こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
今回は、トアルしんりしは語りたいシリーズ第7弾です。
☞トアルしんりしは語りたいシリーズ過去記事(シリーズ6)はこちら👇
【ファッション発達障害!?】元内科医の精神科医のインタビュー記事のご紹介&発達障害と向き合うことについて体験談を通して思うことを書きます
今回取り上げるインタビュー記事はこちらです↓
👆発達障害ではない人が自称する「ファッション発達障害」とは?/DIAMOND onlineより
👆『発達障害、うつサバイバーのバク@精神科医が明かす 生きづらいがラクになる ゆるメンタル練習帳――そこそこ幸福に生きる40のコツ』 ダイヤモンド社 バク@精神科医
👆kindle版はこちらです♪
トアルしんりしは語りたいシリーズはこんなスタンス👇
ご存知の方々には復習になるかと思いますが…改めてアナウンスです📣
✅記事から学んだこと以上に、漠然と感じたことなどが中心になっています
✅そのため、少しプライベートな見解が入っているかな?と思われます😅
✅心理職目線や子育てをする親目線といったものが交差した意見も多めかと💦
記事(発達障害ではない人が自称する「ファッション発達障害」とは?)について内容をちょこっとご紹介します☆
インタビュー記事の目次としては、この様につあります↓
一部抜粋にて紹介しますので、詳細が気になった方は本文を参照してください♪
本インタビュー記事では、『発達障害、うつサバイバーのバク@精神科医が明かす 生きづらいがラクになる ゆるメンタル練習帳――そこそこ幸福に生きる40のコツ』の発売を記念して、「発達障害とはそもそも何なのか」「発達障害で悩む人はどうやって社会に適応すればいいのか」ということを、バク先生に質問したものだそうです。
ADHDの当事者でもあるバク先生は、日常生活の工夫次第で『発達障害』の生きづらさもラクになる、というお考えをお持ちです。共感できる部分がありますし、本書の内容が凄く読みたくなります!
バク@精神科医さんとは?簡単に(一部抜粋にて)ご紹介させていただきます!
バク@精神科医さんのプロフィールを、今回のインタビュー記事より抜粋にてご紹介させていただきます。
バク@精神科医さんの過去がなかなかに紆余曲折しており、そういったご苦労様をされたからこそ、患者さんに寄り添う精神科医になられているのが納得です✨✨✨
では、インタビュー記事の内容をみていきましょう👇
【チェック①】発達障害は甘えではなく脳の特性
では、本インタビュー記事内容について見ていきたいと思います👀✨
──ただ、「発達障害は甘えでしょ」という声も耳にしますよね。認知度が上がったわりには、正しい理解が広がっていないのでしょうか……?
バク:「甘えるな」とか「根性でなんとかなる」とか言われる人はとても多いんですが、発達障害は脳の特性なんです。
たとえばADHDは、ドーパミンという脳内の神経伝達物質になんらかの問題が起きている可能性が高い、と最近の研究結果で言われていて。
~発達障害ではない人が自称する「ファッション発達障害」とは?より一部抜粋にて引用~
流石、医師ですよね!
発達障害=脳の特性や、ドーパミンにおける研究結果に触れています。
それらの研究結果が分かるよりはるか昔には、こんなことを発達障害のお子さんの親御さんはいわれていた悲しい現実があります。
子どもと一緒にいる時間の長い親のほうが、時折周囲や親戚に子どものことで上記のような小言を言われる機会があったりすることを考えると…とても辛いものがありますね。
発達障害という言葉が昔に比べて聞きなじみが出てくるようになる一方で、詳しい発達障害の情報が認知されずに誤解されたり、曲解されたりする機会も増えているようにも感じます。
【チェック②】ADHDとアスペルガー症候群の違い
──ADHDもASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群)も、どちらも同じような言動をとるのですか?
バク:どちらも衝動性があるので、思いついたことを瞬間的にやってしまうのは一緒ですね。
ただ、アスペルガーとADHDの違いは、「ハゲだ」と言ってしまったあとの反応です。アスペルガーは共感性が低い傾向にあるため、他人の感情に寄り添ったり、「こんなことを言ったら相手が傷ついちゃうだろうな」と感じ取ったりするのが苦手なんです。(略)
でも、ADHDの場合は、衝動性があるだけで共感力はまあまああるので、「ハゲにハゲって言ってもうたあ~~~!」とすっごい落ち込むんですよ。
~発達障害ではない人が自称する「ファッション発達障害」とは?より一部抜粋にて引用~
ADHDとアスペルガー症候群の違いにあげた、バク先生の具体例がとても『言い得て妙』で共感できるところが多いなぁと思いました。
私自身も、思い当たる衝動的な行動が多いこともあり、「当てはまることがあるある~💦💦💦」と過去の失敗経験談を振り返り、一人頷いていしまいました。
【チェック③】「発達障害は甘え」という誤解が生まれる理由
──なぜ、「発達障害は甘え」という誤解が生まれてしまうのでしょうか? 私、何人かの人から「病院に行って相談したら、そりゃあ誰でも発達障害って診断されるでしょ」という声も聞いたことがあって。病気じゃなくて思い込みだ、ちょっとした性格の違いだ、と思っている人が多いんだなあと驚いた記憶があります。
バク:いや、精神科できちんと検査しますから、定型発達の人が「発達障害」と診断されることはびっくりするほどないですよ。(略)
おそらく、「生きづらさ」を病気のせいにしたい人がセルフ診断して、「病気だからしょうがないじゃん」と自己完結してしまっているんでしょうね。(略)
いや、今ね、そういう「ファッション発達障害」の人、めちゃくちゃ多いんですよ。「ADHDだから遅刻してもしょうがないじゃん」とか「ADHDだから提出期限破っちゃった」とか文句を言うわりに、病院に行ってちゃんとした治療はしない。
~発達障害ではない人が自称する「ファッション発達障害」とは?より一部抜粋にて引用~
「ファッション発達障害」という言葉、(お恥ずかしながら)個人的にはあまり聞きなれなかったため、「あれ?それだと私も、もしかしたらそれに当てはまってしまう?」と焦ってました💦
(そうは言っても、仕事やプライベートでの遅刻や提出期限破りにならないようには日々気をつけているためか…今のところ、「私、○○だから遅刻しても~」は言ったこと無かったです💦)
【チェック④】病気であることで得をする疾病利得(しっぺいりとく)とは
──当事者ではないのに生きづらさの言い訳として発達障害を名乗る「ファッション発達障害」の人が増えてしまうと、本当に苦しんでいる人が余計に苦しくなってしまいますよね……。自ら発達障害であると言い訳として宣言するような人は、そもそも困っていない可能性もあるのかなと、今お話を伺っていて感じました。
バク:少し厳しい言い方になりますけど、「定型発達の人が発達障害に合わせてくれ」という根本的な考え方が間違っているんですよ。どちらかといえば発達障害の方がマイノリティなので、マジョリティに寄せていくためにどうしたらいいか? を考えないといけないのに、「私は発達障害なんだから許されるべきだ」という主張は、傲慢と言わざるを得ないですよね。(略)
人それぞれ事情は異なりますし、さまざまな要因から病院に行くことができない、という人もいらっしゃるでしょう。でも、心から症状に苦しんでいるのに病院に行く勇気が出ない、つい先延ばしにしてしまうという人がいるのなら、ぜひ受診してもらいたいです。
~発達障害ではない人が自称する「ファッション発達障害」とは?より一部抜粋にて引用~
バク先生の「私は発達障害なんだから許されるべきだ」という主張は、傲慢と言わざるを得ないのご意見は、一見強めに感じますが、我が家の娘や私自身が現実的に生活していくには必要な大切な考え方だとも思いました。
私自身も大学生の時に学業に支障が出そうになり、自力で一回(そこは発達障害専門ではなかったですね、記憶によると)メンタルクリニックに受診したことがありましたが…思えば、周囲の人のリズムに合わせられるようになりたいと真剣に考えていたからこそ、受診をするという考えに至ったのかもしれないですね。
【チェック⑤】発達障害の人におすすめしたい2つの対策
──バク先生ご自身は、発達障害で社会に馴染めないという悩みを解決するために、どんな対策をしてきましたか? ケアレスミスや遅刻、先延ばし癖などについてアドバイスをお願いします!
バク:とにかく、「自分を客観視する」のがいちばんのポイントです。
・自分がどういう人間なのか
・どういう場面で他人に迷惑をかけやすいのか
・どういう場面でメンタルが落ち込むかなど、発達障害の自分の特徴がどこにあって、どういうクセがあるのかを観察し、洗い出しておくんです。そうやって客観視してから、自分なりのリマインド方法や管理方法を開発するしかないですね。
~発達障害ではない人が自称する「ファッション発達障害」とは?より一部抜粋にて引用~
バク先生のいう『自分を客観視する』という苦手分野に関しては、私自身は学生時は学生相談を利用しながら、客観的に自分を理解する力を育ててきたつもりです。
現代では、仕事においてはスーパービジョンや同期との定期的な研修会・勉強会参加でのでの自己分析、プライベートではシビアな意見をくれる頼れる伴侶にビシバシ客観的視点をいただいております😄
☞こちらの過去記事で、スーパービジョンについての説明をしています👇
【チェック⑥】小さな成功体験の積み重ねで生き方は変わる
──いやー、勉強になりました。自分の弱点を認め、周囲に擬態できるように工夫する、というのはなかなか大変そうですが……。
バク:(略)それでも目標を適切に設定して努力した結果、自分の人生を悲観する回数はかなり減りましたし、最近では「人と同じに産まれなくてよかった」と思えるようにまでなりました。
無理をせず、小さな成功体験を一つひとつ積み重ねていくことが、生きる上での考え方を変えていくシンプルな秘訣です。
~発達障害ではない人が自称する「ファッション発達障害」とは?より一部抜粋にて引用~
無理をせず、小さな成功体験を一つひとつ積み重ねていくことが、生きる上での考え方を変えていくシンプルな秘訣です。
👆娘の育児をしながら、仕事をしている日々の中でこのバク先生のご意見は、非常に実感しております。
トアルしんりし自身の体験談も踏まえて、少しばかり語りたいと思います🙇
「ファッション発達障害」という言葉を理解する際は、『疾病利得』の概念がとても参考になりました。
確かに、自身のマイナス・ネガティブにとらえられる点を「発達障害」という要因を理由に、一時的に目を背けることができるのであれば、気持ちを落とさないように一つの手段として使うことは理解できる一端もあります。
「こんなにケアレスミスが多いのも、私に何か落ち度があるからだ」
学生の頃、今よりも自分を理解できていなかった自分…当時は、とにかく突き詰めて自身を責めて落ち込むことが多かったです。時に、自身を保つために何かしらの「言い訳」を自分以外の他のものに求めていたこともありました。
もちろん、娘のように『発達障害』の診断がつくことで周囲への理解と支援が増えるという、プラスの面があるために発達障害を公にすることが悪いとは思いませんが、『発達障害』を理由に周囲の環境へ適応する努力を怠り続けると受け取られる「ファッション発達障害」を連呼するにはいかがなものか?、と思いました。
まとめ
今回はトアルしんりしは語りたいシリーズ第7弾ということで、発達障害ではない人が自称する「ファッション発達障害」とは?のインタビュー記事についてのご紹介とトアルしんりしの語りを少しさせていただきました。
バク@精神科医さんは、やはり様々な患者さんと会っていらっしゃる見識の広さもあり、インタビュー記事内容も深い頷きをしてしまう箇所が多かったです✨
娘の育児をしていく中で、バク先生が大切にされている考えはしっかりと取り入れていきながら、「自分がどういう人間なのか」「どういう場面で他人に迷惑をかけやすいのか」「どういう場面でメンタルが落ち込むか」という視点をもつことの大切さを、今は娘の代わりに日々の中で見つけて行こうと思います。
そして、それを成長していく娘に教えていけたらと。
- 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
- 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
- なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
- みんなはどうやってストレス発散してるの?
- みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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