こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
【学童保育を利用されている方、必見👀💦💦】NHK首都圏ナビ・シリーズ保育現場のリアルの記事をご紹介&娘の保育でお世話になっているトアルの考えを少しお伝えしたいと思います📝
前日に保活関連でこんな記事を作成しています👇
そして今回は、待機児童関連(学童保育/保育の質など)についての記事としてコチラをご紹介したいと思います👇
👆学童保育「待機児童ゼロ」でも場所も職員も足りない保育の質は? シリーズ保育現場のリアル/NHK首都圏ナビ Webリポート
NHK首都圏ナビには、当ブログでよくお世話になっています👀✨
保活中の方や学童保育利用検討の方には今回、なかなか考えさせる記事であるとも思いますが…現場の実情を知っていただけると幸いです。
記事内容をこちらで少しご紹介したいと思います👇
まず、INDEXとしては以下の通りです📋
- 学童保育に密着
- 国の基準守るのは一部にとどまる
- ゆとりある保育 実現の裏で
- “待機児童ゼロ”だけど 場所も人も足りず
- 専門家 “大規模学童に課題も”
- 学童保育の“質”を高めるために
今回、全項目の内容を一部抜粋にてご紹介していきますね📝
ある自治体の学童保育の職員は、“待機児童ゼロ”を達成しても、多くの施設で100人規模の保育が行われ、十分な保育環境が整備されないまま受け入れが進められていると指摘しています。
学童保育の“質”とは?早速、現場を取材することにしました。
(首都圏局/記者 氏家寛子)
では、本文の内容を見ていきたいと思います👌
学童保育に密着 より🔍
まずは、学童保育での仕事とはどういうものなのでしょうか。
練馬区の石神井小学校にある、学童クラブの半日を取材させてもらいました。(略)学童保育の職員の仕事は、子どもが学校から帰ってくる前に始まるからです。(略)
午前中から出勤し、保護者へのおたよりづくりなど事務作業などを行うそうです。ほかの職員も次々と出勤し、おやつの準備などを進めていました。
午後2時
この学童クラブでは、2つのクラスに分けて担任を決めて運営しています。
この日のクラスの出席児童は40人。子どもどうしのささいなトラブルなど、細かい情報も共有していました。午後2時半
ランドセルを置いた子どもたちがまず、取り組むのが宿題。自分たちで決めた時間まで取り組んだあと、自由遊びが始まります。(略)離れたところから見守るだけではなく、遊びに大人もしっかりと関わることで、どんなことを考えているかがわかったり、小さな成長にも気づいたりすることができるそうです。
午後4時
おやつの時間です。アレルギーの子どもへの慎重な対応が求められます。
午後5時前
帰りの会です。利用する子どもの半分がこの時間に帰るそうです。(略)このあと、この時間に帰る子どもたちを門の前まで見送りました。
~学童保育「待機児童ゼロ」でも場所も職員も足りない保育の質は? シリーズ保育現場のリアルより一部抜粋にて引用~
記事内では、所長の斉藤さんのコメントが載せられています。
国の基準守るのは一部にとどまる より🔍
厚生労働省の「放課後児童クラブの設備運営基準」では、保育の質の向上のため、以下の2点を定めています。
- 児童1人あたりおよそ1.65平方メートル以上の面積を確保すること
- 「支援の単位」といわれる1つのクラスあたりの人数をおおむね40人以下にすること
この基準は、地域の実情に応じて異なる内容を定めることができる、「※参酌すべき基準」という扱いになっています。(略)
NHKは東京23区の自治体に、学童保育についてアンケート調査し、自治体が運営、または委託などする学童保育施設の中で、厚生労働省の基準を満たす施設がどのくらいあるかを尋ねました。
その結果、面積の基準については、16の自治体が「すべての施設で守っている」と回答しました。
一方、「支援の単位」の基準を満たしていると回答したのは、新宿区、江東区、練馬区の3つの区で、16の自治体は、基準を満たす施設が半数を下回ると回答しました。
~学童保育「待機児童ゼロ」でも場所も職員も足りない保育の質は? シリーズ保育現場のリアルより一部抜粋にて引用~
引用元サイトの方では、【学童保育1人当たりの面積】【学童保育1クラスの人数】のデータ結果画像が掲載されていますので、気になった方は是非ともチェックしてみてください。
ゆとりある保育 実現の裏で より🔍
国の基準のとおり、面積や支援の単位を守るためには、子どもを分散させるためのスペースや、人員の確保が不可欠です。
取材した学童保育がある練馬区では、児童館などで働いた経験を持つ職員を学童保育にコーディネータとして配置し、充実した運営ができるよう、助言しています。
空き教室を利用できるよう学校側との調整を担うのも仕事のひとつです。(略)
学校の時間割とつきあわせながら場所を決め、学童保育を利用する子どもが移動する際に授業の妨げにならないよう高学年の教室の前を通らない動線も確認します。
~学童保育「待機児童ゼロ」でも場所も職員も足りない保育の質は? シリーズ保育現場のリアルより一部抜粋にて引用~
記事内では、練馬区子育て支援課(学童保育担当)の安藤耕司さんのコメントが載せられています。
“待機児童ゼロ”だけど 場所も人も足りず より🔍
一方、国の基準を満たせていない学童保育の現場はどのような状況なのか。
23区のある自治体の学童保育の職員で、施設の所長の経験もある女性に話を聞きました。女性の働く自治体では、“待機児童ゼロ”を達成していますが、多くの施設で100人規模の保育が行われているといい、女性は、十分な保育環境が整備されないまま受け入れが進められていると指摘します。(略)
場所も狭くてトラブルが起きやすくなり、なかなか遊びも充実できないことや職員の人数も足りていないので、苦慮していると現状を打ち明けてくれました。
さらに、学童保育の職員不足は深刻だといいます
~学童保育「待機児童ゼロ」でも場所も職員も足りない保育の質は? シリーズ保育現場のリアルより一部抜粋にて引用~
専門家 “大規模学童に課題も” より🔍
こうした学童保育の現状や課題について、日本総研の池本美香上席主任研究員に話を聞きました。
~学童保育「待機児童ゼロ」でも場所も職員も足りない保育の質は? シリーズ保育現場のリアルより一部抜粋にて引用~
学童保育の“質”を高めるために より🔍
職員がつける日誌には、子どもたちのトラブルだけではなく、子どもたちのどんなところが良かったかについても“褒めポイント”として、あわせて記録していたことです。職員間で共有することで、みんなで褒められるようにするということです。
こうした子どもの気持ちに寄り添った“質”の高い保育をどの地域でも実践できれば、子どもたちの豊かな育ちにつながるのではないかと思いました。
~学童保育「待機児童ゼロ」でも場所も職員も足りない保育の質は? シリーズ保育現場のリアルより一部抜粋にて引用~
娘を保育してもらっているトアルの考えを少しお伝えしたいと思います📝
学童保育の現場の苦労を取材記事を読んだことで如実に感じることができた気がします。
そして、練馬区子育て支援課・学童保育担当の安藤耕司さんが述べる様に、「面積の基準を守って定員を設定」すると「どうしてもそれ以上の子どもは受け入れられない」という現状が存在するということが、学童待ちの保護者や支援提供者双方にとって共有の悩み・苦しみであるのだなぁ…と考えると、これから同じような経験をするのであろう身としては切なくなりました。
今よりもずっと昔、若かりし頃の私が心理職として学校内の巡回をしていた際に、学校内の学童保育の部屋を見ては、よく「結構、人が行き来しない場所とかに部屋が設けられているなぁ~…」という漠然としたことを考えていました。
今回ご紹介した記事を読むと、学童保育を運営する上で下記の観点などを重視しているということが分かり、当時の私の疑問がパッと解決した気がします。
私の知り合いや親戚でも、夏休み・冬休み・春休みなどの長期休暇限定での学童保育のアルバイトをしている人がいるため、時折現場の職員さん達の大変さを耳にするのですが…現場の人たちが担うのは未就学児の見守りと同様またはそれ以上に大変さもあるなぁ、と痛感させられました。
私自身は職業柄、小学生との外遊び経験もあるためその時の経験を今の娘との生活と照らして思い返すと、5歳の娘よりも体力があり、複雑な遊びも出来るが故に、その子どもたちを対象とした遊びに対応する大人側はエネルギー配分など気をつけて動かないと仕事にならない💦💦…ということを深く感じました。
ほんと~に成長期の子どものエネルギー総量は、目を見張るものがあります👀💦💦
大人が全力を出して対応しても、最後までエネルギーが持たないんですよ💦💦💦
今回ご紹介している記事に登場する、練馬区の学童クラブの所長・斉藤さんはお子さん達と校庭で遊んだりもするとのことで、子どもに対するその姿勢に個人的には尊敬しかないですね。
そして、現状娘を預かってくれている保育園の先生方にも感謝しかないです!
発達特性があり、ただでさえ大変な娘を見守ってくれてありがとうございます!!
トアル自身は現在、人口がそこまで多くない地方に住んでいるのですが…地方は空き家も含めて土地・スペースは確保しやすいでしょうが、一方で学童保育の人員を確保することは難しい点があるのでは?と考えます。
そして、都内などのような人口密度の高い地域では、人員確保よりも土地やスペースを確保することのが難しいという現状があるのだろうなぁ…ということも考えてしまいました💦
まとめ
今回は、NHK首都圏ナビ・Webリポートである『学童保育「待機児童ゼロ」でも場所も職員も足りない保育の質は? シリーズ保育現場のリアル』をご紹介させていただきました。
共働きで保育園や延長預かりの幼稚園にお子さんを預けている方々、保活を考えている方々など…もし、これから『学童保育』にお子さんを預けたいなと考えているのであれば、今回ご紹介した記事の内容を見ていただいて、現場のリアルな声も知っていただけたら有難いなぁ、と思います。
「働きたいのに、預ける場所がない」
「安心して子どもを預ける場所が欲しい」
などなど…預ける側にも様々な希望があるように、現場で子どもたちのため・働く保護者のために懸命に頑張ってくれている方々にも、伝えたい想いがあるということを忘れてはいけないな、と思った次第です。
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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ブロトピ:今日の育児日記
齊藤さん
「学童保育の生活は、学校と違った顔を見せられる場所です。勉強や運動が得意でなくても、けん玉や工作、お絵かきなどスポットライトがあたる機会がとても多いです。子どもたちの成長はとても目まぐるしく、その瞬間に立ち会えるのは、この仕事ならではとやりがいを感じています」