こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
今回は、雑誌・Wedge(ウェッジ)内の記事についてご紹介と、記事内の【タックマンモデル】について心理職を目指して修練していた学生時代の経験談をお伝えしたいと思います。
☞ちなみに、Wedge(ウェッジ)内の記事について紹介した過去記事はこちら👇
記事のご紹介&タックマンモデルについて考えたことを書きたいと思います
雑誌・Wedge(ウェッジ)2023年1月号内の記事→MANGAの道は世界に通ず 第22回『スラムダンク』に学ぶ最強組織のつくり方について一部抜粋にてご紹介したいと思います。
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記事についてご紹介!
☞記事内の文章を一部抜粋してご紹介しますね↓
組織論の古典として、心理学者であるブルース・W・タックマンが提唱する【タックマンモデル】について記事内ではまず説明され、『スラムダンク』という作品が、「最強チームを作る」ことにフォーカスしているといった点も指摘しています。
「タックマンモデルとは何か?」
記事内ではこのように紹介されています👇
【フォーミング】
初めましての段階。
例として、「新入生たちがクラスに入ったばかりの状態」「名刺交換をし終えたビジネスマンの集団」などをあげている。
【ストーミング】
組織内でいさかいが起こり、トラブルにまみれた状況。
【ノーミング、パフォーミング】
ストーミングを乗り越え、組織に一体感が生まれた熱量の高い段階。
【トランスフォーミング】
目的を終え、解散する。
☞これら4段階が、春夏秋冬で表現され、組織が高いパフォーマンスを発揮するには、お互いが全力でぶつかり合う喧嘩状態=「ストーミング」を乗り越えることが必要とのこと。
そして、記事内ではこの様にもまとめられている↓
『スラムダンク』では、まさにこの姿が描かれている。
暴力的な不良たちに自由を侵されそうになり、戦って乗り越え、主人公の桜木花道も、自分が原因で負けた試合という挫折を乗り越えていく。チームメイトたちはぶつかり合いながらも、互いの特徴や個性を認めていくのだ。
〜Wedge(ウェッジ)2023年1月号 MANGAの道は世界に通ず 第22回『スラムダンク』に学ぶ最強組織のつくり方について一部抜粋にて引用〜
『SLAM DUNK(スラムダンク)』についてご紹介!
2022年冬にアニメ劇場版が上映している『スラムダンク』。
原作の連載自体は、1990年〜1996年になされていました。
当時から大ヒット漫画として名高く、アニメも1993年〜1996年に放送していました。
主人公の不良少年桜木花道の挑戦と成長を軸にしたバスケットボール漫画。単行本第21 – 23巻の初版発行部数250万部は、当時としての最高記録である[1]。2017年8月時点でシリーズ累計発行部数は1億7000万部を突破している[2]。
〜Wikipedia SLAM DUNKより一部抜粋にて引用〜
当時、漫画やアニメを見ていた世代としては、『バスケ漫画の代名詞はスラムダンク』といった想いがなんとも強かったですね!
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タックマンモデルについて考えたこと〜心理職を目指して修練していた学生時代の経験談〜
心理職を目指すにあたって、大学院生として長期休暇返上での同期との研修の日々は、まさに私と同期を【ストーミング】から【ノーミング、パフォーミング】へと押し上げた体験だったと記憶しています。
同期全員でエンカウンター・グループ(正確には、※ベーシック・エンカウンター・グループですね)のプログラムを連日連夜行い、そこでお互いの意見をぶつけ合いながら、気まずい思いをしつつも、それでも合宿をしている限りは一緒に食事を共にし、就寝するといった苦楽の日々を過ごす・・・気付くと、お互いに数多の困難を乗り越えてきた歴戦の友のような、最終的にホンネもタテマエもひっくるめて、ひとりの個人として(同期全員に対して)その存在や意見を尊重できるような自分がいた気がします。
☞「そんなことを考えていたのか💦」「こんな風に相手を意識していたのか!」「うわ~💦知りたくなかった」「なんでそんなこと言うんだろう・・・」などといった、それはそれは様々な意見をぶつけ合いました。
あらためて、タックマンモデルはスラムダンクの組織の在り方を表現するにはピッタリなモデルであると感じられます。
私自身が経験した日々での志を同じにした仲間とのぶつかり合いも、桜木花道たちの経験とは異なるものの、衝突してはトラブルを乗り越えて結果として一体感を得ていたという点では、タックマンモデルにおける【ノーミング、パフォーミング】を達成していたのかもしれないなぁと考えました。
※ベーシック・エンカウンター・グループとは👇
1940年代後半に非指示的カウンセリングの創始者であるカール・ロジャースがカウンセラーの訓練から考案し、60年代のヒューマンポテンシャル運動の中で発展した。人間関係能力の開発と心理的成長にフォーカスしたグループ体験である。1~2名のファシリテーター、10~15名の参加者、2~3時間のセッション、2~3泊の宿泊形式で行われることが多い。
〜Wikipedia エンカウンターグループより一部抜粋にて引用〜
まとめ
今回は、雑誌・Wedge(ウェッジ)2023年1月号内の記事についてご紹介と、記事内の【タックマンモデル】について心理職を目指して修練していた学生時代の経験談をお伝えしていきました。
記事では日本企業が現在、ストーミングがなかなかなされていない場所が多く見られるといった興味深い見解も書かれています。もし詳しい内容が気になった方は、本書をめくってみてはいかがでしょうか?(他の記事も面白かったですよ♪)
日々の生活をしていると、何気ない場面で心理学の知識が活きることがあるということを実感します。
娘の育児に関しても、心理職として培ってきた経験値が、娘のふとした一見すると不可解で摩訶不思議な行動を紐解くヒントになってくれることもありますし、療育に関してもスタッフの先生との共通言語・共通理解が多いため、娘への見立ての共有もしやすく良かったなぁと感じることが多いです。
- 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
- 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
- なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
- みんなはどうやってストレス発散してるの?
- みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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