こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
今回は、またまたトアルしんりしは語りたいシリーズ第4弾です。
ネットニュースやSNSでも取り上げられている
「育休中のリスキリング支援」
について、私が語りたいことを少しここで書こうかなぁと思います。
我が家の育児体験を通して、「育休中のリスキリング支援」について語りたいこと・3点
今回の語りたいは、ネットニュースの記事を見ながら、主に私の育児体験や周囲の話を聴く中で感じたことを書こうかと考えました。
☞感じたこととはいえ、
『そういう見方もありだよね。でも、こっちから見るとこういう見方も出来るかもね』
という視点で書いているかもしれません。
☞語りたい過去記事(シリーズ3)に関してはこちら👇
「育休中のリスキリング支援」の伝え方が上手ではない?〜もっと意図を明確に〜
👆岸田首相の「育休中リスキリング」炎上発言、一部で擁護も 「質疑見たら印象変わった」「大家議員の認識のズレの問題」/Jocastaニュース
こちらの記事では、岸田首相の「育休中リスキリング」発言の件について、このように見解をまとめています👇
岸田氏の発言は、育児の実態を理解していないと呆れる声が多いものの、一方で「質疑の動画見たら印象変わった」(略)「育休中のリスキリングを提案してるのは大家議員で、岸田総理は『それも含めて支援』と言ってるだけ」(略)「学びたい人には支援しますよって答弁だった気がする」と擁護する向きもある。
〜岸田首相の「育休中リスキリング」炎上発言、一部で擁護も 「質疑見たら印象変わった」「大家議員の認識のズレの問題」より一部抜粋にて引用〜
岸田首相も30日に、「本人が希望した場合にはそれをしっかり後押しできる環境整備を強化していくのが大事である」といった言葉を残していることから、「育休限定でのリスキリング支援」というニュアンスの発言には、個人的に感じられにくかったです。
というのも、岸田首相の話は幅広い世代の仕事からどうしても離れざるを得ない人たちに向け、『リスキリング』という支援があることで、よりストレスレスな状態で就労環境に適応しやすくなることを意図しているのかな?と、最初私は受け取っていました。
☞リスキングの意味合いも考えると、
『そのように考えることが私の中ではしっくりした』
というのが正直な感想でした。
👆こちらのサイトを参考にすると、リスキングについて理解が一層すすむかと思います。
経済産業省はリスキリングを以下のように定義↓
「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」
子育て現場のリアルをもっと見た上で、上手に情報発信してほしい!〜欲しい人がすぐに得られる情報社会であって欲しい〜
私自身、娘がミルクをまだ卒乳したて位の頃に、公認心理師資格を追加で受ける必要が出てきました。
臨床心理士資格を持っているとは言え、公認心理師受験資格も期限付きであったこともあり、娘の乳幼児期に図らずも半ば強制で受験勉強を数年ぶりにしました。
☞まさに、当時の私は育休(はありませんでしたが)中リスキリング支援を受けているような状態に近かった環境ともいえるでしょうね。
振り返ると、夜中に勉強時間を確保することは正直難しかったですね💦
夜中、娘もまとまって3時間くらい寝れるようにはなっていましたが…それでも1回以上は夜泣きで起きてミルクをあげると、そのまま疲れてしまって眠る日々でした。
加えて、平日土日も基本はワンオペに近い育児スタイルでしたので、勉強時間は無理やり同期と土日でスケジュール組みをしないと確保が難しかったです。
👆こちらのサイトでは、「育休中リスキリング」へのSNSにおける子育て層のリアルな声が掲載されていました✏️
《産休育休者はダラダラ何もせずにまるで怠けていると思われているかのような発言》
《産休は死と隣り合わせのお産の負担から母体を保護する為だし、育休は子育てに時間がかかるから必要なのに、学び直し?》
《産休、育休を、何だと思ってるのか、24時間気を休めず中には精神的に参って悲惨な経験する人さえいるんです》
〜産休・育休中の「学び直し」支援を政府が発表「育児をやってない人たちが集まってる」「国民を労働力としてしか見てない」明石市長が猛批判より一部抜粋にて引用〜
産後は、ゆっくり休めるかと思いきや…理想と現実は大きくかけ離れた、子どものSOSサインを逃さぬように気を張って生活する、待ったなしの生活だったように思います。
我が家の場合、有給消化で2週間ほど実家の母親が身の回りの世話をしに来てくれたので助かりましたが…そのサポート無しだったらと思うと、産後の身体の調子を整えられずに家事も満足にやっていけなかったかもしれません。
当時、自治体から病児保育や一時保育、ファミリーサポートにその他もろもろの利用できるサービスを教えてもらいましたが、自身で調べると他にも沢山使えるサービスがあったのには驚愕でした。
特に、年代別の子育て地域イベントや受け取れる補助金などの情報は、国や自治体などから積極的に発信していかないのかなぁ?と、当時は不思議に思いました。
そもそも「育休」がなくとも支援体制としては手厚くても良いのでは?
我が家の場合、伴侶の転勤に合わせられるように私も仕事の雇用形態も変化させた関係もあり、「育休」という制度が使えませんでした💦
そのため、産後の収入は激減することを考えると、保育園に預けられる頃にはすぐに預けて働かねばと産後数ヶ月ほどは不安な日々を送ることに。
家族の転勤で仕事から一旦離れることになった方などは、その間は「無給」での子育てをするわけですから、『このブランクの間に、何か資格勉強でもしようかしら』と考えるのも自然なことだと言えます。
☞リスキリング支援以前に、子どもを預けてすぐに働きたい人たちが働ける環境を今以上に充実させてもらえることも、働きながら子どもを育てる親としてありがたいなとも感じます。
まとめ
今回は、岸田首相が述べていた「育休中のリスキリング支援」について、我が家の育児体験を通して語りたいことを3つほど書きました。
心理職をしていると、自分自身もそうですが、『そんなつもりで言ったのではないが…相手から間違って解釈されてしまった💦』といった【すれ違い】をよく耳にします。
そこには、伝えたい情報が届け手にうまく伝わっていないという【コミュニケーション上の行き違い】が時に存在していたりします。
そういったすれ違いを少なくしていくのには、お互いがお互いに、「もしかしたら、この言葉にはこんな意味合いも含まれているかも?」と多面的に捉えようとする思考のクセがあると、これまで以上に深い理解ができるのではないでしょうか。
- 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
- 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
- なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
- みんなはどうやってストレス発散してるの?
- みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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