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なぜ、前向きになれるのか?~ソクラテス式問答法を用いた子育て術~

なぜ、前向きになれるのか?(心身カテゴリー内)
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 こんにちは、みなさま。

臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。

 現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。

このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!

よく言われるのですが・・・何故だか考えてみました

前向きだよね!何で、そんなにポジティブに考えられるの???」



「正直、発達障害の我が子を育てるって、思う以上に大変だと思うんだけど・・・めっちゃ楽しそうにしてるよね。辛くないの?」

 ↑よくトアルしんりしがプライベートで言われてきた言葉です。

 友人、知人、SNSなど、様々な人に言葉は違えど、ニュアンスは同じことを言われてきています。



 その時はあまり深く考えていなかったのですが・・・この前、記事を書いているとふとあることに気づきました。



 普段の生活の中でも、”しんりしとしての『技法』を自分の考え方・捉え方として癖づけているのではないか・・・?”と。

 今回は、その中の1つをご紹介しますね!

ソクラテス式問答法

 お聞きになったことがありますか?あまり聞きなれない言葉かもしれません。

ソクラテス式問答法(そくらてすしき もんどうほう)とは、こういったものです↓

ソクラテス式問答法(英: Socratic Method、Socratic Debate)は、反対の立場にある個人間での質問と討論の形式であり、理性的思考を刺激しアイデアを生み出すための質問と回答に基づく。エレンコスとも。

弁証法の一種であり、対立する観点同士で戦わせる弁論の形式となることが多い。一方が自説を補強するなどして、もう一方に矛盾を気づかせる(帰謬法)。

ソクラテス的発問 (Socratic Questioning) とは、元の質問に対して質問で応えることを意味する。これは、会話の進行に合わせて、新しい質問を再定式化することを最初の質問者に強いる。

~ウィキペディア フリー百科事典より引用~

 「ん?」「なんだか難しそう;;;」と感じるでしょうか😅



 例をあげてみますね。


太郎さん
太郎さん

お金があれば、この世でなんでも出来るよね

花子さん
花子さん

なんでもって、いうと?

太郎さん
太郎さん

お金がないとまず、欲しいものが買えないだろう!

花子さん
花子さん

じゃあ、物を買えるってことが、なんでもできるってこと?

太郎さん
太郎さん

物だけじゃないよ~💦

花子さん
花子さん

じゃあ、値段がついてないものは?

友人や恋人はお金で作ることができるってこと?

太郎さん
太郎さん

お金目当ての友人や恋人はいる、ね

花子さん
花子さん

その人たちって、本当に太郎さんのことを大切だと思ってる?

太郎さん
太郎さん

そうとは言えない、かな💦

花子さん
花子さん

太郎さんは、その人たちを友人や恋人と呼べる?

太郎さん
太郎さん

う~ん・・・本当の意味で『友人』『恋人』と呼ぶことは出来ない、かな

花子さん
花子さん

お金さえあれば、なんでも出来るんじゃないの?

太郎さん
太郎さん

う~ん・・・・・・お金で手に入れられないものは、あるんだね💦

 こうやって、自分の中の疑問に対して、「それってどういうこと?」「つまり、こういうこと?」と、自分に問いかけて深堀りしていく姿勢のことです。

実生活でつかってみると、こんな感じ☟

 娘の子育てに関しては、こんな感じで私はソクラテス式問答法を使っています。



「なんでうちの子が障害もちなのか?」

⇒「障害もちではダメなの?」

⇒「だって、どう育てればよいかわからないし、不安」「経済的になんらかの制限が出来るかもしれない、生活できるか不安」

⇒「ネットとかで調べても、不安なの?」「経済的に制限が出来ても、生活できる家庭とかあると思うけど?」

⇒「う~ん、具体的にどんな子育て法が良いのかピンとこないし、障害もちの子を育てている家庭の経済状況なんてそうそう知れないよ~」

⇒「じゃあ、それらが知れれば安心するの?」

⇒「う~ん・・・・どうだろう。よくわからない」

⇒「例え知りたいことを知ったとしても、安心するかどうかわからないんだね」

⇒「そうだね。なんか結局、解決しないね」

⇒「じゃあ、人と同じでなくともよくない?人のことを知ることで安心しないなら、知っても仕方がないのかも?」

「確かに。子どもが障害かどうか、それで大変なことは出てくるだろうけど、人と同じでないと不幸せ・不安という訳でなく、うちはうちの幸せ・安心があるんだろうな~」


 こんな感じですね♪

突きつめて考えていくと、「あれ?そういえばそうだよね。なんでこんなに悩んでるんだ、自分は」という考えに至ることもあったりします。

 他にもこんな感じの疑問での問答を良くしていたような気がします(今は解決済みですね)。

  • 「2人目を産もうか、どうしようか?」
  • 「扶養の範囲を抜けてフルタイムで仕事しようか、どうしようか?」
  • 「療育を今受けるか、どうしようか?」
  • 「児童精神科に受診しようか、どうしようか?」
  • 「児童精神科で子どもの薬を出してもらうか、どうしようか?」などなど

 何かを突きつめて考えている最中は、その途中段階での考えだけで大きな決断をするのは避けるのが良い、と私は思います(例えば、「転勤族だけど、子どもが小学生になるから家をこの土地で買った方がよいのか?」等)。

まとめ

 最初はなかなか意識をして問答法を使っていないと、ついついいつも使っている自身の考え方に戻ってしまうでしょう。

☞しかし!これが日々の積み重ねで癖づいてくると・・・無意識的(ほぼ自動的)に出来る様になっちゃうんですね***

 みなさんも歯磨きを毎日しないと気持ちが悪くなったりしませんか?☜それと一緒です!

 癖づける(ルーティーン、パターン化する)ことって一度身につけてしまうと、続けられたりするんですよね。

 ズボラな私でも出来たことですので、試してみる価値ありですね♪



☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』『私たち頑張ってるよね~』と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***



 ではでは、またお会いしましょう~!



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