CAPプログラムと障害をもつ娘への関わりの問題点と対処法~「No(イヤという)」「Go(その場を離れる)」「Tell(誰かに話す)」について~

家族のこと

 こんにちは、みなさま。

臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。

 現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。

このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!


 今回は、CAPプログラムをとりあげてご説明しようと思います。

そして、親としてそれを子どもに伝えていくのに、どういった問題点が我が家ではあったのか、その対処法についてご紹介いたします。



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CAPプログラムとは?

 最近、よく耳にするようになった方も多いのではないでしょうか?

私自身も、参加する研修会や講演会で以前より耳にするようになった言葉の一つです。

あまり耳にしない言葉だわ・・・

どんなことを伝えているのかしら?

子育てする上で、これをどう取り入れていくの?

 こういったお悩みに対して、一つ一つお答えしていこうと思います。

☞まずは、CAPプログラムについてです↓

CAP(キャップ)とは、Child Assault Prevention子どもへの暴力防止の頭文字をとってそう呼んでいます。子どもがいじめ・虐待・体罰・誘拐・痴漢・性暴力など様々な暴力から自分の心とからだを守る暴力防止のための予防教育プログラムです。

~NPO法人 COPセンター・JAPANサイトより抜粋にて引用~
トアルしんりし
トアルしんりし

これだけ見ると、なんだか難しそうですね💦

具体的にはどんなことをすればよいのか??

 次に、CAPプログラムの中の、3つの柱についてのご説明をしていきます。

CAPプログラム・3つの柱

1.エンパワメント

子どもの内にある力に働きかけ、その働きかけによって子ども自身が自らの力を活性化させるのがエンパワメントです。

CAPプログラムは、「子どもはおとなが守るべき弱い存在」とみるのではなく、不安で困難な状況にも、子ども自身の問題を解決する力を信じ、その力を活性化するエンパワメントの考えが基になっています。

~NPO法人 CAPセンター・JAPANサイトより抜粋にて引用~

☞カウンセリングを行う上でも、『子ども自身が問題を解決する力を信じ、その力を活性化する』という、この視点はとても大切にされているよなぁと思います。もちろん、相手が子供だけでなく大人の方にも当てはまる視点でもありますが***

☞☞学生の頃、母に言われたことで印象的だったことに、「あなた(=私)をお母さんの所有物みたいに思っちゃいけないよね💦」というセリフがありました

 当時の私は、『そんなの当たり前だよ!だって、私にも私の意思があるんだし、なんでお母さんの好きにされなきゃいけないの!?』と反抗期真っ盛りで、それ以上母の気持ちを考えていなかったと記憶しています。

 でも今は、自身が親になったこともあってか・・・当時の母の気持ちが理解できるなぁと思えています。

 一方で、『娘には娘の気持ちがある』『心配してしまうのはわかるが、もっと娘の力(=問題を解決する力)を信じてあげたいなぁ』と思いながらも、子を必要以上に心配して世話をやきすぎている、当時の母のような自分がいることにも気づきました。


2.人権意識

CAPは子どもに「自分は大切な存在だ」と思う感覚-人権意識を積極的に伝えていきます。(略)

子どもたちは、CAPプログラムを通して危険な状況を「いや」という感覚で察知し、その危険な状況から自分を守るための行動の選択肢があることを学んでいきます。

大切な自分を守るための行動の選択肢は、「No(イヤという)」「Go(その場を離れる)」「Tell(誰かに話す)」です。

~NPO法人 CAPセンター・JAPANサイトより抜粋にて引用~

☞この『No(イヤという)』『Go(その場を離れる)』『Tell(誰かに話す)』という、大切な自分を守るための行動は、日々の生活の中で繰り返し繰り返し娘に伝えていきたいことだなぁと思いました。


3.コミュニティ

CAPでは子どもたちの安心・安全のためには、コミュニティ(地域)のおとなが子どもをサポートすることが不可欠だと考え、そのための積極的な働きかけをします。(略)

子どもの心とからだを傷つけること-暴力を予防するには「孤立」を防ぐこと、「つながる」ことが有効です。
自分を無力だと感じている子ども同士が助け合うことは難しいものです。また、おとなが「たいしたことではない」と過小評価することで子どもは「孤立」を深めていきます。

~NPO法人 CAPセンター・JAPANサイトより抜粋にて引用~

☞私が学生の頃、地域のおじいちゃんやおばあちゃんが、「今日も元気かい?」なんて声掛けをよくしてくれていました。昔から割と田舎を転々としていたので、気づくとそういった人たちが必ず一定数いたのを覚えています。

 今考えれば、それはまさにコミュニティだったのかもしれませんよね。

☞☞最近では、地域のつながりも変化してきていることもあり、近隣にどんな人が住んでいるか等も分からないことも多くなってきたなぁということを考えると・・・コミュニティが恋しくなっている自分がいます。

 特に、親になってからは、子どもと家に二人きりでいるとうまく気晴らしもできないことも多く、気持ちのモヤモヤもたまりやすくなっており、『ああ、こんな時に誰かに相談したり、話を聴いてもらえるだけでもうれしいな』、と何度思ったことか(苦笑)

 子どもも大人同様に、『ああ~っこんなこと親には話し辛い💦』『どうしようかな・・・』といった話を聴いてくれる(両親以外の)大人が、地域にいてくれたらどんなに心強いだろうなぁと考えてしまいますね。


☞最近の我が家では、特に人権意識の部分に関して力を入れだしました。知的障害をもつ娘が、どこまで「No(イヤという)」「Go(その場を離れる)」「Tell(誰かに話す)」について理解して、行動に移せるのか・・・心配であったためです。

 以下に、我が家が考える現状の問題点とその対処法について書いていきたいと思います。


「No(イヤという)」「Go(その場を離れる)」「Tell(誰かに話す)」に対する娘の問題点・と対処法【我が家の場合】

<「No(イヤという)」への問題点>

  • 『イヤだ!』『気持ち悪い!』といった考えに至れるか、今の娘の知的レベル(水準、能力)では難しいのでは?
  • 嫌だと思うことはそもそもやらずに避けていることも多いため、いざという時に「No(イヤ!)」と言えるのだろうか?
  • いじめ・虐待・体罰・誘拐・痴漢・性暴力など様々な暴力に現在、遭遇していないのもあるため、視覚情報を使って体験で理解するタイプの娘には、想像が難しいかもしれない

<「Go(その場を離れる)」への問題点>

  • その場を離れていったら、どこまで行ってしまうかな?という懸念がある
  • そもそも、その場を離れないといけない状況を判断するのが難しい
  • 親しい人である場合は、なかなか離れないかもしれない可能性が高い

<「Tell(誰かに話す)」への問題点>

  • そもそも話すのが難しい(発語が少なすぎる)
  • 発語が少ないため、そもそも言葉で伝えられることに限度がある
  • 人に助けを求めるタイミングを理解するのが難しい

☞次に、そんな娘に我が家が0歳のころから今までやってきた対処法を紹介いたします。

<「No(イヤという)」への対処法>

  • 2歳頃に出てきた「イヤ!」という反応には、「そうだよね~イヤだよね」「イヤと思うことはおかしいことじゃないよ」「で?何がイヤだったかな?」とまずは娘の感情を一旦、受け取る。そのあとに、親の方で娘の理解レベルに合わせたクローズド・クエスチョン(「はい」や「いいえ」など、答え方が限定される質問。娘にはAとBを見せて、「AとB、どっちにする?」と尋ねて選ばせるなど)をしながら、娘に選択させながら自主性を育ててみた
  • 娘の「イヤ」と言えそうな状況を考えながら、親の方であえて「イヤ」というような状況へ誘導して様子をみる。無理強いは禁物が前提
  • 遭遇していない想像が難しい状況に関しては、プライベートゾーンの話もふまえて絵本や人形遊びの中で「こういう場合は、イヤ!って言ってもよいんだよ~」と、繰り返し視覚的に見せて教えていく。もちろん、娘の理解度や年齢を考慮して、絵本の選択は慎重に行うことが前提

<「Go(その場を離れる)」への対処法>

  • 絵カードなどの視覚情報を使いながら、「あの木のところまで、逃げるよ。逃げる練習、よいドン~」といった感じで、目印になるものめがけて走れる練習を行う。あわせて、逃げたら隠れるもセットで教えられるとベスト
  • イヤ!という意思表示が出てきたら、逃げるもセットでよいことを、追いかけっこ遊びを使いながら行っていく
  • 親が機嫌が悪い時に、「今は機嫌が悪いです。近づかないで~」と予告し、娘が距離を取るそぶりを見せれたら、「ママを放っておいてくれてありがとう」と、『親しい人でも近づいてはいけない時がある』と娘に気づいてもらう練習をする

<「Tell(誰かに話す)」への対処法>

  • 娘が絵カードや仕草などで気持ちを伝えてきたら、「ありがとう、気持ちをつたえてくれて」「今って、●●な気持ちかな?」「〇〇してほしいのかな?」といったように、娘が大人に助けを求めやすい環境を親の方で作ってみる。人を頼るのは悪いことでないことを伝えていく
  • 遭遇していない想像が難しい状況に関しては、絵本や人形遊びの力をかりて「こういう場合は、助けてって言ってよいんだよ~」と、繰り返し視覚的に見せて教えていく。もちろん、娘の理解度や年齢を考慮して、絵本の選択は慎重に行うことが前提

まとめ

 いかがだったでしょうか?

 今回は、CAPプログラムと障害をもつ娘への関わりの問題点と対処法についてご紹介しました。特に、「No(イヤという)」「Go(その場を離れる)」「Tell(誰かに話す)」という点にフォーカスしてお伝えしてみました。

折角なので、またCAPプログラムのことに関して、別の視点も取り入れた記事を追加できたらと思います。

☞なお、絶賛、プライベートゾーンをはじめとした生や性について障害をもっている子でも読みやすいと評判の絵本を取り寄せ中です。

届いて中身を確認後は、おすすめポイントや使い方などをまとめてブログ記事でご紹介出来たらと考えています。






  • 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
  • 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
  • なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
  • みんなはどうやってストレス発散してるの?
  • みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?

などなど・・・

☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』『私たち頑張ってるよね~』と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***


 ではでは、またお会いしましょう~!



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