こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
【小中高生のお子さんがいる親御さん、必見👀✨】トアルしんりしは語りたい!記事のご紹介とトアルの思うところなど体験談も踏まえてお伝えします📝
今回は、トアルしんりしは語りたいシリーズです。
☞過去記事(シリーズ18)はこちら。気になった方は、よかったらチェックしてみてください👇
そして、今回ご紹介する記事がこちらになります👇
👆「学校に行きたくない」時の対処法。小中高生の理由と親の対応/うららか相談室
トアルしんりしは語りたいシリーズはこんなスタンスです👇
毎度毎度でほんと~に恐縮なのですが…改めてアナウンスです📣
✅記事から学んだこと以上に、漠然と感じたことなどが中心になっています
✅そのため、少しプライベートな見解が入っているかな?と思われます😅
✅心理職目線や子育てをする親目線といったものが交差した意見も多めかと💦
記事内容をちょこっとご紹介いたします👇
冒頭では、このように文が記載されています。
お子さんが、「学校に行きたくない」と言い出したら、焦ってしまう保護者の方が多いと思います。はっきりとした原因がないのに、「朝になるとなんとなく体調が悪い」「休みにするとほっとする」というお子さんもいるでしょう。
この記事では、登校することに対してモヤモヤした気分を抱えたお子さんと、その保護者の方が、「学校に行くこと」に対して柔軟な考え方ができるようなヒントを提示していければと思います。
INDEXとしては、以下の通り📋
- 学校に行きたくないのは甘えではない
- 学校に行きたくない理由は?
- 小学生の傾向
- 中学生の傾向
- 高校生の傾向
- 「学校に行きたくない」ときの対処法は?
- 通信制高校・チャレンジスクール・高卒認定試験について
- 「学校に行きたくない」と言われたときの親の対応
- おわりに
今回は、下線部の項目を取り上げてその内容を一部抜粋にてご紹介したく思います!
学校に行きたくないのは甘えではない より🔍
(略)「特にこれといった理由がないのに、学校のことを思うと気分が悪くなるのは自分が弱いのかな?」と思う人もいるかもしれませんが、「学校に行きたくない」のは決しておかしなことではありません。(略)
「親や先生、友だちになんと言われるだろう?」と不安になることもあるでしょうが、「もう無理だ」と感じたら、学校を休んでも、遅刻や早退をしてもかまわないのです。(略)
2016年に国で「教育機会確保法」という法律が制定され、(略)この法律では、「多様で適切な学習活動の重要性」や「休養の必要性」について示されており、生徒の希望で学校に登校せず、家庭学習やフリースクール(学校に行けない生徒が学校の代わりに過ごす場所)などを選ぶことも認められるようになりました。
~「学校に行きたくない」時の対処法。小中高生の理由と親の対応より一部抜粋にて引用~
小学生の傾向 より🔍
小学校生活の6年間でお子さんは心身共に著しい発達を遂げます。
- 園生活から学校への環境の変化にとまどう
(略)ほとんどの学校は、園よりも多くの児童が在籍するため、うまくクラスになじめなくなることもあります。このように、小学校に入学して集団生活になじめないといった問題は「小1プロブレム」と呼ばれています。
友人関係のトラブルが原因で学校に行きたくなくなるお子さんは多いため、親の見守りがまだまだ必要な時期といえます。
- ストレスをうまく言葉で表現できない
特に、小学校低学年のお子さんは、モヤモヤした気持ちをうまく言葉で伝えられず、帰宅してから癇癪(かんしゃく)を起こしたり、登校前にしくしく泣いたりすることがあります。
- 友人関係のトラブルや劣等感を抱える
(略)親友と呼べる密な付き合いが始まったり、仲の良いグループが固定されやすくなったり、秘密を共有するのが楽しかったりする時期でもあるため、友だちとのトラブルや悩みが深刻になりやすいです。
~「学校に行きたくない」時の対処法。小中高生の理由と親の対応より一部抜粋にて引用~
中学生の傾向 より🔍
親と関わることが減り、親に反抗することも多く、大人よりも友人関係に意義を見出します。
- 学業の悩みが多くなる
日本財団(2018)の調査(※2)によると、中学校に行きたくない理由について、「疲れる」「朝起きられない」などの身体的症状以外の理由では、「授業がよくわからない」「良い成績がとれない」「テストを受けたくない」という学業面での理由が多く挙げられています。
- 親に心配されるのが面倒なので話さない
(略)親にいろいろと詮索されるのも面倒に感じて、部屋にこもったり、スマホやゲームに夢中になったり、家族といるときも無口になることがあります。
- 部屋にこもってしまう
中学生になると、一人になってのんびりしたい、好きな音楽を聴いていたい、趣味に没頭したいといったように、家族や学校生活から離れて自由な時間を持つために、部屋にこもってしまうことがあります。
- 進路や部活、友人関係の悩みが深刻になる
中学生になると学業が中心になり、友だちとの話題も勉強や受験の話が多くなります。(略)また、部活などで、特定の限られたメンバーと一緒に過ごすことが多くなり、友人間のトラブルがあると、深刻な悩みになりやすいです。
- 起立性調節障害が出やすい
起立性調節障害は、体を起こしていると脳に回る血液や全身への血行が少なくなり、立ちくらみやめまい、動悸、失神、息切れ、体のだるさ、頭痛などの症状を起こし、朝起きられずに学校に行けなくなりやすい疾患です。午前中は不調でも午後には回復していることが多いので、怠けていると誤解されてしまうこともあります。
10歳から16歳の発症が多く、小学生の約5%、中学生の約10%に見られます。男女比は1:1.5~2の比率で、女子に多いといわれています(日本小児心身医学会)。
~「学校に行きたくない」時の対処法。小中高生の理由と親の対応より一部抜粋にて引用~
高校生の傾向 より🔍
- 学業や進路の悩みが深くなる
高校生は、中学校までの義務教育とは違って、単位取得や試験の成績によっては進級できないことがあり、学業についての悩みが深くなりやすい時期です。
- 学校に行きたくない理由が複雑になる
(略)文部科学省(2021)の調査(※1)によると、高校生の不登校要因の割合は、「無気力・不安」が37.7%、「生活リズムの乱れ・あそび・非行」が15.4%、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が8.8%となっています。
無気力や不安になる原因は人により様々ですが、こころの不調を放っておくと長期化・重症化して、生活リズムが乱れたりひきこもりのような状態になったりする場合があります。
~「学校に行きたくない」時の対処法。小中高生の理由と親の対応より一部抜粋にて引用~
「学校に行きたくない」ときの対処法は? より🔍
学校に行きたくないという気持ちのときもあって当然です。
- 信頼できる大人に伝える
こころや体の元気が無くて、なんだかとても疲れていると感じたら、思いきって周囲の信頼できる大人に伝えてみましょう。(略)
「学校に行きたくない気持ち」を親にわかってもらえるか、自信がないという方もいるでしょう。その際は、学校で担任の先生や保健室の先生、スクールカウンセラーなどの話しやすそうな人に、まずは今の辛い気持ちを伝えて、味方になってくれる大人をみつけましょう。(略)
話を聞いてくれそうな大人や友人に、思いを伝えてみることで、少し心が軽くなるかもしれません。
- 早退や遅刻もありと考える
(略)最初から最後まで学校にいようとするのではなく、例えば、「朝に具合が悪い場合は少し落ち着いてから遅刻して登校する」といったことも先生と相談しておけば問題ありません。また、「とりあえず登校してみて、ダメなら帰ってこよう」というのも一つの手段で、何とか登校できたけれど気分が悪くなってしまったというときは、早退することも可能です。
- 保健室などの別室で過ごす
教室に入りたくないときは、担任の先生と相談して、保健室や心の教室(心の相談室)などで、教室にいることに悩みを抱えるほかの生徒と過ごすこともできます。勉強が苦手というわけでなくても、大人数のがやがやしたクラスが苦手なら、少人数の教室に希望を出すこともできます。
- 家庭で学習する
学校の課題を後から取りに行ったり、先生や友だちに今日習ったところを確認したりして、学校に戻るのがおっくうにならないように、家庭で学習に取り組んでおきましょう。
- のんびりと過ごす
親と相談して学校をお休みにしたら、課題などやるべきことはやることを条件として、そのほかの時間はのんびりと好きなことをして過ごしましょう。自分がリラックスできることは何かを考えてみましょう。
- 放課後、友だちや先生に会ってみる
学校をお休みしてしまっても、午後から気分が落ち着いたら、友だちと遊んだり、お話したりするのもおすすめです。放課後に先生や友だちと連絡をとっておくと、休み明けに登校しやすくなります。
- 体調不良が続くなら、病院でみてもらう
(略)例えば、ストレスでおなかが痛くなる過敏性腸症候群や、朝起き上がったり体を起こしていたりすることが辛く困難になる起立性調節障害なども、学校へ行きたくない要因になっていることがあります。
このような症状がある場合は、医師と相談しながら治療を行い、学校にお休みする理由としての届けを出し、自宅できちんと休みましょう。
~「学校に行きたくない」時の対処法。小中高生の理由と親の対応より一部抜粋にて引用~
「学校に行きたくない」と言われたときの親の対応 より🔍
- 心身の不調は医師の診察を受ける
お子さんから頭痛や腹痛の訴えがあったり、朝起こすととても辛そうに見えたりといったように、身体症状が繰り返されるようでしたら、医師の診察を受けることも必要です。(略)診断がつけば、今後の対応を考えたり学校に説明したりしやすくなり、お子さんは心置きなくゆっくりと休むことができます。
- 子どもの話に耳を傾ける
(略)「話してもどうせ分かってもらえない」と感じて一人で悩んでいることも多いため、理由を無理に問い詰めるのではなく、まずはお子さんの話に耳を傾けましょう。
- 子どもの希望を聞く
(略)例えば、「体調が悪いからひとまず休んで、落ち着いたら遅れて登校する」「とりあえず登校してみて、無理だったら早退する」といったように、お子さんの状況や希望に合わせて臨機応変に対応するのがよいです。「登校しないといけない」「登校したらずっと学校にいてほしい」といった親の希望を押し付けると、お子さんの登校へのハードルが上がってしまいます。
- 子どものストレスを取り除く
(略)例えば、集団登校が苦手なお子さんには、校門まで親が付き沿ったり、発表が嫌いなお子さんには、先生に相談して発表は外してもらったりするといいでしょう。親が「嫌なことから逃げてはだめだ」と考えて、お子さんを追い詰めるようにしても逆効果になることが多いです。
- 学校の先生やカウンセラーに相談する
「授業がつまらない」などといった不満をお子さんが抱えているときは、学習のつまずきをチェックしたり学習の遅れを補ったりする方法を、担任の先生やカウンセラー、塾の先生などと相談して、今後の学習の見通しを立てましょう。
- 他人の意見に振り回されない
不登校や登校しぶりについては、様々な意見を言う人がいますし、「これが正解」といえる方法はありません。お子さん自身がどうしたいか、何をどのような方法で学んで将来に生かしたいか、という気持ちと向き合うことが大事です。世間の人が憧れるような進路に進むことが必ずしも幸せになる道ではありませんので、人生を長い目で見て、将来お子さんが何をしたいのか、どうやって生きていきたいのかを一緒に考えることも必要です。
- 社会資源や支援サービスを利用する
高校生の場合は、前述した通信制高校や自治体のチャレンジスクール、高卒認定試験などを利用する方法があります。小中学生の義務教育段階では、自治体の教育支援センターや民間のフリースクールなどの利用が可能です。
教育支援センター(適応指導教室)
(略)学校生活への復帰を目指して、在籍する学校と連携を取りながら、カウンセリングや集団指導、学習支援を行います。自治体に届けを出すことで、教育支援センターに通った日は登校扱いとなります。
フリースクール
フリースクールは、何らかの事情で学校に通えない小中学生のための、学びや体験、友だちとの交流ができる場所です。学校のように決まったカリキュラムや入学資格はありません。
2016年「教育機会確保法」により、フリースクールの重要性について示され、在籍する学校が認めればフリースクールに登校した日は出席扱いになります。
- 感覚過敏や発達障害の可能性も
(略)感覚過敏や発達障害は生まれ持った特性であり、それ自体を治すことはできませんが、環境調整や周囲の人たちのかかわり方により、お子さんのストレスは軽減されることが多いです。
感覚過敏
(略)感覚過敏を持つお子さんについて、例えば、雑音がうるさく感じるために教室で授業を受けるのが苦手であれば、イヤーマフの使用許可をもらったり、特別支援教室などの少人数の教室で対応してもらったりして、苦手な部分をカバーすることができます。
発達障害
発達障害は、脳機能が異なることにより日常生活に困難を抱えやすくなる生まれつきの特性を指し、感覚過敏を併せ持つこともあります。
発達障害の代表的なものに、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如・多動症)、SLD(限局性学習症)などがあります。(略)
このような配慮の必要性を感じた場合は、地域の保健センターや都道府県の発達障害支援センターなどで、発達障害を診断できる医療機関を紹介してもらい、診断を受けておくと、その後の教育方法や支援、進路などを考えるときの参考になります。
~「学校に行きたくない」時の対処法。小中高生の理由と親の対応より一部抜粋にて引用~
トアルしんりし自身の体験談も踏まえて、少しばかり語りますね📝
私自身も高校時代に不登校(気味ともとれるような)期間が半年ほどありましたので、当時の事を思い出しながら記事を読ませていただきました。
随所随所で、「うんうん、あったあったな~そんなことが💦💦」という実感と共に、「親や周囲にはなかなか理解されなくて大変だった…」という何とも物悲しい気持ちも思い返しておりました。
特に、以下の個所が当事者としては感じ入った内容でした👇
学校に行きたくない理由が複雑になる
(略)文部科学省(2021)の調査(※1)によると、高校生の不登校要因の割合は、「無気力・不安」が37.7%、「生活リズムの乱れ・あそび・非行」が15.4%、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」が8.8%となっています。
無気力や不安になる原因は人により様々ですが、こころの不調を放っておくと長期化・重症化して、生活リズムが乱れたりひきこもりのような状態になったりする場合があります。
ちなみに、中学の頃は多少の夜更かしで睡眠不足になることはあっても大きく生活リズムが乱れることは少なく、友人関係においての悩みはある程度親や友人に相談しながらも自力でこなせていました。
学業も中学の頃は割と狭いコミュニティの中での順位でしたので、そこまで悪くもないために変に自信喪失などもすることはありませんでしたが…高校に入学し、学業は難易度が上がり、人生初の「この人、嫌いだな」というクラスメイトとの出会いと、その相手との日々に精神を大きく削られていったのが…最終的に自身の生活リズムの大きな乱れとメンタルの不調へと繋がっていたようにも思います。
もちろん、多感な時期ということも考慮すると、成人した今では「なんで、そんな人物一人のためにそこまで悩んだのか?」と馬鹿らしく思えることも、当時の私には『些細なことではすまされなかった』ということなのでしょう。
やはり、ある程度の葛藤をしてしまう時期はある種の若い頃の課題の一つともいえるのでしょうね。
私個人は今はそう、思えるまでにはなりましたが…当時の私にとっては、「なんでこんなに周りに理解をされないのか?」「こんなに苦しいのに…分かってもらえない」といった自己憐憫や『ありのまま』『等身大』の自分を否定して現実から逃げていたのだとも考えられます。(大人になった今でもそういった一端は随所にあるので、反省するばかりです💦)
当時の親も、親なりに精一杯私に寄り添ってくれていた記憶があります。
一方で、そんな親に対して私自身は「これはやってくれていない」「ここは十分ではない」といったいちゃもんをつけていましたね💦💦💦(今思うと、本当に情けない限りです。若気の至りの範疇を超えていましたね)
ちなみに、親と当時の私とのやり取りについて思い出して話していると、少し食い違うところがあったりするので、今回の記事内容にある対処法と照らし合わせてこちらでも少しご紹介したいと思います👇
上記の母親の記憶に対して、当時の私はこのように受け取っていました👇
精一杯見守って、支えてくれていた親にはなんだか申し訳ない限りです💦
(いちゃもんつけられる立場ではないでしょうにね💦)
まとめ
今回は、【トアルしんりしは語りたいシリーズ第19弾】ということで、記事を取り上げてトアルの語りもあわせてご紹介いたしました。
不登校という経験がある身でいえることととしては、今現在、お子さんの不登校に悩みそう・直面している親御さんには、記事内の文言でいう「不登校や登校しぶりについては、様々な意見を言う人がいますし、『これが正解』といえる方法はありません。だからこそ、すべてを親や子どもの責任にして責めすぎてしまわないでくださいね」ということを伝えたい限りです。
そして、必要かもしれないと感じる前でも、親御さん自身がいっぱいいっぱいになってしまう前に、頼れる形のサポートを見つけられることを願ってやみません。
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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