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【災害後の心身のケアについてご存知ですか?】トアルしんりしは語りたい シリーズ29~大災害と心のケアに関しての記事を自身の臨床経験と共に振り返って~

ブログについて
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 こんにちは、みなさま。

臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。

 現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。

このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!


【大災害後の心理士(師)達の動きとは!?】トアルしんりしは語りたい!大災害と心のケアについての記事をご紹介とトアルの思うところなど体験談(被災経験+臨床経験)も踏まえてお伝えします📝

 今回は、トアルしんりしは語りたいシリーズです。

☞ちなみに、トアルしんりしは語りたいシリーズの過去記事第28弾)はこちらになります👇

 今回は、『心理臨床の広場8(2012年3月10日発行)』という、一般社団法人日本心理臨床学会より編集・刊行されている冊子より、以下の内容をご紹介したいと思います。

座談会 大災害と心のケアーこれまでとこれからー

 今回取り上げている冊子(心理臨床の広場8号)はこの日付(2024/1/5付け)の時点で楽天とAmazonに新品はありませんでしたが…中古などの過去号が載っているページが存在することがあるので、気になった方はどうぞチェックしてみてください👀


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トアルしんりしは語りたいシリーズはこんなスタンスです👇

 毎度毎度でほんと~に恐縮なのですが…改めてトアルしんりしは語りたいシリーズのスタンスをアナウンスします📣

記事から学んだこと以上に、漠然と感じたことなどが中心になっています

✅そのため、少しプライベートな見解が入っているかな?と思われます😅

心理職目線や子育てをする親目線といったものが交差した意見も多めかと💦


内容を少~しご紹介いたしますね👇

 座談会では、冨永良喜さん・若島孔文さん・前田潤さん・中垣真通さん・青山正城さん・中間裕美子さんの6名が登場されます。

記事内は、大災害(記事では主に、2011年の東日本大震災の件を話しています)と心のケアの『これまで』と『これから』という二部構成になっています。

 以下に、その内容を一部抜粋にてご紹介いたします👇

これまでの心のケア より🔍

若島:私たちがやってきたことは、まだ評価できる段階ではないと思いますが、具体的なコンテンツを持たずに、みんなで理念をたてたことがいろんな活動を進める上で役に立ちました。(略)

若島:(略)たとえば仮設住宅での支援を始めるとき、必要なものは何か、どれくらいの間隔でやるかとか尋ねて、こちらからやることを決めるのではなく、ここは地元の人にやってもらおうとか、柔軟に理念に沿った進め方をしました。

冨永:理念が良かったということですが、心理士が十分に活動できなかったとも聞いています。(略)

前田:(略)行政が派遣した精神科医療スタッフの心のケア班は、「心のケア」と標榜していたせいか、玄関先で「必要ありません」と拒否されることもあったと聞きました。

冨永:「東北大学から来ました」というのも受け入れられたと聞いています。避難所でアクセスする時の課題はどうですか?

若島:身体が楽になるホットマッサージやリラクセーションが喜ばれたようです。

~心理臨床の広場8(2012年3月10日発行) 座談会 大災害と心のケアーこれまでとこれからーより一部抜粋にて引用~

 話はさらに、『被災者にとって良かった取り組み』や『現場での支援構造』についての話にも触れられていきます。

冨永:被災者にとって良かった取り組みについて教えて下さい。

前田:小澤先生の統合リラクセーションが良かったです。冨永先生の絆のワークも好評でした。ただ、いつでもできるわけではなくて、場所の確保と案内が難しかったです。

中垣:準備のプロセスについて教えてください。

前田:地元の臨床心理士会などが避難所に入って、「こんなことができる」と伝えて、保健師さんが「みんなに声かけるよ」と集めてくれました。今回肩もみとか身体へのアプローチが有効だと感じました。(略)

青山:となり町に避難所ができたと聞いて、町役場や社会福祉協議会にご用聞きに回りました。地元民なので受け入れてもらいやすかったということもありましたが、何をしたいかを明確に示すことが大切だと感じました。(略)

中垣:行政が整えてくれないと、現場で支援構造を作らなければいけなので、多職種との連携も必要になりますね。

若島:最初は何もないので、入ってきてもらうしかないです。数ヶ月たつと、役割が重複する部分を譲り合って、自然に秩序ができて、それを承認しながら地元もやっていく感じです。役割分担の隙間ができいてしまいますが、そこに入ってくれた人が役に立ちました。地元のNPOの人とかがその役を担ってくれました。

~心理臨床の広場8(2012年3月10日発行) 座談会 大災害と心のケアーこれまでとこれからーより一部抜粋にて引用~
トアルしんりし
トアルしんりし

他にも、災害後の学校再開の動きやスクールカウンセラーのあり方についても、記事内では触れられています。

若島:学校が始まって避難所に秩序とリズムができました。先生方が相当がんばったと思います。

中垣:(略)生活リズムという面では、日中の子どもたちのお世話にNPOが大きな役割を果たしていました。(略)

前田:陸前高田はセーブ・ザ・チルドレンが早くから入っていました。同じ人がずっときて、いい活動をしていました。人が変わると、一からやり直しになるから、間に入るつなぎ役が必要です。(略)

冨永:スクールカウンセラーによる学校支援も人が変わることをどう克服するかが課題でした。それで、チームとして対応することを徹底しました。(略)避難所では、身体が楽になる活動や子どもの遊び場など生活に根ざした心のケアが、学校では教師をサポートするチーム支援が有効だったわけですね。

~心理臨床の広場8(2012年3月10日発行) 座談会 大災害と心のケアーこれまでとこれからーより一部抜粋にて引用~


これからの心のケア より🔍

前田:日赤は地元の臨床心理士会と協力して岩手県、宮城県で仮設住宅の集会所を拠点に支援しています。(略)中長期支援は個別支援の性格が強くなるから、同じ人がきてくれる方が喜ばれます。

若島:東北大では三カ所の仮設住宅に支援に入っています。月に二回以上入って、ニュースレターを配ったり、相談を受けたりしています。(略)個別相談は生活相談が多いです。行政の方に対しては、相談を受けたい人は健康調査票に、チェックできるようにしています。

冨永:健康アンケートは、自分をモニターし表現するツールとして、心理教育・ストレスマネジメント・個別相談の三つの体制で行うことが重要だと思います。(略)

冨永:つらい記憶を封印することはストレス障害の危険因子ですよね。被災体験にともなう表現は、語り継ぐ防災教育にもつながっていますし、これから重要なテーマの一つだと思います。(略)

冨永:兵庫県こころのケアセンターで震災後十三カ月後に消防士を対象にした調査があり、直後に家族や同僚に支援体験を話した群はそうでない群に比べて、トラウマ反応が低かったようです。(略)

中間:私は「分かち合い」と「同感」という姿勢が大切だと思います。

若島:「分かち合い」には聞き手がいります。つらい話を聞いたとき受けとめることができるかどうかです。

冨永:受けとめる力をどう育てていくかがこれからの課題ですね。

中垣:被災体験の表現のベースは、生活だと思います。(略)その活動がしっかりできること、そして生活にねざした心のケアが大切だと思います。

前田:福島原発で被害を受けている人は「怒り」を抱えています。あの時の体験ではなく、今を受けとめてほしいという思いです。(略)

中垣:福島はわが国だけでなく人類の課題です。心理士がどう活動できるかも問われています。

中間:それと支援者の支援が必要です。(略)そして大学院のカリキュラムに災害後の心のケアを必須でいれてほしいです。

冨永:わが国が危機に直面している今こそ、学校教育に「心の健康教育」を体系的に導入してほしいです。

~心理臨床の広場8(2012年3月10日発行) 座談会 大災害と心のケアーこれまでとこれからーより一部抜粋にて引用~


トアルしんりし自身の体験談も踏まえて、少しばかり語りますね📝

 私自身も、2011年の東日本大震災を関東で経験した人間ですので、当時の様々な記憶を思い起こしながら、今回の座談会の内容を噛み締めていました。

つらい記憶を封印することはストレス障害の危険因子ですよね。被災体験にともなう表現は、語り継ぐ防災教育にもつながっていますし、これから重要なテーマの一つだと思います。

 座談会の記事内で冨永先生が仰られていらっしゃるように、被災体験を後世に歴史として語り継いでいくことやいざという時のための支援方法の体系化を継承していくことなどは、私も支援する専門職としてもそうですが、それ以上に被災体験をした身としても、周囲に忘れないでいてほしい大切なこととして受け止めています。

 スクールカウンセラーとして災害支援などの研修が東日本大震災後に増えたなぁと感じることが多かったのですが、スクールカウンセラーが導入されていった歴史を紐解いていくと、そこには阪神淡路島大震災などのそれ以前の大震災による影響の大きさが際立っているのです。

上記の様な歴史があったといったことを、私自身は心理職やその他支援職の研修会や講演会などへの参加で知っていった経緯があったため、中間先生の仰っている内容(大学院のカリキュラム内に災害後の心のケアを必須に)も当時の自身の心境としては非常に頷けるものであるなぁ…と思いました。

中間:それと支援者の支援が必要です。(略)そして大学院のカリキュラムに災害後の心のケアを必須でいれてほしいです

青山:地元民なので受け入れてもらいやすかったということもありましたが、何をしたいかを明確に示すことが大切だと感じました。(略)

 青山先生の仰っている内容も、今や災害支援に当たる際に、少なからず心理職者は常に心がけている視点の一つなのですが…それも10年前や20年前、今よりも未熟な私が足を踏み入れた緊急支援の現場では、【心理職🟰人の心のケアに注視するため、まずはお話を聴かないと】という雰囲気がまだまだ色濃くもあった様に思います。

そのために、被災地の人々の生活の立て直しに注力するという現状復興にまずは目を向けることが疎かになりがちな部分もあった様に感じられました。(かくいう私もその1人でもあったかもしれません💦)

 被災した際、まずは日常を取り戻すための生活環境を整えていくことを衣食住の確保を中心に行いながら、心理職は特に、時期をみながら、つらい気持ちや記憶を「分かち合い」「共有」する場を(ボディーケアなどをあげながら)随所提供していきながらも、個々人それぞれの気持ちを消化するペースを尊重していく…それらが行えることが災害支援に入る心理職には求められるのではないかな、とも考えます。



まとめ

 いかがだったでしょうか。

 今回は、【トアルしんりしは語りたいシリーズ第29弾】ということで、記事を取り上げてトアルの語りもあわせてご紹介いたしました。

 前に述べたこと、特に『時期をみながら、つらい気持ちや記憶を「分かち合い」「共有」する場を随所提供していきながらも、個々人それぞれの気持ちを消化するペースを尊重』に関しては、なにも心理職や専門職に限られた役割とも言い切れないだろうとも、個人的には思います。

 それは時に、家族の存在がそうであったり、恋人・パートナーの存在がそうであったり、隣人であったり、たまたま同じ経験をその時にした人達であったりと、被災したご本人にとってその時に寄り添いやすい存在が、時に最良のケアをしてくれることがあるということもまた、知っていただけたら幸いです。



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 ではでは、またお会いしましょう〜!



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