こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
【「小1の壁」をご存知ですか?】専門家の記事をご紹介!&親であるトアルの思うところも少しお伝えしたいと思います👍
今回、ご紹介したい記事がこちらになります❗️
👆「小1の壁 どう備えたらいいですか?」専門家に聞きました/ライフチャット
昨日は学童関連の記事を掲載しましたが、今回は『小1の壁』ということで、お子さんの支援に関わる人たちにとっても、これから親御さんになられる方にも関心の高いトピックスであると思われます✨
では、早速以下に記事の内容をご紹介していきましょう。
記事内容を少しご紹介したいと思います📝
記事内では、記者と専門家である高祖常子さん(こども家庭庁の「幼児期までのこどもの育ち部会」で委員も務める)とのやりとりがチャット形式で進められていきます。
ちなみに、INDEXとしては以下の通りです🗒️
- 「困った」「どう対策を?」よりもまず「子どもの気持ち」を
- だいじにしたい「あのね」の時間
- 学童は?働き方はどうする?
- “スケジュール”書き出してみて
- 壁、不安を感じているみなさんへ
- 小1の壁に備える!チェックリスト
今回は全項目から、その内容の一部をご紹介していきたいと思います👍
「困った」「どう対策を?」よりもまず「子どもの気持ち」を より🔍
記者「そもそも「小1の壁」ってどういう意味のことばなのでしょうか」
高祖常子さん「(略)学童保育があっても、預かり時間は保育園のように長くなく融通もきかなくなり、親も仕事との両立が難しくなってしまうことを「小1の壁」と言います」
記者「自分自身の経験や、周囲の体験談を聞いていると「壁」は預かり時間の問題だけではないようにも思います」
高祖さん「体験談を聞くと、子どもたち自身の「つまずき」も多く含まれます。(略)いろんなタイプの子どもがいて、いきなり大勢の中で先生の指示に従って学校生活をしていくことに戸惑うお子さんもかなりいるように感じます」
記者「そもそも、その「子どもたちのしんどさ」や「つまづき」というのはなぜ生じているとお考えですか?」
高祖さん「(略)幼児教育の中では子どもたちが中心になって自発的に遊びを発展させることに力を入れて、のびのびとやってきたけれど、そういう子が小学校に入ると急に元気がなくなってしてしまうと。
(略)まだまだ全国的に見ると先生が前に立って正解を問うような授業をしている。保育・幼児教育と学校教育の“つなぎ”の部分は、まだまだだと感じています。(略)今までの「小1の壁」に関する記事だと、学童をどうする、とか、働き方をどうするとか、親の困りごとや対策を中心にまとめているものが多い気がしていますが、まず大切なのは「子どもの気持ち」や「意思」だと思っています」
〜「小1の壁 どう備えたらいいですか?」専門家に聞きましたより一部抜粋にて引用〜
だいじにしたい「あのね」の時間 より🔍
記者「その部分、取材でも大切にしていきたいです。子どもの気持ちに寄り添ううえで、どんな風に声かけをすればいいでしょうか」
高祖さん「(略)入学前は学校の楽しい話をしてあげてほしいです。「体育ではこんなことするんだって」とか「こういうことを図工でもするかもね」とか。「そんなんじゃ、小学生になれないよ!」と脅すのはNGです(略)
そもそも相談や困りごとは子どもが安心しているときに、子どものタイミングで言ってくるものです。だから私はよく「あのねの時間を作ろう」って言っています。(略)
親も忙しいですよね。だったら、お手伝いに巻き込みましょうと。(略)たまにでいいから子どもが「あのね…」って言い出せる時間をつくると、子どもの実際の気持ちや、声にふれられるかなと思います」
〜「小1の壁 どう備えたらいいですか?」専門家に聞きましたより一部抜粋にて引用〜
学童は?働き方はどうする? より🔍
記者「「子どもたちの気持ち」を大切にしたうえで、でも実際に親はどうすればいいの、という話なのですが…」
高祖さん「そもそも「保育園落ちた日本死ね」(※)があって、そのあと保育園は小規模園を含めてたくさん作られてきた。親の働き方に合わせて、どんどん作って長時間預かってももらえて…。その子たちが5、6年後に、次は学童落ちたって話になっているわけですね。(略)放課後の過ごし方も、公立の学童保育だけではなく、お値段はしますが民間の学童だったり、習い事に行ったり、ファミリーサポートさんに助けてもらったり、さまざまな選択肢があることも知っておいてほしいです」(※保育園の待機児童問題を厳しく批判したブログ記事。2016年に話題になった)
記者「私の周りにも小1の壁に備えて、フルリモートの職場に転職をして働き方を変えたというママ友がいます」
高祖さん「それも選択肢の1つだと思います。(略)子育て講座をすると、ここ数年でパパの参加率はすごく増えてきているんですよ。「育休をとりたいです」って言うんだけど「職場でいい顔されない」なんて話をいまだに聞くんです。もちろん、制度も拡充されて理解してくれる企業もあるけど、変わっていない企業もあるんですよね…」
記者「労働現場の課題もあるわけですね」
高祖さん「(略)子ども自身が笑顔で過ごしてくれている方が仕事にもしっかり取り組めるし、子どもも学校をがんばろうって気持ちになりますよね。」
〜「小1の壁 どう備えたらいいですか?」専門家に聞きましたより一部抜粋にて引用〜
“スケジュール”書き出してみて より🔍
記者「働き方を見直すこと以外に、就学前にできる備えはありますか?」
高祖さん「まずは、小学生になったときのスケジュールを書き出してみてください。入学後の1週目は何時に学校が終わって、学童は何時から、って書きだしてみて、隣に親の仕事のスケジュールを書く。そうすると、この時間、曜日はパパもママも対応できないかも、とかってことが見えてきますよね。(略)ママが1人で何とかしようと思っているケースが多いのですが、家族みんなの話として、パートナーと共有したり、ご近所どうしで助け合うのも1つの手です」
〜「小1の壁 どう備えたらいいですか?」専門家に聞きましたより一部抜粋にて引用〜
壁、不安を感じているみなさんへ より🔍
記者「最後に、小1の壁を不安に感じている方たちに伝えたいことはありますか?」
高祖さん「(略)不安を感じたらまずはそもそも何に対して心配があるのかを整理してみてほしいです。その具体的な心配に対して、どう解決できるか、役所や学校、そして先輩ママパパなどに聞いてみてほしいです」
〜「小1の壁 どう備えたらいいですか?」専門家に聞きましたより一部抜粋にて引用〜
小1の壁に備える!チェックリスト より🔍
子育てアドバイザー高祖先常子さん監修の<小1の壁に備えるチェックリスト>画像を元に、再度作成したリストを以下にも掲載いたします📝
ここまでのお話をまとめたチェックリストを制作しました。
小1の壁に備えるチェックリスト
〜「小1の壁 どう備えたらいいですか?」専門家に聞きましたより一部抜粋にて引用〜
親であるトアルの思うところも少しお伝えしたいと思います👍✨✨
「小1の壁」についての記事を過去に当ブログでも取り上げてきました。
☞ちなみに、こちらになります👇(気になった方は是非ともチェックしてみていただけたら幸いです🌸)
【小1の壁を考える】記事から学ぶことパート17!〜仕事も子育ても「頼る」ことの大切さを再発見☆〜(2023年2月15日分)
今回の記事では、高祖常子さんの以下のコメントが特に印象的でした。
確かに、これまで私も『娘の親としていかに働き方を考えるか?』といったどちらかといえば娘の気持ちや意思というよりも、私や伴侶といった親側を中心に考えていた様に思います。
正直、反省です💦💦💦
いくら娘が特性があり、言葉で自身の気持ちを伝えるのが難しい身であるとはいえ、娘なりの思いや考えをこれからはもっと大切にしていきたいなぁ…と切に思いました。
『親としていかに働き方を考えるか?』→『娘が親にどんな働き方を望むのか?どんな時間の過ごし方を望むのか?』という方向性に考えをシフトしていけたらなぁ~と思った次第です。
そして、私自身は心理職をこよなく愛しているのもあり、今すぐ辞めることはできないでしょうが…形は変われど、オンラインや短時間勤務での業務内容にシフトしていきながら、娘と家庭で過ごせる時間も確保していけたらなぁ~とも思います。
まとめ
今回は、『「小1の壁 どう備えたらいいですか?」専門家に聞きました』の記事のご紹介をさせていただきました。
現在、小1の壁について絶賛お悩みの親御さんには、是非とも記事内で紹介されていた<小1の壁に備える!チェックリスト>をやっていただけると、もしかすると得られた情報が今後のお仕事や家庭生活においてなんらかの参考になるやもしれませんのでオススメです✨✨✨
上記の高祖常子さんのコメントにもあるように、何が心配なのか?ということを整理することで、誰に何を聞くことが大切であるのか・どう動けばよいのかといったということがよりクリアに理解でき、安心できるのではないか…と思う今日この頃です。
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
感想など送ろうかなと、もしいっらしゃる方がいれば
☞(コメント機能の代わりに)お問合せフォームをご利用ください
Follow @StigmaX1
☟購入したりしておススメの作品を中心に置いています♪いつもありがとうございます!
ブロトピ:今日の育児日記
今までの「小1の壁」に関する記事だと、学童をどうする、とか、働き方をどうするとか、親の困りごとや対策を中心にまとめているものが多い気がしていますが、まず大切なのは「子どもの気持ち」や「意思」だと思っています