こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
【もしも、自分が加害者や被害者になろうとしていたら?👀💦】攻撃する人の心理がわかる本より内容を一部紹介&ゆるサイコパスについて思うところもお伝えします!
今回、ご紹介したい記事はこちらになります👇
👆誰の心にも潜む「ゆるサイコパス」、自分がうっかり加害者や被害者にならない方法/DIAMOND online
ゆるサイコパスっていうのは…なかなか興味深いワードですね👀✨✨
記事内容を少しご紹介いたします👇
ストレス社会では、誰もが他人を攻撃する「ゆるサイコパス」になる恐れがある。また、被害者になるのを避けるためには、人間関係のポジション替えが大切だ。社会問題になりつつある他者への攻撃を防ぐ考え方をプロが解説。
※本稿は、高品孝之『攻撃する人の心理がわかる本』(自由国民社)の一部を抜粋・編集したものです。
以下に、INDEXをまとめますね📋
- 「人間ドラマの三角形」でポジションを替えていこう
- まずは犠牲者のポジションを抜け出そう
- 自分自身の攻撃から身を守ろう
- アロワーで心の癖を書き換える
- 没頭が心の癖を健全に向かわせる
- 道具のいらない動作で攻撃を食いとめる
今回は、全項目をご紹介していきたいと思います!
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「人間ドラマの三角形」でポジションを替えていこう より🔍
武術には合気道のように相手の力を自分の攻撃に利用するという技術があります。(略)
いじめやパワハラなどの心の攻撃にも同じような方法があります。それは、「人間ドラマの三角形」を使うこと。これは約50年前に、スティーブン・カープマンという人が提唱した法則です。
この法則では、特定の人からいじめや暴言などの攻撃を受けた時、「攻撃をする者」「攻撃を受ける者」「攻撃を受ける者を援助する者」の三者の立場に分けて考えていきます。(略)
カープマンは、攻撃をする者を「迫害者」、攻撃を受ける者を「犠牲者」、攻撃を受ける者を援助する者を「救済者」と名づけているので、本書もこの用語で説明します。
なお、救済者には、実際に犠牲者を強く救済してくれる人だけではなく、救済する立場にいるけれども実際には救済していない人をも含めます。(略)
救済しているポーズをしているけれど本質的に救済につながっていない場合もあるかもしれません。いじめられている生徒の相談には乗るけれど、いじめられている生徒に強い働きかけをしない教師などがいればこれに当たります。
カープマンの「人間ドラマの三角形」のポイントは、「迫害者」「犠牲者」「救済者」は、簡単にポジションが替わるということです。(略)
では、ポジションを替えるためにはどうすればよいでしょうか。
~誰の心にも潜む「ゆるサイコパス」、自分がうっかり加害者や被害者にならない方法より一部抜粋にて引用~
まずは犠牲者のポジションを抜け出そう より🔍
一番大切なのは、人間ドラマの三角形の迫害者と犠牲者のポジションが固定される前に三角形のローテーションを回してしまうことです。(略)
「反撃する」と意思を固めるより前に、「私は犠牲者にならない」と固く決意することが重要なのです。飼育され、サンドバックにならないことです。
いじめられる側がよいサンドバックになると判断されてしまうと、いじめの火はどんどん燃え広がり、最悪の事態を招きかねません。「死の欲動」が働き、相手を「無機質にしたい、意味のないものにしたい」という欲求が強くなってしまうためです。(略)
あなたが犠牲者のポジションにいたとしたら、心の中に別の犠牲者をつくりだし、あなたは素早く救済者のポジションに回るのです。
新たな犠牲者は、迫害者の利益や損失に関わらない人物であることが望ましいでしょう。ご自身が深く思いを込められる人が理想的です。(略)
「私がいじめを受けることで、妻(夫)がとても悲しむ」とか、「心労でお母さんの健康が損なわれる」など、あなたへの攻撃が間接的に新たな犠牲者への攻撃になるとの認識を持つことが大切なのです。(略)
犠牲者のポジションから抜け出すには相当のエネルギーが必要です。自分の大切な人を助けるという強い思いがあなたを後押ししてくれます。
大事なことをまとめると、次のようになります。
(1)想像上の「新たな犠牲者」をつくる。「新たな犠牲者」は迫害者と直接の知り合いではない人がよい。自分に親しい人を新たな犠牲者に据えると、自分が犠牲者のポジションから抜け出す強いエネルギーになる。反撃すると決意する前に、まず犠牲者にならないという気持ちが大事。
(2)「新たな犠牲者」を援助するために、それまでの「犠牲者であったあなた」が救済者となる。その際「新たな犠牲者」を守らなければならないと真剣に思い込む。
~誰の心にも潜む「ゆるサイコパス」、自分がうっかり加害者や被害者にならない方法より一部抜粋にて引用~
自分自身の攻撃から身を守ろう より🔍
誰の内側にも、他者や自分を傷つけたり、攻撃したりする「ゆるサイコパス」が潜んでいる可能性は充分にあります。
(略)あなたの中のゆるサイコパスの存在をまずは受けいれ、自暴自棄で自分を傷つけたり、他の人を攻撃しないよう対策をしましょう。
~誰の心にも潜む「ゆるサイコパス」、自分がうっかり加害者や被害者にならない方法より一部抜粋にて引用~
アロワーで心の癖を書き換える より🔍
心の癖も怒りの元も幼少期の体験や感情と深く結びついており、簡単に除くことはできません。(略)だからこそ、自分で気づいて少しずつ軌道を修正していくしかないのです。
その方法の一つが「アロワー」という、「心の癖」に自分で許しを与える方法です。
●繊細タイプであれば「人より自分を大切にしていいんだよ」。
~誰の心にも潜む「ゆるサイコパス」、自分がうっかり加害者や被害者にならない方法より一部抜粋にて引用~
●頑張り屋タイプであれば「人生を楽しんでいいんだよ。やるべきことをやったらそれでいいんだよ」。
●せっかちタイプであれば「じっくり、ゆっくり腰を据えてやっていいんだよ」。
●強がりタイプであれば「どんな感情を持ってもいいんだよ」。
●完璧主義タイプであれば「ダメなところもあって当たり前、そのままの自分でいいんだよ」。
没頭が心の癖を健全に向かわせる より🔍
(略)そこでおすすめしたいのが、身体からのアプローチです。
一つは、「健全な没頭」です。もの作りでもスポーツでも家庭菜園でも読書でも、なんでも構いません。夢中になれることにとことん向き合うことです。
「死んでしまいたい」「自分には価値がない」など、怒りの元から激しい怒りがわいてきた時に、没頭できることを行うことで、心を駆り立てる強いエネルギーを健全なほうに向けるのです。(略)
この没頭できる何かは、「せっかちタイプ」の趣味のように、追い立てられてやるのでは意味がありません。出来不出来を誰かと比べたりせず、本当に夢中になれることがよいのです。
~誰の心にも潜む「ゆるサイコパス」、自分がうっかり加害者や被害者にならない方法より一部抜粋にて引用~
道具のいらない動作で攻撃を食いとめる より🔍
ただし、いくら好きだからといってギャンブルや風俗はいけません。社会的な体面がよいものを選びましょう。(略)
もちろん、「仕事が趣味」というのもいけません。義務感が伴うものはリラックスできません。あくまでも、完成を求めず、好きな時に始めて好きな時に終われるものがいいでしょう。
没頭できるものを見つけるのは、簡単ではありません。(略)
「健全な没頭」といわれても、衝動的な怒りの爆発から、とっさに没頭モードに入ることはなかなかできそうにないという人もいるでしょう。そこでもう一つ、「心の癖」を使って「怒りの元」の発動を食いとめる方法をご紹介します。
「せっかちタイプ」の私の友人は、自暴自棄な思いがわいてきたら、とっさに素早いパンチの動きをします。(略)
さらに、「パンチによって急ぎたい衝動が満たされたのだから、あとはゆっくりやって自分を大切にしよう」と自分に言い聞かせているそうです。そのせいか、友人は仕事がうまくいかなくても自暴自棄になることはないそうです。
このように、「特定の動作を行う+アロワーを与える」ことをセットで行うのは、怒りの元による攻撃を食いとめるにはとてもよいと思います。
~誰の心にも潜む「ゆるサイコパス」、自分がうっかり加害者や被害者にならない方法より一部抜粋にて引用~
ゆるサイコパスについて思うところを少し書きたいと思います📝
カープマンの「人間ドラマの三角形」のポイントは、「迫害者」「犠牲者」「救済者」は、簡単にポジションが替わるということです。(略)
(1)想像上の「新たな犠牲者」をつくる。「新たな犠牲者」は迫害者と直接の知り合いではない人がよい。自分に親しい人を新たな犠牲者に据えると、自分が犠牲者のポジションから抜け出す強いエネルギーになる。反撃すると決意する前に、まず犠牲者にならないという気持ちが大事。
(2)「新たな犠牲者」を援助するために、それまでの「犠牲者であったあなた」が救済者となる。その際「新たな犠牲者」を守らなければならないと真剣に思い込む。(略)
誰の内側にも、他者や自分を傷つけたり、攻撃したりする「ゆるサイコパス」が潜んでいる可能性は充分にあります。
心理学をやっていて精神分析で有名なフロイトの理論を学ぶ身としては、同じ人の中に「死の本能(タナトス)」と「生の本能(エロス)」が存在するということを改めて実感した気がします。(理解が深まったという感じ、でしょうか?)
私自身も、学生の頃にふざけた男子生徒によって一瞬ですが「からかいの対象」という『犠牲者』という立場に追いやられそうになったことがあります。
幸い、クラスメイトの前で勝気な私自身が「それって、いじめという行為にあたるのでは?それって本当に良いなのかな?」といった意味合いの注意を促し、その後すぐに職員室に駆け込んで、教員に状況説明をしたことで私自身は犠牲者になることを回避した経験がありました。
『迫害者』にあたる男子生徒には、その後軽い指導があったかもしれませんが、後日、私もその男子生徒もなんとはなしに「まぁ、過去は水に流そう」という考えに切り替えられたので、その後卒業までクラスもずっと一緒でしたが、特に遺恨が残ることなく、ある意味『少し苦い若気の至り』の思い出として消化されていた気がします。
私の過去エピソードはある種反撃していますが、そもそも『まず犠牲者にならない』という事態が避けがたかったので、致し方無いことだったかな…?とも思われますが、今はもう『まず犠牲者にならないという気持ちが大事』という姿勢で日々、自身の感覚を研ぎ澄ましてトラブルに巻き込まれない様にも自身を守っています。
心の癖も怒りの元も幼少期の体験や感情と深く結びついており、簡単に除くことはできません。(略)
その方法の一つが「アロワー」という、「心の癖」に自分で許しを与える方法です。
大学生以降、自身を見つめ直すトレーイングの中で、自然とアロワーをやっていたことも、自身の中にある「ゆるサイコパス」な部分とうまく付き合って抑えられている現状に繋がっているのかもしれません。
一つは、「健全な没頭」です。もの作りでもスポーツでも家庭菜園でも読書でも、なんでも構いません。夢中になれることにとことん向き合うことです。
「死んでしまいたい」「自分には価値がない」など、怒りの元から激しい怒りがわいてきた時に、没頭できることを行うことで、心を駆り立てる強いエネルギーを健全なほうに向けるのです。
今の私には、本業とは別に「推し活」や「ブログ」も健全な没頭となっていますが、今よりも若かりし頃は、「心理学を学んで自身の自己分析をする(今も継続中)」が主な健全な没頭であったように思います。
まとめ
今回は、高品孝之さんの著書・『攻撃する人の心理がわかる本』の内容から一部抜粋したものを掲載した記事をご紹介させていただきました。
「ゆるサイコパス」な面は、記事内でも指摘されている様に誰しも持ち合わせている可能性があります。
最近では情報化が発達していき、SNSなど様々なツールを使って世界中に自身の考え・意見を広めることが出来るようになってきています。
簡単に意見を伝えるできるようになったからこそ、忘れてしまいがちなことですが…SNSなどを通して簡単に(自分からは見えない)相手を傷つけることが出来てしまう、という危険性が高いことも常に意識して過ごしていけたらと思う今日この頃です。
- 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
- 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
- なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
- みんなはどうやってストレス発散してるの?
- みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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