こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
今回は、レジリエンスについて書いてある本の一部の内容をご紹介と、そのなかでも『睡眠』に焦点をあてて、発達障害のお子さんだけでなく大人の方にもお伝えできる内容を書いていきたいと思います。
気になった方は、是非チェックしてみてください↓
レジリエンスについての本&『睡眠』の気をつけたいポイントご紹介!
数年前から、レジリエンスという言葉をよく耳にするようになりました。
え!?レジリエンスって、どんな意味なのかな???
それに関しては、今回の本でも紹介されていますので、
早速みていきましょうか~~~
睡眠についても、今回紹介される本の中でも
述べられている、とお聞きしたので楽しみです!
☞ではでは、本のご紹介をしていきますね***
本の紹介
今回、ご紹介するのはこちらの本です↓
☞タイトル:『発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本』 講談社 監修・藤野博 日戸由刈
簡単に、監修者のお二人のプロフィールをご紹介しますね(本の監修者プロフィールより一部抜粋にて引用します)↓
藤野博(ふじの・ひろし)先生
✅東京学芸大学特別支援科学講座教授。博士(教育学)。言語聴覚士。臨床発達心理士。特別支援教育スーパーバイザー。専門はコミュニケーション障害学、臨床発達心理学。とくに発達障害の子のコミュニケーションやソーシャルスキルにくわしい。
日戸由刈(にっと・ゆかり)先生
🌸横浜市総合リハビリテーションセンター児童発達支援事務所「ぴーす新横浜」園長。臨床心理士。臨床発達心理士スーパーバイザー。発達障害の人の幼児期から成人期へといたるライフサイクル全体への支援をおこなっている。
レジリエンスとは?
本書の中では、レジリエンスに関して次のように書かれています。
レジリエンスとは心の回復力であり、立ち直り力のことです。
(略)気持ちの切り替え、やり直そうという意欲のもとになります。
レジリエンスが高ければ、失敗からショックを引きずらなくなります。またがんばろうと思えるようになるのです。
困難に直面しやすい発達障害の子にとって必要な力です。
~発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本~
☞さらに、本の中ではレジリエンスは心が折れることは否定しておらず、【しなやかさ】の木のイメージを表現しているようです。
✖『心のタフさ』
◯『心のしなやかさ』
☞(問題を乗り越える人がもつ)レジリエンスの3つの要素として、以下のものがあげられています↓
✅新奇性追求
→新しいことを求める気持ち。
✅肯定的な未来志向
→将来に対して肯定的で、そのために努力できる。
✅感情調整
→自分の気持ちをある程度、コントロールできる。
各章と内容をすこ~し、ご紹介します*
各章とタイトルに関しては以下の通りです。
☞必要箇所のみピックアップして載せましたので、もう少し詳しい内容が知りたい方は、本書をご確認ください♪
- 発達障害の子を支える「レジリエンス」とは
- レジリエンスとは/どうすれば育つのか/どんな子に必要か/なぜ必要なのか
- マンガ(なぜいまレジリエンスが必要なのか)、コラム(レジリエンスはどうやって調べるか)
- レジリエンスとは/どうすれば育つのか/どんな子に必要か/なぜ必要なのか
- STEP1 レジリエンスの基礎は「生活習慣を整えること」
- ステップ1の基本/生活習慣を整える/安心できる環境に
- マンガ(すべては「安心」からスタートする)、コラム(睡眠が安定すると、情緒も安定する)
- ステップ1の基本/生活習慣を整える/安心できる環境に
- STEP2 「人を頼って成功する体験」を積み重ねる
- ステップ2の基本/目標を立てる/保護者が手助けする
- マンガ(「成功」が子どもの世界を広げる)、コラム(父親が理解してくれない場合は)
- ステップ2の基本/目標を立てる/保護者が手助けする
- STEP3 興味をいかして「家庭内で役割をもつ」
- ステップ3の基本/子どもが選ぶ/役割を決める/ストレングスを探す
- マンガ(役割を果たすことで「自信」が育つ)、コラム(有名人やキャラは目標になるか)
- ステップ3の基本/子どもが選ぶ/役割を決める/ストレングスを探す
- STEP4 サポートを受けて「気持ちを切り替える」
- ステップ4の基本/仲間をつくる/楽観性をもつ/気持ちの切り替え
- マンガ(「心」がしなやかになっていく)、コラム(親が楽になる五ヵ条「らりるれろ」)
- ステップ4の基本/仲間をつくる/楽観性をもつ/気持ちの切り替え
☞今回は、STEP1(レジリエンスの基礎は「生活習慣を整えること」)の『生活習慣を整える』のエッセンスをご紹介しますね。
生活習慣を整えるということで、本書では【早寝早起きしやすい習慣に】することを強調しています。
発達障害の子は、自分の疲れや痛みに気づきにくいことがあります。
また、睡眠習慣が安定しにくいこともあり、総合的に、体調管理が苦手になりがちです。
それもまた、生活習慣やスキル習得のさまたげになりえます。
~発達障害の子の立ち直り力「レジリエンス」を育てる本 早寝早起きしやすい習慣に より一部抜粋にて引用~
☞では、どのように早寝早起きを習慣化していくのか?・・・就寝前の行動パターンを決めるということを述べています。
✅行動パターンを決める
→予定表などをつくって明確に示すなども有効。
✅保護者が生活習慣を見直す
→父親の帰宅時間が不規則の場合は、父親抜きの行動パターンを基本形にするとよいとのこと。
✅好きなことを取りこむ
→子どもが好きでリラックスできることを、寝る前の日課に。
最近は、子ども向けに生活習慣をまとめた図鑑がありますので、参考に出来そうな箇所を家庭の生活の中に取り入れていくのも良いですよね✨
☞我が家では、これを使っています(本書でも紹介されています)↓
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睡眠について…大人も気をつけたいポイント10選
ここでは、睡眠について大人も知っておくと得をするポイントをご紹介しますね+++
<寝る前>☞<夜>☞<昼間>☞<朝(起床~朝食まで)>の順で紹介します!
<寝る前>
- 入眠の習慣
- 絵本を読む(読んでもらう)/ストレッチ/お気に入りのパジャマやぬいぐるみ
<夜>
- 寝る1時間前→ストレッチ、絵本を読むといったことでリラックス
- 寝る2時間前→照明の色(暖色系)でリラックス
- 寝る3時間前→食事、カフェインやアルコール摂取は終え、消化まち
<昼間>
- 15時までの20分程度の昼寝で作業効率を上げる
- 夕方以降は、カフェインはとらないでノンカフェイン飲料をとる
- 紫外線は疲労をためるため、日中の紫外線対策をしっかりとする
<朝(起床~朝食まで)>
- 可能な限り同じ時間に起床。日光浴で体内時計をリセットする
- 朝食をとる
- トリプトファンの摂取を心掛ける
- 質の良い睡眠のため重要なたんぱく質のこと。トリプトファンからセロトニン、そしてメラトニンへ変化するのに10時間以上かかる
- バナナ、牛乳、魚、納豆、豆腐、卵など・・・
- 質の良い睡眠のため重要なたんぱく質のこと。トリプトファンからセロトニン、そしてメラトニンへ変化するのに10時間以上かかる
☞以上が、睡眠をとるための気をつけるポイント10選でした。
まとめ
今回は、レジリエンスについて書いてある本の一部の内容をご紹介と、そのなかでも『睡眠』に焦点をあてて、発達障害のお子さんだけでなく大人の方にもお伝えできる内容を書いていきました。
大人でも【立ち直る力】を使うことや手に入れていくのは大変かと思います。
日々の生活習慣を見直すということは、大人だけではなく、お子さんへある種の負担を強いることにもなるでしょう。
☞しかし、変化した環境でのルールが定着してルーティン化(習慣化)してくると、それはもうお子さんにとっての安心になるのではないかなぁ、と期待している自分がおります。
☞睡眠も、お子さん1人1人にあった就寝スタイルや就寝時間が確保されるのが良いことを考えると、あくまで今回ご紹介した内容は参考程度の情報になるかと思いますが、みなさまのお役に何かしら立てたら幸いです。
- 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
- 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
- なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
- みんなはどうやってストレス発散してるの?
- みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?
などなど・・・
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう~!
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