こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
【下の子育休で上の子退園!?】『育休退園』に関する記事のご紹介&親として思うところもお伝えしますね📝
今回、ご紹介したい記事はこちらになります👇
👆育休退園改善を 下の子育休→上の子退園 水戸市・30代父訴え「もっと取得したいのに」<ニュースあなた発>/東京新聞 TOKYOWeb
この記事に書かれている内容の現実は、保育園に入園を考えている保護者の方々には是非とも知ってもらえたらなぁ…と思いました。
記事内容をこちらで少しご紹介いたします📋
「長男が退園させられるので、育休を短くしないと…」。育休中の水戸市の三十代男性から本紙「ニュースあなた発」にこんな内容のメールが届いた。下の子が生まれて育児休業を取得すると、上の子が保育園を退園せざるを得なくなる「育休退園」。多くの自治体がルール化する一方で、保護者らの強い希望を受けて見直しを進める自治体もある。水戸市はどうなのか。(出来田敬司)
~育休退園改善を 下の子育休→上の子退園 水戸市・30代父訴え「もっと取得したいのに」<ニュースあなた発>より一部抜粋にて引用~
記事内で紹介されていたその男性と家族状況は以下の通りとのこと👇
男性は妻、長男(3つ)、次男(生後六カ月)の四人暮らし。(略)
職場の制度上、男性は育休を三年取得できるが、実際に取得を予定しているのは約十一カ月。市の決まりでは、育休を取得した場合、下の子が一歳になる前日までしか上の子を保育所に預けられないためだ。それよりも長期の育休を取得すると、上の子は退園を余儀なくされる。
男性は「二人の子どもを育てる生活は、想像以上に余裕がない」とこぼす。授乳や睡眠など二人の生活リズムがそれぞれ違い、「夫婦がゆっくり体を休める時間がない」からだ。(略)
男性は「お金を払ってでも、保育園での席を確保したいぐらい。子どもが生まれてなければ分からなかった問題だ」と訴えた。
~育休退園改善を 下の子育休→上の子退園 水戸市・30代父訴え「もっと取得したいのに」<ニュースあなた発>より一部抜粋にて引用~
男性の住んでいる水戸市では、育休退園について等はこのようになっているようです👇
水戸市の育休退園は、出産時に利用中の児童(上の子)がゼロ~二歳児のクラスに在籍している場合に適用される。「三歳児からは小学校入学までの架け橋の時期。園での生活を経験した方がいい」(松本崇・幼児保育課長)との判断から対象にならない。(略)
市の近年の出生数は年間千八百人前後。保育園や認定こども園など、保育に関わる施設は市内に約百十カ所で、国の基準に即した「待機児童」は一人だけ。しかし、実際は希望する保育園を利用できないなどの理由で約百三十人が入園に至っていない。なお、育休退園となる児童は、年間で十人未満という。
~育休退園改善を 下の子育休→上の子退園 水戸市・30代父訴え「もっと取得したいのに」<ニュースあなた発>より一部抜粋にて引用~
<保育の問題に詳しい中村強士・日本福祉大准教授(社会福祉学)の話>
親としてトアルも思うところをお伝えします👇
我が家も、保育園に娘を入園させているのですが…保護者アンケートなどで「育休退園の制度はいかがなものか?」といった内容を見た事で、初めてそういう現実があるのかと背筋が凍った思いをしたことがありました。
「『育休退園』の事実を知らないのは、親として自覚が遅すぎる」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが…実際問題、子どもを授かった段階で待機児童の問題を考えながら、保育園見学に書類準備を行っていくことを初めての子育てをしながらこなすことに精一杯になっていたのも事実としてありました💦
(我が家の場合☞出産をするとなると退職せざるを得ない就労環境であったため、出産後は私の職探しをしながら、保活している感じでした💦💦)
我が家の場合は最終的に娘は一人っ子として今後も育てていく予定なので…育休退園に関しての問題は深刻さが今一つ違うのかもしれませんが…それにしても、これは何とかならないものか?と思いましたね。
親になってから、子育てするために必要な知識が想定以上に多いということを個人的には実感させられました。
我が家の場合は、自身が専門職であったので、子どもの発達関連のことや親のメンタル面の部分の知識や経験則はありましたが、それでも現実の障害児育児を行うことに伴う心身のコンディション維持には困難を感じております。
今回ご紹介した記事内で登場した男性の言葉にもありますが、
「子どもが生まれてなければ分からなかった問題だ」ということは、我が家も『育休退園』やその他の子育てに関することでも、身にしみて実感しているところでもあります。
最近では、学校でも金融の知識を学べるようになってきましたが、ネット界隈でもよく話題となる「結婚をする上で知っておくとよい知識(婚活の現状、不妊治療の現実、結婚にかかる費用など)」や「親になるのに知っておくとよい知識(保活の現実、妊活の現実、子どもを育てるのに必要な費用など)」も願わくば、学校でも学べると良いなぁ~と思う今日この頃です。
そして、少子化や物価高のご時世の中、子どもを2人以上育てている世帯にはもっと子育てがしやすい環境を国が整えてくれたら…巡り巡ってそれは周囲にとってもハッピーな還元があることに繋がると、個人的には切に思ってしまったりします。
まとめ
今回は、『育休退園改善を 下の子育休→上の子退園 水戸市・30代父訴え「もっと取得したいのに」<ニュースあなた発>』という記事をご紹介いたしました。
『育休退園』という現実があることは、自治体の苦肉の策の一つなのは理解できるところもありますが、一方で、親として2人以上の子どもを育てたいという気持ちをくじかれかねない理由の一つにもなってしまいそうで…個人的には「なんとか子育て世代にも寄り添った政策してよ~」と強く思ってしまったりします💦
自治体によっては、育休退園が緩和されている場所もあるようなので…日本の子育てを頑張っている人たちが少しでもその恩恵を受けられることを(本当に個人的になってしまうのですが)願っております。
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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ブロトピ:今日の育児日記
育休退園は、そもそも子どもの立場に立っていない考え方だ。上の子が楽しく保育園生活を送っているのに退園せざるを得ないのは、成長に大きな影響を与える。岐阜県大垣市のように、市長選で立候補者が育休退園を取りやめると公約を掲げ、改善を図った自治体もある。