こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
今回は、トアルしんりしは語りたいシリーズ第6弾です。
前回からあまり日が空いておりませんが…ご容赦ください💦
親亡き後のひきこもりの子どものお金対策はどうすればいいのか?
「働けない子どものお金を考える会」代表、ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんのインタビュー記事を今回はご紹介すると共に、私なりに親として語りたいことを綴ろうと思います🤨
☞トアルしんりしは語りたいシリーズ過去記事(シリーズ5)はこちら👇
【先送りしないことが大切】親亡き後の「引きこもり」などの子どもへのお金の遺し方について思うこと
今回取り上げるインタビュー記事はこちらです↓
👆ひきこもり、ニート、障がい…働けないまま中高年になった子どもは親の死後、お金をどうすればいい?/集英社オンラインより
以下に、こちらのインタビュー記事の紹介をさせてもらいますね👍
トアルしんりしは語りたいシリーズはこんなスタンスです👇
ご存知の方々には繰り返しになりますが、改めてアナウンスしますね📣
✅記事から学んだこと以上に、漠然と感じたことなどが中心になっています
✅そのため、少しプライベートな見解が入っているかな?と思われます😅
✅心理職目線や子育てをする親目線といったものが交差した意見も多めかと💦
記事(ひきこもり、ニート、障がい…働けないまま中高年になった子どもは親の死後、お金をどうすればいい?)について内容をちょこっとご紹介します☆
インタビュー記事の目次としては、この様に3つあります↓
ちなみに、畠中さんの所属する「働けない子どものお金を考える会」のサイト(こちら)がありますので、気になった方は是非ともチェックしてみてください👀✨
畠中さんのコメントにも、支援の方針や対象者の線引きがきちんと提示されています。
一部抜粋にて紹介しますので、詳細が気になった方は本文を参照してください♪
では、インタビュー記事の内容をみていきましょう👇
【チェック①】一生働けないことを想定する
働けない子どものお金を考える会」は、ひきこもり、ニート、あるいは障がいをお持ちのお子さんを抱えるご家族の生活設計を考える、ファイナンシャルプランナーの集まりです。
『サバイバルプラン=長期的な生活設計』を立てて、アドバイスしています。(略)ご家庭の事情に合わせてアドバイスさせていただいますが、まずはひきこもりの子どもが正規の仕事に就いて自立することは現実的ではないことを覚悟いただくのが大切です。
「働くべき」「ほかの子と同じように」という考え方を変えて、子どもの生涯にわたり、親の経済的支援を必要とすることと考えていただきたいのです。
その上で、子どもがひとり残されたときのお金や生活面、手続きなどのサポートについて体制を整える必要があります
〜ひきこもり、ニート、障がい…働けないまま中高年になった子どもは親の死後、お金をどうすればいい?より一部抜粋にて引用〜
読み始めてすぐのインパクトが私自身凄くありました。
しかし、畠中さんのおっしゃる様に現実問題として「一変して」引きこもりの状態から、正規職員として就労をある程度の中高年が成しえる確率を考えると…果たしてそれは『現実的』と言えるのか?
お子さんを信じる親御さんの気持ちも十分に理解できる中での、「それでも苦渋の決断」をしなければならないことの大切さを畠中さんは冒頭でしっかりと述べています。
【チェック②】資産の整理、住まいの確保を優先に
働けない子どもの将来のライフプランとして親がすべきことや整理すべきことは、
① 資産の整理
② お子さんの住居
③ 兄弟姉妹との話し合い
④ 生活面のサポート
です。まずは資産の整理。(略)
親の資産だけで足りないとわかれば、子どもに「月●万円収入がないと●歳のとき資産が底をつく」と具体的に経済状況を説明でき、どう補うのかを考えられます。
例えば月5万円くらい稼げばいいと具体的にわかれば、子どもが今後仕事に就く場合の心理的なハードルは下がりますし、仕事も探しやすくなります。次にお子さんの住居についてです。(略)
どうしても住み替えができない場合、親が元気なうちに親子で経営している工務店を見つけて、何回か修理を頼んでおき、将来、お子さんがひとりになったときにも修理を頼める体制を作っておくようにアドバイスをしていますが、親亡き後の住まいをどうするかは早めに検討しておきましょう。
〜ひきこもり、ニート、障がい…働けないまま中高年になった子どもは親の死後、お金をどうすればいい?より一部抜粋にて引用〜
ここでは①と②について畠中さんは解説していますね。
続いては、③と④についての解説になります👇
【チェック③】在宅ホームレスになる危険性
3つ目は兄弟姉妹との話し合いです。
ひきこもりのお子さんに兄弟姉妹がいる場合、不公平な相続を受け入れてもらえるかどうかを確認する必要があります。(略)
また、自分たちが亡くなった後、兄弟姉妹にひきこもるお子さんのさまざまな手続きのサポートを頼めるかも確認を。(略)
最後は、生活面のサポートです。
せめて、ご飯の炊き方、洗濯機の使い方は教えておいてほしいです。また、食費にかける予算の管理を。(略)
さらに早めに電気、ガス、水道の支払い口座を子ども名義に変えておきましょう。(略)
今日明日困るわけではないかもしれないですが、あまり先送りせず早めに動いていただければと思います。
〜ひきこもり、ニート、障がい…働けないまま中高年になった子どもは親の死後、お金をどうすればいい?より一部抜粋にて引用〜
畠中さんの所属する「働けない子どものお金を考える会」のサイトでは、【ご相談事例(※)】が紹介されています。
☞ちなみに、サイトに載っていた相談事例(こちら。一部抜粋)ではこのような感じのものです👇
ご相談事例サイト内では、アドバイスも載っていますので、気になった方はチェックしてみてくださいね♪
トアルしんりし自身の体験談も踏まえて、少しばかり語りたいと思います👍
畠中さんの所属する「働けない子どものお金を考える会」のサイト内には、【成年後見制度】の記事もありましたので、一読させていただき非常に参考になりました👀✨
我が家の娘は中度知的障害を持っているので、将来的にはこの成年後見制度のお世話になると親として、私たち夫婦は考えています。
そのための費用の工面と共に、娘の貯金や親戚への娘の障害の周知と共にサポートの呼びかけの段取りなども、夫婦が元気な今のうちから取り組んでいる次第です。
「先送りしないのは大切なのは分かる。けれど、しんどいのも事実。どれだけやっても、結局は親が亡くなった後の子どものことは何もできないのだから…不安しかない」
正直な本音としてはこんな考えがあります。
子への金銭面へのサポートを親が頑張るのは立派なことだと思います。
一方で、親が子の将来のために自立スキルを育てることも尊いことだと感じます。
「では、その親の定期的な精神面のサポートはどこで行ってもらえるのか?」
「親亡き後の精神面のサポート作りも親が負担していくことなのか?…かりに親が取り組もうと思った際、誰がそういったサポートまでの道筋や知識をくれるのか?」
などと、ついついメンタル面を重視したがる、そんな職業病発信の気持ちが溢れておりました💦
以前、語りたいシリーズ第1弾で「引きこもり」「ニート」の方の要因に『その方や家族の発達障害の可能性』について視点で入れることの大切さを少し語りました。
発達障害という特性理解をした上で、引きこもりに対応しないといけないとなると…畠中さんのところで問題解決がなされた方々以上に、畠中さん達の力を借りたい方々は大勢いるだろうなぁ、といったことをしみじみ考えてしまいました。
まとめ
今回は、親亡き後のひきこもりの子どものお金対策はどうすればいいのか?といった疑問に答えてくれるインタビュー記事のご紹介と共に、障害児育児をしている中で子どもの将来のお金対策をしている私自身の体験談も少し踏まえ思ったことを語りました。
「子どもへのお金をどう遺すのか?」
この疑問はどのご家庭でも大なり小なり浮かぶものであり、対策も各家庭で行なっているかと思います。
先送りしすぎるのは最終的に、自分たちを追い詰めてしまう結果になる可能性は高いですが…ある程度の『覚悟』を決めるのに、人によっては【発達特性】などがあり難しい方々もいるのも事実かと思います。
そのため、そういった方々が困った時に教えてあげられるサポート方法やサポート窓口を周囲の人々が知っていることは大事なことでもあると個人的に強く思います。
そして、そのサポートはメンタルサポートも込みのものであればなおのこと良いなぁと感じている次第です。
- 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
- 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
- なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
- みんなはどうやってストレス発散してるの?
- みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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ブロトピ:今日の育児日記
私自身は金銭面のアドバイザーなので、ひきこもりの状態改善などのアドバイスはできませんが、実際、私がご相談をお受けした〝お子さん〟の中には、すでに60代に入られた方もいらっしゃいます。
ひきこもりのお子さんの高齢化は、ますます進展するものと危惧しています。