こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
今回は、記事から学んだことの第15弾です。
以前取り上げた、『アゴ山さんの【カサンドラ離婚話】』より別の話を今回はピックアップしたいと思います。
☞過去記事(アゴ山さんの【カサンドラ離婚話④~⑥】を扱った記事)はこちら↓
カサンドラ症候群と周囲の理解について考えた件✏️/『アゴ山さんの【カサンドラ症候群になって離婚した話】〜カサンドラ離婚話44・45・46〜』の一部をご紹介!
以前、アゴ山さんのブログサイト(アゴ山とヤバイ奴ら)掲載の【カサンドラ離婚話】にあたる続きのストーリーを紹介したいと思います。
カサンドラ症候群とは?、をふりかえります
LITALICO発達ナビのコラムサイトでは、カサンドラ症候群を以下のように説明しています↓
カサンドラ症候群という言葉は、精神疾患の診断基準『DSM-5』には記載がなく、正式な疾患名ではありません。ご注意ください💦
カサンドラ離婚話44より
【心から話し合えば、わかり合えない人間なんて居ない…!】【家族である限り同じ気持ち、同じ悩みは共有したいという気持ちが強いタイプ】であったという、アゴ山さん。
そんな彼女(作中ではアコさん)と旦那・ユーマさんとの娘であるしずくちゃん(4歳)。
アゴ山さんは、しずくちゃんの発達障害を疑い、ユーマさんに相談するも今ひとつ煮え切らない返答と共に、市の発達センターにおもむくこととなります。
☞その後のストーリーがこちらに描かれているのですが、一部内容をピックアップします👌
本編は漫画のため、詳細が気になる方は、是非ともブログサイトをチェックしてみてください✅
医師:しずくちゃんの場合は 凄くできる部分と少し遅れ気味な部分があって 凸凹がありますので ADHDとアスペルガーの要素が少しあるんだけど 基準を満たしてる部分も多い 今は自閉症スペクトラムのグレーゾーンという診断が出ました
アコ(アゴ山さん):(なんかハッキリしないからモヤモヤするけど、とりあえず自閉症スペクトラムってことでいいのかな…?)
(略)
あとがき:療育や発達検査を拒んでいたユーマは、結局私が勝手に予約したり行動していることで不満を持っていたのかもしれない。(略)
診断の結果で不満そうにしているユーマにはなんか少しイラっとした。事実は事実なのに。一応どういう気持ちか聞くことにした。
〜カサンドラ離婚話44より一部抜粋にて引用〜
診断名を聞く際に、少なからず衝撃を受けるものですよね💦
カサンドラ離婚話45より
アゴ山(アコ)さんは、旦那のユーマさんに気持ちを聞いたところ…こんな言葉が返ってきたそうです↓
ユーマ:…先生が「今は」って言ってたよね
今は様子見ってことだし また成長したら 治っていくかもしれないよ
アコ(アゴ山さん):(はああ!?)いやあのさ!治るとか治らないとかそういうもんじゃ…
ていうか、発達障がいって何か理解してる?
〜カサンドラ離婚話45より一部抜粋にて引用〜
アゴ山さんのお気持ち、お察しします💦💦💦
旦那さんの場合、アスペルガーということなので、医師からの診断は理解するのも大変だったかと💦アゴ山さんへの精神的なフォローも難しかったかと思います💦
カサンドラ離婚話46より
久しぶりのママ友とカフェで話をするアゴ山さん。
そんなやりとりを描いたのがこちら↓
アコ(アゴ山さん):なんでも話し合える夫婦になるって決めてたし 私も思ったことはすぐ相談するけど
たまに返ってくる答えも毎回かみ合わなくて 段々疲れてきちゃったよー
友達A:えーそれってアコが怖くて何も言えないだけじゃないの!?
友達B:ユーマくん温厚だし 我慢してんだよ!
(略)
ちょっとモヤついたことがあって人に相談しても
私の愚痴は 私のわがままとして受け止められ終わる
他人から見たら 協力的で文句も言わない 良くできた夫なのだ
〜カサンドラ離婚話46より一部抜粋にて引用〜
夫婦関係という距離感と、友人知人の距離感だと、相手の見えてくる姿が変わりますよね💦
まとめ
今回は、『アゴ山さんの【カサンドラ離婚話44〜46】』のご紹介と共に、カサンドラ症候群と周囲の理解について考えたことを書きました。
配偶者との夫婦関係では、婚姻という契約の元で、時に親として子どもを育てる責任も担うなど、様々な苦楽を共にしていく、友人知人関係とは異なったある種特別な関係とも言えるでしょう。
だからこそ、相手から得られるであろう理解や共感が全くと言ってよいほど感じられないと、気持ちも沈んでしまうことは十分にありえると思います。
一番そばにいて分かって欲しい配偶者に、自身の気持ちに寄り添ってもらえないとなると…その分、周囲の大人(友人・知人・親族など)が理解を示してくれることが時に救いになることもあるでしょう。
カサンドラ症候群は正式な疾患名ではありませんが、悩んでいる方は男女問わず少なくはないということを、もっと色んな方々に知っていただけたら幸いです。
- 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
- 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
- なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
- みんなはどうやってストレス発散してるの?
- みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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ブロトピ:今日の育児日記
衝撃を受け、困惑している時にこそ、そばにいる配偶者やパートナーとは気持ちを共有して支え合っていきたいと思うのは、自然なことなのではないでしょうか?