こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
【「休むのが下手な人」とは…?】記事のご紹介&トアル自身の学んだことを少しばかりお伝えします📝
今回、記事から学ぶことの第48弾になります📝
☞過去記事(パート47)については、こちらになります✨
👆心療内科医が教える「休むのが下手な人」の特徴…「過剰適応」で他者のニーズに縛られていませんか?/マネー現代
書籍のご紹介📚
ちなみに、記事内に掲載がされている書籍を簡単にご紹介いたします👇
<心療内科医が教える本当の休み方>
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記事内容をご紹介したいと思います👇
記事の冒頭文には、このように書かれています。
心身の調子が悪いのにもかかわらず、休むことができない人がいる。そうした人の心理には、心配をさせたくない、迷惑をかけたくない、評価を下げたくない、スキを見せたくない……といった「過剰適応」が潜んでいるという。新刊『心療内科医が教える本当の休み方』を発表した医師の鈴木裕介氏が、過剰適応に苦しむ人たちへ処方箋を贈る。
INDEXとしては、以下の通りです📋
- 「休める環境」を確保することの難しさ
- 「過剰適応」が休むことを妨げている
- 他者ではなく「自分のニーズ」に応えよう
今回は、全項目の内容を一部抜粋にてご紹介したいと思います👀✨
「休める環境」を確保することの難しさ より🔍
自らの疲労、ダメージを自覚し、「休んだほうがいいかも」と気づいたとしても、「休む」を実行するには、そのための環境を確保しなければなりません。(略)
しかし、素直に「自分が不調である」ということを第三者に伝えられる人が、どれだけいるでしょうか。
心配をさせたくない、迷惑をかけたくない、評価を下げたくない、スキを見せたくない、といったさまざま心理が、「休みたい」と伝えることの障壁になってしまうのです。(略)
また、疲労が蓄積するほど思考力が下がるため、合理的な意思決定は困難になり、自己評価も下がるので、ますますヘルプを出すことが困難になります。(略)
精神科医の松本俊彦先生は「自分のつらい気持ちを打ち明けることは、『清水の舞台から飛び降りるほどの勇気』が必要なことである」と言っています。(略)
また、実際に休みに入っても、「働いていない」罪悪感から落ち着けなかったり、「役に立てていない」自分が許せずに、何か資格の勉強を取ろうとしたり、自分への怒りをつのらせて疲弊してしまう人も少なくありません。
「休みをきっかけに何かを変えないといけない気がする。このまま仕事に戻っても、また元通りになって、何度でも繰り返してしまう気がして、それが一番怖いんです」という不安を訴えた方もいました。
休むための環境を確保することは、甚大な心理的コストを必要とする技術なのです。
~心療内科医が教える「休むのが下手な人」の特徴…「過剰適応」で他者のニーズに縛られていませんか?より一部抜粋にて引用~
「過剰適応」が休むことを妨げている より🔍
この困難さに大きく関連する要因として「過剰適応」という概念があります。(略)
過剰適応とは、周りの環境に配慮し、他者に調和することを重視しすぎて常に気を張っている状態で、精神的にとても消耗しやすいのです。
端的にいえば、「自らのニーズよりも、他者のニーズを満たすことを重視しすぎて疲弊していること」です。(略)
私たちは、他者や社会と関わらずに生きていくことはできません。社会的な関わりが欠如すると、不安は増し、心身の健康は失われます。
また、社会的に排除され、自ら望まない孤独に苛まれることは、人間の生命にとって破壊的なダメージを与えます。(略)
孤独を避けるという目的ではなくても、私たちが「社会の中で、より良い自分でいたい」という願いを持つことは自然なことです。
ですから、社会で他者と共生している以上、ある程度他者のニーズを満たすことは必要不可欠なことだといえるでしょう。(略)
誰かの役に立てることは、人生の生きがいや豊かさの源泉になりうるものです。
~心療内科医が教える「休むのが下手な人」の特徴…「過剰適応」で他者のニーズに縛られていませんか?より一部抜粋にて引用~
他者ではなく「自分のニーズ」に応えよう より🔍
ただ、残念なことに、社会は私たちにとって必ずしも安全・安心な場所であるとは限りません。
守られるべき自分の領域を侵害(ラインオーバー)され、他者のニーズによって一方的に振り回されること、傷つけられること、理不尽な要求をされることがしばしばあります。
あるいは逆に、他者への貢献に依存するかのように、自らの責任範囲を超えてまで他者の役に立とうとする人も決して少なくありません。(略)
平日は主に仕事で、会社や同僚、取引先といった他者のニーズに応え、休日は家族や恋人、友人といった他者のニーズに応える。
そのような状態が続いているせいで、自分のニーズに応え、自分の心と身体の疲れを回復させるために時間を使うことができない。
こうした状態がまさに「過剰適応」です。(略)
そのような状態が続けば、人は必ず心身の調子を崩すようにできているのです。
~心療内科医が教える「休むのが下手な人」の特徴…「過剰適応」で他者のニーズに縛られていませんか?より一部抜粋にて引用~
トアルしんりし自身の学んだこと・感じたことを少しばかりお伝えします📝
過去記事で『休む』ことに関しての記事を取り上げています。
👆【あえて「休む」って悪いこと?】記事から学ぶことパート16!〜仕事も子育ても「休む」ことの大切さを見出してみた件〜(2023年2月9日分)
そこで私自身の考えや経験なども書いています👇
特に子育てに関しては、今回の紹介記事内にも述べられている様に、【「休んだほうがいいかも」と気づいたとしても、「休む」を実行するには、そのための環境を確保しなければ】という点は、自身が休みたいなぁ…と感じる際は都度感じている次第です。
トアルの状況でいえば、娘を伴侶や一時保育に預け、その間に日用品の買い物や美容室や研修会や学会に参加することの他、ゴロゴロしながらサブスクや推し活をしたりといったことで息抜きをしている感じ(?)でしょうか。
なお、(過去記事でも少し書いている内容でもありますが)平日は保育園に娘を預け、自身の好きな仕事(本業の心理業と副業のブログ作成など)に没頭していることは、ある種のリフレッシュになっています。
そして、今回の記事内でも出ていた『過剰適応』という視点では、休むのが得意ではなかった私にとっても当てはまる点が多々ありました💦
元来の私の性格として、「他者のために頑張ることが多い」「頼み事は断りにくい」というものがあり、その性格面は対面で相手の相談をうけるという心理職という、今の職業にも活かされている部分もあるかもしれません。
しかしながら、思えばそんな性格もある種の『過剰適応』な面ともいえるのかもしれない…と大学院生の頃に自身の中で腑に落ちた部分が多く、そこからは四苦八苦しながらも「休むなら、自分を大切にするために休む」ということを少しずつ出来るようになっていった様に思います。
さらには、声を大にして過去の自分にも言い聞かせたいこととしては、『人を頼ることは悪いことではない!困ったら相談してみなさい』ということですね👌✨
まとめ
今回は、記事から学ぶことのパート48ということで、【心療内科医が教える「休むのが下手な人」の特徴…「過剰適応」で他者のニーズに縛られていませんか?】をご紹介いたしました。
平日は主に仕事で、会社や同僚、取引先といった他者のニーズに応え、休日は家族や恋人、友人といった他者のニーズに応える。
そのような状態が続いているせいで、自分のニーズに応え、自分の心と身体の疲れを回復させるために時間を使うことができない。
こうした状態がまさに「過剰適応」です。
仕事においても、家庭においても、その他のプライベートにおいても、休むことに対して一種の罪悪感を感じるようであれば、今回紹介した記事内容をふと思い出し、改めて自分自身を大切にする休み方が出来たらなぁ…と切に思う次第です。
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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