こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
今回は、本当にいつもお世話になっておりますLITALICOの発達ナビのコラムより【児童精神科医Q&A】について、考えたことも含めてご紹介したいと思います!
☞過去記事(LITALICOの発達ナビのコラム【癇癪が心配で外出が恐怖!】)はこちら👇
【発達障害の二次障害とは?】LITALICO発達ナビコラムより少しご紹介❗️我が家の娘についてもその可能性を考えたことを書きます📝
ご紹介したいコラムがこちらになります👇
👆発達障害の二次障害とは?症状や原因の探り方、自閉症とADHDで関連しやすい特性、6つの事例別のギモンにも回答【児童精神科医Q&A】(LITALICO発達ナビコラムより)
児童精神科医であり、代官山やまびこクリニック医院長である千村浩(ちむら ひろし)先生が様々な発達障害の二次障害理解・対応について答えてくれています👍✨
コラム内容をちょこっとご紹介いたします♪
2022年12月にオンラインで開催された大好評セミナー「二次障害の理解と対応」にて、特別講演をされた児童精神科医・千村浩先生に、改めて二次障害の理解の大切さを聞き、その内容をまとめたコラムになっています。
「二次障害の理解と対応」において大切なのは、子どもの“本当の声”に耳を傾けること より
冒頭では、二次障害についての説明がされています👇
記事内では、二次障害について、またその対応方法などを千村先生に過去に実施されたセミナー同様に、改めて伺ったものを掲載されているそうです。
【発達障害のあるお子さんのさまざまな症状の原因となり得るもの】として、このようにまとめられています↓
- 本来備わっている資質(発達障害)
- 子どもを取り巻くさまざまな環境(家庭環境・そのほかの社会、気候など)
この2つの相互作用によって二次障害になり得ることがあります。
【発達障害のあるお子さんの「二次障害」の症状を理解することの大切さ】としては、以下の通りです↓
二次障害としてあらわれる症状そのものだけに焦点をあてるのではなく、その背景に子どもからのどんなメッセージがあるのかを探ることが重要です。
児童精神医のKanner(1974)は子どもの症状からのメッセージとして5つの意味を述べています。
1.入場券としての症状
2. 危険信号としての症状
3. 安全弁としての症状
4. 問題解決手段としての症状
5. 厄介者としての症状
1から5についてはもう少し補足がされているので、気になった方は引用元サイトをチェックしてみてください✅
【ADHDの2つの悪循環とは】としては、このような感じです↓
ADHDの特徴である「不注意」「多動性・衝動性」が悪循環につながってしまうことがあります。
◇不注意優勢タイプの例
頻繁に遅刻するなどの失敗 → 叱られる → 自信を失う → 「自分はダメなやつ」だと思いこむ → 不安やパニック、うつ状態に陥る → 失敗し、また叱られる(悪循環に陥る)
◇多動・衝動優勢タイプの例
感情が爆発し、周囲とトラブルになる → 周りから避けられる →疎外感を抱く →「自分はみんなから嫌われている」と思いこむ → 大人への反抗、非行など →周囲とトラブルになる(悪循環に陥る)
【Q&A】子どもの症状の背景を理解することはどうして大切なの?子どもに本当の気持ちを話してもらうにはどうしたらいい? より
我が家も最近、娘の『叩く』行為を通じて、色々と学ばされ、考えさせられています。
基本的に「どんなときでも」信じていたいと思いつつ、時折落ち込んだり悲しんだりは、親も人間ですしね…してしまうかもです😅
スマホ・テレビ・ゲームも、別に全て禁止というわけでなく、基本的な生活スタイルが整った上でのちょい足し余暇活動でやる分には良いよね、と私も思います😉
大切なのは失敗しても「大丈夫だった」と思えること より
「よく”成功体験”という言葉を耳にします。成功体験も大切ですが、もっと大切なのは『失敗しても大丈夫だった』体験ではないでしょうか。成功体験を追求しても得られなかった体験より、失敗しても大丈夫だった体験から自己肯定感が得られると思います」。
千村先生のお話は「子どもの話を聞く」「子どもを信じる」ということがベースになっていたそうです。
我が家の娘について二次障害の可能性もふまえて考えたことを書きます📝
二次障害については、我が家も他人事ではない、というのが正直な考えです。
特に娘が歩き出し、単語を口にしようとし始めた頃から、より一層育児の困難さや娘のもつ発達特性の大変さを実感しています。
ある程度の知識が頭にあるとはいえ、やはり親も1人の感情をもつ人間ですから…目の前で泣いて暴れ出す子どものことをいつも冷静にかつ、温かく包み込むことは難しい時だってあります💦
「二次障害にならない様に心がける」
「でも、親だけで全部を抱え切ろうとすることには限界があることも知りつつ、(本格的に)必要になる前に周囲にどんどんヘルプを出していく、くらいの感覚で良しとする」
と、最近は個人的にこのように考えるようになりました。
娘の過去体験でいえば、3歳の幼稚園の頃には癇癪が出ればすぐに呼び出しで帰宅、近所の公園で娘の気持ちが落ち着くまで付き添ってみたり、自宅では大人しくなるまで側で見守りつつ気持ちの『そらし』を入れてみたり…ワンオペ育児だった私と娘の1日はとにかく長かった印象でした。
☞疲弊に無気力、虚無感に孤独感…こんな状態でとにかく(言い過ぎに思うかもしれませんが)絶望そのものでした。
「このままではダメだ💦」と、転園活動→娘も4歳になり、保育園に転園が叶った後は、状況は良い方向に変化していったと思います。
ヘルプを出せる場所が一気に増え、大好きな仕事をする時間も確保された影響もあってか、親の心の余裕→娘の心の余裕となっていってるのを日々感じることが増えました。
もちろん、それで全ての問題が解決してストレスフリーという訳ではありませんが、我が家の場合、千村先生の述べるところの『失敗しても大丈夫だった』体験の積み重ねが転園も含めてこれまでにおいて出来ていたのも、変な話、ある種の自信になっている気がします。
まとめ
今回は、LITALICOの発達ナビのコラムより【児童精神科医Q&A】について、考えたことも含めてご紹介いたしました。
サイト内の千村先生のコメントは、具体的なアドバイスも入っているので、お子さんの状態に対して『二次障害の影響かな?』と心配される親御さんには、予防策の参考にしていただけたら良いかと思います。
そして今回、千村先生のコメントに「成功体験を追求しても得られなかった体験より、失敗しても大丈夫だった体験から自己肯定感が得られると思います」というものがありますが、まさにこの考え方には救われたなぁと感じています。
- 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
- 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
- なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
- みんなはどうやってストレス発散してるの?
- みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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