こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
今回は、こんな質問をよくうけますシリーズの第九弾です!
☞過去記事(パート8)はこちら👇
こんなご質問をよくいただきます〜プライベートでの恋愛編〜
前回の『こんな質問をシリーズ』から間が空いていないかと思いますが、思いのほか【転移・逆転移】の視点からカウンセラーの恋愛感情を説明をした記事内容が好評でしたので緊急企画です😆
今度は恋愛感情繋がりの記事ということで、カウンセラーのプライベートにおける恋愛においてよく(プライベートで)うける質問に私なりの回答をしていこうかと思います。
『こんな質問をシリーズ』でのお約束(前提理解)はこちら👇
☞リアルの職場ではなかなか語れないのですが…
トアルしんりしとしてブログを書いている身なので、”じゃあ、『この場で』だったらその辺りのプライベートなことを語れるな”と考えたので、今回はそのご質問にお答えしたいと思います。
プライベートでの恋愛編:「トアルしんりしは心理士・心理師(カウンセラー)だから、プライベートの恋愛で心理分析していて恋愛も負けなし(無双ないしチートないし余裕など)の状態なのでは?」
結論:(他の方は違うのかも知れませんが💦)「そんなことはないですよ!」「寧ろ、仕事では客観的に分析できることが、感情が大きく揺れ動くプライベートでの恋愛場面で分析などなかなか難しいかと思われます」
なかには、プライベートでも心理分析が得意な方もいるかもですが…大概は難しい人が多いかな、と💦
事件で亡くなった親族の捜査を刑事が出来ない状況が、よくドラマなどで描かれていますが…「感情移入が過ぎて、冷静な状況判断ができない恐れが大きい」などの理屈としても、カウンセラーのプライベートでの恋愛場面にも当てはまるのでは?、と思われます。
仕事においては、カウンセラーは基本フラットな感情をもって患者(クライエント)さんたちに接しているのがスタンダードであるからこそ、【そうでない状態(何だかソワソワする、イライラするなど)】がそこで生じたら、その違和感に気づきやすいと言えるでしょう。
普段からフラットだからこそ、転移や逆転移といった現象や感情の揺れ動きに気づきやすいということなんですね!
フラットでいられるように、カウンセラーも各々の(メンタルに特化した)トレーニングを行っていたりします
ジョハリの窓について、簡単にご紹介します👇
私自身も学生時代に習い、節目節目で取り入れている【ジョハリの窓】について、今回少しご紹介します。
最近は、自己分析方法の一つとして企業で『社員教育・研修』として取り入れているところもあるようです。
☞こちらのサイトで、イラストも含めとても分かりやすく紹介されています👇
サイトによると、【ジョハリの窓】についてはこのように説明されています。
自分が知っている「自分の特徴」、他人が知っている「自分の特徴」の一致・不一致を『窓のように見える4つの枠』に分類することで自己理解のズレに気づく、心理学ではよく使われているフレームワーク(手法)です。また、そのズレを一致させていくことで他人とのコミュニケーションを円滑にできると考えられています。
ジョハリの窓で自己分析 ~概要、やり方、項目例、シート、アプリ、研修活用~より一部抜粋にて引用
「開放の窓」 | 自分も他人も知っている自己 |
「盲点の窓」 | 自分は気がついていないが、他人は知っている自己 |
「秘密の窓」 | 自分は知っているが、他人は気づいていない自己 |
「未知の窓」 | 誰からもまだ知られていない自己 |
「このジョハリの窓を使い、どう自己分析につなげるのか?」
☞その点についても、サイトでは分かりやすく解説されています。(一部抜粋で紹介しますね♪)
「盲点の窓」や「秘密の窓」に分類された自分と他人の認識のズレを理解し、そのズレている原因を探り、他人の認識を受け入れてあげます。
すると、『他人から、○○と思われているかもしれない。』『自分には、そういう一面があるかもしれない。』と思えるようになり、「開放の窓」の領域が拡大します。(略)
ジョハリの窓を使うことで効果的な他己分析(他人の意見を取り入れる自己分析)ができるため、自分では気づかなかった新しい自己の発見に繋がります。
ジョハリの窓で自己分析 ~概要、やり方、項目例、シート、アプリ、研修活用~より一部抜粋にて引用
サイト内では【ジョハリの窓のやり方】についての紹介と、実施の際のシートPDFの配布もされています!
ジョハリの窓のやり方を(知り合いを集めて、紙とペンで「ジョハリの窓」より)一部抜粋にて紹介しますね👇
上記で紹介したサイトに、イラストなどの掲載と共に説明がされています。
気になった方は是非ともチェックしてみてください😊
<ジョハリの窓の実施>
①知人を4~8人程集め、それぞれ実施シートと筆記具を準備します。
②自分の性格だと思う要素を「あらかじめ記入しておいた性質や資質1~19」から複数選び、その番号を書き出します。
③相手の性格だと思う要素を同じく紙に書き、その人に渡します。
④全員書き終わると、手元に自分と相手の紙の数だけの紙が揃います。
⑤自分が書いた番号と相手が書いた番号が重なっている場合、その番号を(A)開放の窓に書きます。
⑥相手が書いて自分が書いていない番号(B)盲点の窓に書きます。
⑦自分が書いて相手が書いていない番号(C)秘密の窓に書きます。
⑧誰も書いていない番号を(D)未知の窓に書きます。
⑨結果を確認する事で、自分と他人の認識の違いを確認できます。
⑩最後に、参加者全員でディスカッションして結果に対する理解を深めましょう。
☞一般的なジョハリの窓を実施できるシートのダウンロードをこちらより出来ます!
👇実施時の注意点も併せてご紹介しますね👇
<実施時の注意点>
1つのグループの人数が多い場合や、1人が沢山の性格や資質を選んでしまうことで、(D)未知の窓に1つも書き込めず、(A)(B)(C)に偏ってしまうことがあります。
それにより間違った自己理解に陥らないように、あらかじめ相手に選ばれた項目を記入する際には、選ばれた回数を「正の字」で記入しておきます。
選ばれた回数が1回だけの場合などは、ほとんどの人からは選ばれていないと理解していただくことをおすすめします。
私自身は、ジョハリの窓を気心知れた同期などと一緒に行っていました。
スーパービジョンで出てきた言葉などもジョハリの窓に当てはめて自己分析してみたりも👍✨
まとめ
今回は、こんな質問をよくうけますシリーズの第九弾ということで、プライベート恋愛場面での心理士・師の心理分析の現状に対する質問への私なりの回答と、自己分析方法の一つで【ジョハリの窓】をご紹介しました。
専門職とはいえ、客観的に自身を分析するということは…やはり人間である以上は難しい部分もあるかと思います。
私自身も、伴侶との恋愛期間を振り返って考えてみると、やはり相手の状況や心情を組んで動いているつもりが、気づくと1人で猪突猛進しているだけのような場面もあったなぁ…と、今も色々な失敗を経験していますが、当時の失敗も含めて苦笑が止まりませんね💦
しかしながら、若いうちは熟年に比べると、失敗すらも学びにつながる時期かと思います。
【ジョハリの窓】などの方法も使いながら、様々な自身の可能性を広げていけたら良いですよね。
- 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
- 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
- なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
- みんなはどうやってストレス発散してるの?
- みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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ブロトピ:今日の育児日記
結構、人気のある記事でもあったので…気になった方はお時間の許す限りで結構ですので、読んでいただけますと幸いです😄