失うこともあるかもしれません。

 集団行動をとるというレベルが、小学校となると保育園・幼稚園のそれと格段に異なるのも事実でしょう。

 心理検査などで明らかになっている(トータルとして)2歳程度の知的水準の娘にとっては、通常学級に在籍する子たちと同じ行動や理解力は求めるのは酷であることは火を見るよりも明らかだなぁ、ということは常々実感させられている次第です💦

おとなしいタイプの子は、他の子に迷惑をかけるわけではないので、教師にとっては扱いやすく、放置されてしまうこともあります。

 立石さんが挙げる通常学級で求められる「2つの力」1つ目の力【(1)友達とうまくコミュニケーションが取れるか】)もそうですが、静かに困っている発達障害グレーゾーンの子にとっては、いかに大人側でも真摯に子の現状を見立てた上で、進級先となる環境を見極めることが重要であるかを実感させられました。



まとめ

 今回は、記事から学ぶことのパート53ということで、【コミュニケーション、集団行動…発達障害グレーゾーンの子どもを「通常学級」に入れる際の“注意点”】の記事をご紹介いたしました。

 診断名がついていないということで、私自身も思うところが多々あったりしますが…一つお伝えしたい事としては、可能な限り親子で「通常学級にする?それとも、他の選択肢にする?」といった話し合いを納得のいく範囲でして欲しいなぁ、ということですね。

ちなみに、これまでの発達障害グレーゾーン関連の記事について以下に載せておきますね👇

👆【『発達障害グレーゾーン』の診断の現状をご存知ですか?】関連記事のご紹介&トアルの経験談(児童精神科受診+α)・思うところも少しお伝え📝(2023年12月10日分)

👆記事から学ぶこと パート11~発達障害グレーゾーンを考える~(2023年1月10日分)



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 ではでは、またお会いしましょう〜!



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