こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
【あなたの心身は大丈夫?👀💦】メンタル不調故のコツに関する記事を紹介&トアルの精神科・心療内科勤めの経験談や個人的に思うところも少しお伝えしたいと思います!
このような過去記事を作成しています👇
👆【『メンタル不調時』の病院行く・行かないの判断のコツをご存知ですか?】関連記事のご紹介&トアルの経験談(精神科・心療内科勤めの経験)・思うところも少しお伝え📝(2023年12月12日分)
新年度に際して、新しい環境に身を置く方も多いかと思います。
園や学校に入る新入生や、新しい職場で働くことになった新社会人…
今回は、社会人として仕事をこなすうちに、気づけば長時間労働の末の地獄を味わってしまう、ねこくんの漫画内容が掲載されている記事をご紹介したく思います。
<その①>👆定時直前に頼まれる仕事、長時間労働の日々。これが普通なの?/残業地獄のねこが転職するまでの120日間の記録(1)/レタスクラブ
<その②>👆起き上がれない朝、体からのSOSで決意「もう限界なんだ」/レタスクラブ
では、早速その内容をご紹介していきたいと思います📝
漫画内容を文字にて表記しておりますので、ご承知おきくだされば幸いです。
2つの記事内容をこちらで少しご紹介いたしますね👇
<その①>の記事については、以下の通りです。
残業が当たり前の職場から抜け出し、転職したい!(略)
残業が常習化する会社に15年勤める、あおいしさんこと「ねこくん」もその一人。定時直前に頼まれる大量の仕事、パワハラ気質な上司、なかなか休暇が取れない職場の雰囲気…そんな過酷な労働環境を変えるべく、ねこくんが転職を目指すまでのエピソードを紹介します。
※本記事はあおいし著の書籍『残業地獄のねこが転職するまでの120日間の記録』から一部抜粋・編集しました。
<1~3枚目>
【(略)アニマル出版社に勤める一匹のねこリーマンがいた…】
ねこくん『今日も提示で上がれなかった 原因は分かっている ぼくの帰りを邪魔する存在がいるからだ…!』
(略)ねこくん「よし!仕事終了!帰ろう!」
部長「ねこくん この明日の会議資料…なるはやで作ってほしい」(略)ねこくん「今からですか?」
部長「何?俺から言われたことができないの?(圧)」ねこくん「で…で できますっ…(ビクッ)」(略)
(ハッ)ねこくん「…思い出したら悲しくなってきた さっさと終わらせて帰ろう!」
~定時直前に頼まれる仕事、長時間労働の日々。これが普通なの?/残業地獄のねこが転職するまでの120日間の記録(1)より一部抜粋にて引用~
次に、<その②>の記事のご紹介になります。
<1~5枚目>
(略)ねこくん『全く… 眠れなかった…』
ねこさん「…そろそろ起きないと あっ…あれ…?」
ねこさん『体が全く動かない…!』(略)ねこくん『今日行かないと進行が遅れてしまう 行かないと… ぼくが行かないと…!』
ねこくん「えいっ!(ガバッ)」
ねこくん「あ…(ぐらっ)」(略)(バッターン)
ねこくん「あ… やばい… 目…目が回って 動けない…」(略)
ねこくん「鎮まれ 鎮まれ…!」ねこくん「(はぁはぁはぁ)だめだ…起き上がれない かっ… 会社に連絡しないと…」(略)
ねこくん「あああ休んだら 絶対に責められる」
ねこくん「怖い…でも時間がない!」(略)ねこくん「あ…あの ね…ねこです…」
~起き上がれない朝、体からのSOSで決意「もう限界なんだ」より一部抜粋にて引用~
うさぎさん「ねこさん?」ねこくん「すすみません…体調が悪くて…今日は休みます」うさぎさん「了解です お大事に」ねこくん「ぶ…部長にもお伝えください」うさぎさん「伝えときま~す」(略)
ねこくん「や…休めた…!(ホッ)」(略)
ねこくん「安心したら…急にお腹が空いたな 何か食べよう…」
<6~8枚目>
【具なし冷凍うどん】
ねこくん「料理とは言い難いけど久々に自炊したな…」(略)
ねこくん「あったかいお出汁のにおいだ ご飯のにおいで食欲が刺激されるなんていつぶりだろう」(略)(略)ねこくん「空っぽだった胃が… じんわりと温まる感じだ」(略)
ねこくん「…おいしい ちゃんと味がする…! 仕事中は何を食べても味がしなかったのに」(略)ねこくん「限界だったんだな… ぼくはもう…」
~起き上がれない朝、体からのSOSで決意「もう限界なんだ」より一部抜粋にて引用~
ねこくん『その時 決心したんだ』
ねこくん「今の仕事辞めよう…」
記事内に登場する書籍をご紹介📚✨✨
今回、紹介している記事内に登場する書籍をご紹介したく思います👇
<残業地獄のねこが転職するまでの120日間の記録>
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トアルの精神科・心療内科勤めの経験談や個人的に思うところも少しお伝えしたいと思います📝
はじめ記事内で紹介されている作品を読んだ時、その心理描写が非常にリアリティがあり、私自身の中に妙に刺さったのが鮮明でした。
絵の良し悪しという点よりも、如実に心のいっぱいいっぱい加減(=限界加減)を表現できているといった感じでしょうか…その様子が、私がこれまで心理職として各所で様々な悩みを抱え心身の不調を感じる相談者さん達・関係者の方達の様子(姿)に、不思議と重なって見えたのです。
過去に私自身も、学生時代に自身のキャパを超える問題を抱えてしまったが故に、勉強も手につかず、気力も失ってしまい、登校がままならない状態になりました。
これは、<その②(起き上がれない朝、体からのSOSで決意「もう限界なんだ」)>の記事の中で、ねこくんが見せた体からのSOSサインにも通じるものがあるように思います。
(略)(バッターン)
ねこくん「あ… やばい… 目…目が回って 動けない…」(略)
ねこくん「鎮まれ 鎮まれ…!」
ねこくん「(はぁはぁはぁ)だめだ…起き上がれない かっ… 会社に連絡しないと…」(略)
ねこくん「あああ休んだら 絶対に責められる」
ねこくん「怖い…でも時間がない!」(略)
上記の部分の表現は、まさに私も学生時代に経験したことがありました。
さらには、娘を育てていく中でワンオペ+仕事+その他の責任を伴う雑務がタイミング悪く重なりあってしまうと、(疲労していたというのもありますが)たま~にではありますが、身体がまるで自分の物ではないみたいに思うように動かなくなってしまうことがあります。
そんな状態を伴侶や私の両親は理解していてくれていますが、変なところで責任感を感じてさも大丈夫な様に周囲にふるまってしまう節があるが故に、プライベートな人間関係での連絡が時折滞ってしまうことがあったりします。
プライベートな人間関係であれば、改めて私自身の状況を説明する機会があるので謝罪も含めて相手に迷惑をかけたことを誠心誠意で示すことが出来るのですが…これが仕事の連絡のやり取りに滞りが生じてしまうと、その罪悪感と言い訳など言えない状況から更なる心身の不調を招きかねない負のループ沼に陥る可能性が高くなっていた経験が私にはありました。
心身の不調時には、頭の中でとにかく悪い方向の未来ばかりを考えては不安を増やしてしまい、結果として何かしたらのアクションを起こすことで自身が捉えられていた不安な結果を招かなかったことに安堵したり、「なんでこんなことで悩んでしまったのか…」と自分を否定することを考えたりしていました。
ねこくん「…おいしい ちゃんと味がする…! 仕事中は何を食べても味がしなかったのに」
(略)ねこくん「限界だったんだな… ぼくはもう…」
ねこくん『その時 決心したんだ』
ねこくん「今の仕事辞めよう…」
ねこくんもあまりにストレスの渦中に身を置いていた故に、食事の味を感じることすらも叶わない程にまず心に余裕が無かったことが窺えます。
何かにとらわれてしまい、そこに悪い意味で一点集中してしまうことで周囲が見えなくなるということを、仮に『心に余裕がなくなる』と表現するのであれば、その視野を広げるにはどんなアプローチが自分には適切であるのか?…と考えることは、ストレスの限界による体のSOSサインの解決策を考えることに繋がるのではないか、と個人的には思います。
まとめ
今回は、『定時直前に頼まれる仕事、長時間労働の日々。これが普通なの?/残業地獄のねこが転職するまでの120日間の記録(1)』『起き上がれない朝、体からのSOSで決意「もう限界なんだ」』という2つの記事のご紹介と共に、少しばかりトアルの経験談(精神科・心療内科勤め)と個人的に思うところもお伝えさせたいただきました。
心理の世界では、相手を理解する際に『身体化(=精神現象が身体症状として現れること~MSDマニュアルサイトより一部抜粋にて引用~)』という現象を解釈時に取り入れることがあります。
つまりは、ねこくんの場合で言えば…体が動かない状態になったのは、心のSOSサイン(悲鳴)が出ていると理解した方が自然かと思います。
そして、ストレスをこれ以上蓄積していかない・減らしていく様に対処することは大切な訳ですが…その解決策や方法に関しては、(万人うけするものもあるのでしょうが)その殆どが個人差がある(「私にはこのストレス発散方法は当てはまるが、相手にこの方法は当てはまりにくい」というものが存在する)ことも理解して取り入れていくのが良いかと思います。
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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