こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
【「メンタル不調かな?」と感じる前にチェックをオススメ👍】「メンタル不調時」の病院選択のコツに関する記事を紹介&トアルの精神科・心療内科勤めの経験談や思うところも少しお伝えしたいと思います!
前回、このような記事を掲載しました👇
👆【『発達障害グレーゾーン』の診断の現状をご存知ですか?】関連記事のご紹介&トアルの経験談(児童精神科受診+α)・思うところも少しお伝え📝(2023年12月10日分)
✅書籍・『大人の発達障害グレーゾーンの人たち』からご紹介
✅発達障害(神経発達症)の『グレーゾーン』の説明👌
✅受診から診断に至るまでが紹介されています👌
✅発達障害の診断で使われる主な「心理検査」や「画像検査」の説明も👌
発達障害のグレーゾーンについて、気になった方は是非とも一読いただけたら幸いです👍✨
そして、今回ご紹介したい記事がこちらになります👇
👆メンタル不調、病院に行く行かないの判断のコツ 漫画「誰でもみんなうつになる 私のプチうつ脱出ガイド」(第2回)/東洋経済ONLINE
寒さが以前より厳しくなり、日照時間が短く、年末年始の忙しさなども重なってくることもある12月は、ふとメンタルの不調も起きやすいかもしれません。
そんな自身の不調を感じた場合、この記事内容を知っていると【病院に行く・行かない】という判断により自信を持てるかもしれませんね。
早速、記事内容の方を見ていきましょう!
記事内容をこちらで少しご紹介いたしますね👇
「最近ずっとだるいし、やる気が出ない……」
ある日、そんな不調に見舞われた、イラストレーター・コミックエッセイストのハラユキさん。(略)
2022年に「軽度から中度のうつ」と診断されたハラユキさんが、うつ抜けに至るまでの日々と、「うつ症状の原因の見極め方」「精神医療との上手な付き合い方」などを取材してまとめたコミックルポ『誰でもみんなうつになる 私のプチうつ脱出ガイド』(KADOKAWA)より、抜粋してご紹介します。
記事内に掲載されているハラユキさんの漫画を今回、セリフなども含めた内容を活字にて(一部抜粋にて)ご紹介していきますね📝
記事内では、コミック15ページ分の内容(精神科に行ったワケ)が掲載されています。
いくつかのページ内容をピックアップした上で、その内容をご紹介していきたいと思います👇
<2P~6P>
2P
【私は家事育児テーマの連載を持っていて それに連動したオンライン・コミュニティも運営中】
【クローズドな場所に集まるコメントで知ったのは…】(略)
ハラユキさん『メンタルの問題で悩む人ってこんなに多いの!?力になりたいけど私はこのあたり全然詳しくないし…』
【そこで知人の精神科医の先生にお願いして このコミュニティの配信企画としてオンライン対談をやったことがある】(略)3P
(略)K先生「なるほど こうなったら医療にかかるべきってポイントはあるんです ひとつめは「死」についてくり返し考えてしまうとき」
《死にたい…》《いつどうやって死のう…》
K先生「こうなると医療にかかることを強くオススメします」(略)
K先生「ふたつめは妄想や幻覚幻聴の症状があるとき」4P
《私を殺そうとしてる人がいる‼》《スパイが追ってくる‼》《誰もいないよ?》
K先生「こうなると入院が必要な場合もあります そこまでいかなくてもこういう症状が2週間以上続いたら…医療機関への相談をオススメします」
《やる気が出ない…》《眠れない…》《食欲ない…》《落ち込む…》(略)5P
K先生「その症状に困っていて周りに相談できる人がいなければ行っていいのでは?少なくとも私はそう考えています」
【その他にもいろんなことを教えていただき 話しているうちに精神科への心の壁が消えて】
ハラユキさん『なるほどー今後何かあったら利用しよ!』
【それが今回の予約につながったのでした】6P
~メンタル不調、病院に行く行かないの判断のコツ 漫画「誰でもみんなうつになる 私のプチうつ脱出ガイド」(第2回)より一部抜粋にて引用~
<病院に行った方がいいレベルって?>
〇死にたい、自殺未遂をした 〇自殺の計画を立てた 〇妄想が激しい 〇幻覚、幻聴がある
〇暴言をずっと吐いている 〇暴力をふるう 〇心身の不調(P.29とP.73を参照)が2週間以上続いている
<9P~12P>
9P
【メンタルクリニックの壁その2 病院選び‼】(略)
K先生「まずこれがメンタルの診療科 精神科医が担当していることが多いです」
《精神科》《精神神経科》《神経科》《メンタルヘルス科》《心療内科》
K先生「どの科もいろーんなタイプの先生がいますが…相性がとても大事な分野なので初診で本当にイヤな思いをしたらやめていいと思います」(略)10P
K先生「でも多少相性が合わない気がしても最低3回くらいは通うのがオススメです 精神疾患は一回診ただけじゃわからないことも多いので…(略)」
K先生「さらに具体的に言うとオススメは『精神保健指定医』の資格を持つ医師ですね」(略)
K先生「医師実務経験5年以上 精神科 実務経験3年以上 さらに指定された症例を全て診療した経験が必要な国家資格です」11P
(略)K先生「資格があれば絶対大丈夫というわけではありません それでも迷ったときのひとつの目安にはなると思います」(略)
【この他にも病院・クリニックの見極め方はあるのだけど…】(略)
ハラユキさん『あのときの話を思い出すと…クリニックの公式サイトのプロフィールチェックは大事で…』(略)12P
~メンタル不調、病院に行く行かないの判断のコツ 漫画「誰でもみんなうつになる 私のプチうつ脱出ガイド」(第2回)より一部抜粋にて引用~
【気持ちが落ち始めてから調べていたのだけど クチコミを見てみると…】
ハラユキさん『他の診療科よりクチコミが両極端…?どっちを信じればいいの? (はっ!)待って!よく考えたらここは精神科 患者さんの中には普通通りの判断ができない人だっているんじゃ?』(略)
<13P~15P>
13P
【結局またK先生に聞いてみた】(略)
【選んだのは精神科・神経科・心療内科をかかげるクリニック】
ハラユキさん『(略)「メンタル」とか「精神」とかそういう言葉がクリニック名に入ってない…』
【クリニックの入り口にも…】
ハラユキさん『離れている外には看板出てるけど扉には何も書いてない…これって患者が入りやすくする配慮なのかも?』
【そんな風に私はクリニックを選んだ】15P
~メンタル不調、病院に行く行かないの判断のコツ 漫画「誰でもみんなうつになる 私のプチうつ脱出ガイド」(第2回)より一部抜粋にて引用~
K先生「うつ症状があるときは医療機関以外でも相談ができます 医療機関と相談所の大きな違いは『相談ができる』『薬での治療ができる』などです」
《❶精神保健福祉センター》《❷保健センター》《❸保健所》《➍メンタル専門のNPO》《❺民間のカウンセリング》
書籍のご紹介📚
<誰でもみんなうつになる 私のプチうつ脱出ガイド>
👆楽天ユーザー様向け(紙の本)
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トアルの精神科・心療内科勤めの経験談や思うところも少しお伝えしたいと思います📝
<病院に行った方がいいレベルって?>
〇死にたい、自殺未遂をした 〇自殺の計画を立てた 〇妄想が激しい 〇幻覚、幻聴がある
〇暴言をずっと吐いている 〇暴力をふるう 〇心身の不調(P.29とP.73を参照)が2週間以上続いている
上記の内容は「さすが専門医の方のお話だなぁ~」と、その的を得た病院通院の判断レベルに頷きが止まりませんでした。
私自身も、精神科・心療内科勤めの経験があるため、初診で来院する患者さん達の問診内容を確認していた頃を思い返すと…K先生の述べているポイントは(個人差や程度の差はあれど)ほとんど当てはまっている感じでした。
(個人的な体験にはなるのですが)私が高校生の不登校気味になっていた時期には、日々「死にたい(くらい苦しい、辛い)」「こんなにしんどい思いをするのであれば、何らかの方法で楽になってもよいのでは?」といった考えにとらわれていたように思います。
親もさすがにそんな私の様子を心配して、当時1回だけ児童精神科にあたる心療内科に連れて行ってくれたことがありました。
(結果として、「ここでは私の気持ちを真に理解してくれはしない!」「そうだ!自分で自分の不調の理由や原因を解明してやる!!」という強い思いから、気づけば心理士・心理師の道に進んだ経緯がありました💦)
K先生が他にも述べている様に、
私の初診で断念という経験は、今の私を作るきっかけになったことではありましたが…心理士・師目線で意見を述べるとしても、精神科・心療内科・神経科などのメンタルを診てくれる専門機関には1回で全てを判断するのは難しいので、K先生のいう3回くらいは目安で通うことをオススメしたく思います。
また、これから通うことを検討している機関にいる医師が、精神保健指定医であるかどうかを公式サイトなどに書かれていない場合もあるため、どうしてもその点が気になる方は事前に先方に問い合わせするなどで確認するというのも…場合によっては必要になってくるかもしれませんね。
【選んだのは精神科・神経科・心療内科をかかげるクリニック】
ハラユキさん『(略)「メンタル」とか「精神」とかそういう言葉がクリニック名に入ってない…』
【クリニックの入り口にも…】
ハラユキさん『離れている外には看板出てるけど扉には何も書いてない…これって患者が入りやすくする配慮なのかも?』
【そんな風に私はクリニックを選んだ】
ハラユキさんのクリニック選択ポイントもまさに合点のいくものでした✨
確かに、私も周囲(専門職)からきく評判の良い専門機関の名前や外装等は、ハラユキさんの述べている様な感じの場所が多い印象を受けます。
「あ!ここもメンタルみてくれるんだなぁ~。パッと見て分かりやすすぎると、それはそれで患者さんに与えるインパクト大になり得るなぁ…」という点に配慮としてあるのも、精神科・心療内科・神経科ならではなのかもしれないですね👌
まとめ
今回は、『メンタル不調、病院に行く行かないの判断のコツ 漫画「誰でもみんなうつになる 私のプチうつ脱出ガイド」(第2回)』という記事のご紹介と共に、少しばかりトアルの経験談(精神科・心療内科勤め)・思うところもお伝えさせたいただきました。
精神科・心療内科・神経科の初診は、地域によっても異なるとは思いますが…初診待ちの期間が長い場合が大いに考えられますので、もしも自身のメンタル不調を感じたら、今回の記事内容も参考に診療機関を選んでいただけたら幸いです。
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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ブロトピ:今日の育児日記
「でも多少相性が合わない気がしても最低3回くらいは通うのがオススメです 精神疾患は一回診ただけじゃわからないことも多いので…(略)」
「さらに具体的に言うとオススメは『精神保健指定医』の資格を持つ医師ですね」