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記事から学ぶこと パート2~早期発見・早期支援について当事者として思うこと~

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 こんにちは、みなさま。

臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。

 現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。

このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!



 Twitterのフォローさんが紹介している書籍をなんとか漫画版でみようと試みている今日この頃です。(集中力が続かないのと、隙間時間で概要だけでも確認しやすいスタイルが私の場合、漫画なんですよね😅)

☞書籍(私の場合は漫画ですが)を読み終えたら、こちらでもおススメポイントなどや感想を記事としてあげれたらなと思っております。


 今回は、ネットに掲載されていた記事についてのご紹介と、知的障害と自閉スペクトラム症をもつ子どもを育てる親として思ったことを書いていきたいと思います。


今回の記事について

 今回、ご紹介したい記事はこちらです↓

「小5まで障害に気づけなかった」私は保護者失格?療育につなげられなかった母の後悔、軽度知的障害、ASD、場面緘黙のある娘とのこれから【専門家によるアドバイスも】【LITALICO発達ナビ】
わが家の長女ゆいは小学6年生。小学5年生のころに軽度知的障害、ASD、場面緘黙という診断が下りました。現在は特別支援学級に在籍しておりますが、苦手な教科以外は通常学級で過ごしています。今回は子どものことではなく私自身のお話をさせていただきま...


 LITALICOの発達ナビというコラムの一つなのですが…タイトル(「小5まで障害に気づけなかった」私は保護者失格?療育につなげられなかった母の後悔、軽度知的障害、ASD、場面緘黙のある娘とのこれから【専門家によるアドバイスも】)を始めて見た時、思ったことはこちらです↓

トアルしんりし
トアルしんりし

いやいや…そんなにすぐに分かる時ばかりではないケースが現実には結構、存在するんだワイ❗️❗️❗️(このライターさんに嫌味を言った周囲への憤り)

トアルしんりし
トアルしんりし

軽度知的障害の理解力だと、学校で勉強が割と難しくなる中学年(小学3年生以降)に、やっと「あれ?もしかしてこの子…」って、分かってくるケース結構ありますよー

トアルしんりし
トアルしんりし

場面緘黙には発達障害が関連するということ…

専門職の間では当たり前の知識を、全ての保護者の方がお持ちと思わない方が良くってよ❗️ムキー❗️❗️(このライターさんに嫌味を言った周囲への憤り)

 おっと…ヒートアップしてしまいました💦申し訳ございません😅



☞ちなみに、母であるライターのいらこさんは、記事の中で娘さん(=ゆいさん)とのこれからについて触れています。

反省点はたくさんありますが、過去に戻ることはできないので、これからは先のことを考えていきたいと思います。少しでもゆいが快適に生きていけるように、周りの人の手を借り相談しながら進んでいこうと思います。

〜「小5まで障害に気づけなかった」私は保護者失格?療育につなげられなかった母の後悔、軽度知的障害、ASD、場面緘黙のある娘とのこれから【専門家によるアドバイスも】より一部抜粋にて引用〜

記事内の専門家のコメントと私が思ったこと

 これに対して、臨床心理士・公認心理師の初川先生は以下のようにコメントしています。一部抜粋にてご紹介させていただきますので、全文をお読みになりたい方は、サイトの方にとんでお読みになることをオススメします😀

周りを巻き込むような行動面の大きな課題(例えば、授業中どこかへ行ってしまう、トラブルになりやすくお友達に手が出てしまうなど)がなく、学校や日常生活の枠組みに入り、それなりに過ごせていて、学習面やコミュニケーションで苦手さやおとなしさがあるという場合、たしかに発達の遅れに気づきにくい面はあります。(略)

いらこさんは「もっと早く私が気づいていたら」と後悔される気持ちも強いようですが、これまでのゆいちゃんの育ちにはうまくいっているところ、ちょっとつらいところどちらもあるはずです。誰しも満点の子育てはできるものではありません。「いつ気づくか」よりも「気づいてからどう理解してどう手立てを取るか」のほうがよほど大事です。

〜「小5まで障害に気づけなかった」私は保護者失格?療育につなげられなかった母の後悔、軽度知的障害、ASD、場面緘黙のある娘とのこれから【専門家によるアドバイスも】より一部抜粋にて引用〜

トアルしんりし
トアルしんりし

うんうん❗️

気づいた後に、どんな手立てを取るか…これは大切なポイントですよね❗️

頷きが止まりません。

☞初川先生の配慮のある素敵なコメントに、トアルしんりしの言わんとしたこと全部言われてしまった感じです(笑)

☞☞私自身、学校現場でも心理職として仕事をしてきて、支援の必要な【しずかに困る子ども】達がいるということを、学校関係者の皆さんが年々注目してきている様に思えます。


今回の記事から親として思うこと〜早期発見・早期支援の視点から〜

 まずは、子育て中の親御さん(保護者さん)にお伝えしたいなぁと思うのは、『親だって、人間だよ⁉️完璧な人間は、(申し訳ないですが)私お会いしたことありませんよ💦』ということと、『だから、必要以上に過去に後悔し過ぎてしまうことはオススメできないですが…これから何が親として子どもに出来るだろうか?という視点は持っていてほしいな』と思います。

☞なんだか、1人の親というより、少し専門職としてのニュアンスが強めに出てしまいました💦

☞☞親としては、更にそこに「私も完璧な人間ではないから、失敗するよ〜」と付け加えると思います。

早期発見・早期支援の視点から〜我が家の場合〜

 我が家の場合は、夫婦(両親)で「子どもの困り感を見つけたのなら、例え周囲から心配過ぎに見えたとしても、まずは『早期発見・早期支援』の観点で、どこかの相談窓口と繋がろう」といった意見だったため…

私立幼稚園の入園面接の日、私が「娘には何か、他の子にはない違和感があるから、来週あたり、発達障害の窓口に相談行ってくるわ」と言ったことに、伴侶は即快諾(「俺も、そう思ってた」と)。

☞本当に、本当に✖️∞

伴侶には感謝しかない😭


 私は昔から、自分自身はポンコツ気質な割に、周囲の人間関係には恵まれる事が多いです(一部例外もありますが、基本は家族、友人、職場の人間関係は良好です👍)


 一方で、子の障害を認めるといった【障害受容】を親がするということの大変さ・困難さも理解していないわけではないです。

☞特に、子が発達障害と分からず、また分かっているのに周囲が親に「親のしつけがなっていないのでは!?」「なんで、やらせないの?」「もっと頑張ったほうがよいよ!」といった、心無い言葉をかけている状況は、当事者(=発達障害児の親)としては辛いものがあるなぁ、と思います。

 幸い、我が家の周囲には「あれ?」と思っても口にしない気遣いの人達が多いので、上記の様なことは言われた経験が無いのですが…知り合いや相談にいらっしゃる保護者の方でも、上記の言葉を言われ過ぎてしまった余りに、我が子の障害受容が簡単ではなかったという話も、無いわけではないのです。


実母に言われたことから思うこと

 実は夏場にちょっとした手術で数日入院した関係で、実家の母(実家ばあば)に娘(ばあばにとっては孫💛)を2日託したことがあります。

☞勿論、その間は娘に保育園に通ってもらって、伴侶も帰宅後(21:00~)は娘の世話をしてはくれていたのですが・・・高齢の母からすると、元気盛りの4歳・発達障害児との日々は想像していた以上にハードだったようです。

 退院後、母と話していると、以下のような話をされました。

母

孫と関わって、あんたが「疲れた」「大変」と言っていた意味が分かったわ。

今まで接して来た子達とは、やっぱりなんか違うところがあるわぁ~💦

トアルしんりし
トアルしんりし

それを感じてくれただけで、十分に有難いよ!

母

これからはもっと、私たちを頼りなさいね***

孫と接して、コミュニケーションをとるのに言葉に頼れないことの歯痒さを感じたわ💦

もっと勉強しないとね!!!

☞母のこういった柔軟な思考は、本当に昔から救われています+++

「もっと勉強しないとね」といった、この母の言葉の様に・・・

もっと沢山の人が、「発達障害ってよく耳にする言葉だけど、どんな人たちのことなの?」「もしかしたら、あの人はサボっているのではなく出来ないのではないか?」など発達障害の知識や障害児育児の大変さといったことに興味を示してくれたらなぁ、と思う今日この頃です。

まとめ

 今回は、掲載されていたネット記事についてのご紹介と、知的障害と自閉スペクトラム症の特性をもつ娘を育てる親として思ったことを書いていきました。

☞発達障害という診断がおりているお子さん達全てが、みんな同じ『個性』を持っているのか?というと・・・それは言い切れませんよね。少なからず、私はそう考えています。

☞☞その子には『その子オリジナルの個性』があるように、子育て方法にも『その家庭のオリジナル』のものがあるのかもしれませんよね

 もちろん、それは発達障害をもつお子さんだけでなく、定型発達といわれるお子さんの子育て法も各ご家庭オリジナルの技法があると思います。

みんなそれぞれオリジナリティーのあるものだからこそ、『分からなくて当然』!

☞☞私が心理学から子育てのヒントを得られた様に、「あ、それだったら◎◎に行ったら教えてくれるよ」「この人が詳しいから相談してみたら?」「◯◯◯◯って本が、分かりやすく知りたいことが書かれているよ」と、知っている人から必要な情報・知識が知らなくて困っている人に行き渡る世の中になったらよいなぁ、と思いました。




  • 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
  • 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
  • なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
  • みんなはどうやってストレス発散してるの?
  • みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?

などなど・・・

☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』『私たち頑張ってるよね~』と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***


 ではでは、またお会いしましょう~!



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