こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
今回は、【トアルしんりしは語りたいシリーズ第9弾】です。
☞トアルしんりしは語りたいシリーズ過去記事(シリーズ8)はこちら👇
【教師が世間知らず!?】記事のご紹介とトアルしんりし自身の経験談から思うところを語ります。
今回取り上げる記事はこちらです↓
👆「教師が一番世間知らず」 教員不足の一方で、脱公務員化・社会経験求める声も/ENCOUNTニュースより
このニュースは、Yahoo!Japanニュースで取り上げられてTwitterでトレンド入りしていた記事でもあったので少し気になって拝見していました👀
(過去記事でも書いたかもしれませんが💦)職業柄、私も学校で教員の先生達と働く機会があります。
そこでの経験も含め、記事のことにふれながらトアルしんりしは語りたいと思います📝
トアルしんりしは語りたいシリーズはこんなスタンス👇
ご存知の方々には復習になるかと思いますが…改めてアナウンスです📣
✅記事から学んだこと以上に、漠然と感じたことなどが中心になっています
✅そのため、少しプライベートな見解が入っているかな?と思われます😅
✅心理職目線や子育てをする親目線といったものが交差した意見も多めかと💦
記事(「教師が一番世間知らず」 教員不足の一方で、脱公務員化・社会経験求める声も)について内容をちょこっとご紹介します☆
記事のタイトルとは別に、【「教師をもっと普通の職業にすべき」 教育免許保有者の訴え】の項の下に書かれた内容冒頭では、このように書かれています。
全国的な教員不足が深刻な問題となっている。ストレスのかかる長時間労働が当たり前の職場と認識され、希望を持って教員になる学生が減っている。
☞そして、教員免許を取得しながら、美容師として働く三重県の女性マグノリアさんにインタビューした内容を記事にしているようですね。
記事内には、「子どもの頃になりたかった職業」ランキングの画像も載っていました。
☞下記のランキング一覧は、引用元画像を参考に作成しなおした表です👇
[図2-1]子どもの頃になりたかった職業(自由回答)
Q.あなたが子どもの頃になりたかった職業は何ですか?※子どもの頃になりたい職業があった人(n=1130)
1位 | 野球選手(7.7%) |
2位 | 保育士・幼稚園教師(7.3%) |
3位 | 教師・教員・講師(6.8%) |
4位 | 警察官(4.9%) |
5位 | パイロット(4.8%) |
6位 | 看護師(4.7%) |
7位 | 運転士(バス・電車)(3.8%) |
8位 | 漫画家(3.4%) |
9位 | 医師・歯科医師(2.9%) |
10位 | キャビンアテンダント/フライトアテンダント(2.7%) |
文部科学省の調査によると、教員採用試験の倍率は全国的に減少傾向が続き、2021年度に実施した公立学校教員の採用倍率は3.7倍で過去最低となった。小学校は2.5倍で過去最低を更新している。
人気の低下は職業の魅力に比例する。教師の質が危惧される中、女性(マグノリアさん)は「私も教員免許は持ってるけど現状で教師になりたいとは絶対おもわないな…教師をもっと普通の職業にすべき」とSNSに書き込んだ。
~「教師が一番世間知らず」 教員不足の一方で、脱公務員化・社会経験求める声も より一部抜粋にて引用~
マグノリアさんは記事内にてこのようなコメントをしています。一部抜粋にてご紹介します。
他にも、マグノリアさんのコメントはこのようなものがありました👇
マグノリアさんのコメント中心に今回は記事内容をご紹介しましたが、記事内容自体はもう少し長いものになります。
気になった方は、是非とも引用元サイトをチェックしてみてください!
トアルしんりし自身の体験談も踏まえて、少しばかり語りたいと思います🙇
過去にはスクールカウンセラーとして学校現場で教職員の先生方と働いていた身ですが、まず強く思うこととして【ほとんどの教員の方々がやり方は違えど、お子さんに対して『何とか力になってあげたい』という想いが根本にあって動いている】ということです。
確かに、昨今の学校現場は事情も複雑かと思います。
例えば、それはSNSの発展によるコミュニケーションの複雑化、部活動やその他イベント等業務による過剰な労働量、保護者との連携体制上のすれ違いなど…その他にも様々な要因はあるでしょう。
しかし、一部のニュースに取り上げられる教員の方たち以外の大半の教員の先生は、学校現場で子どもたちに『教え育む』ことに対して真摯に向き合い、苦労されながらも各々の【苦手とする部分】の克服のために努力をされている、ということもまた存在することを大々的に伝えたいと思います。
記事内の女性・マグノリアさんのお話の内容も理解できる部分はあります。
一方で、社会経験を積むということは、専門職に関しては何をもって【社会経験が積めた】とみなされるのか?…といった考えが頭をよぎります。
教師も心理師(士)も専門職と言われる括りに入るのかとは思うのですが、専門職としての環境での実践経験の積み重ねが、一種の【社会経験が積めている】ということにつながるのではないか、とも考えられるといえます。
そう考えると、マグノリアさんの述べる「教師になる前に一般企業などで社会経験を3~5年ぐらい経験してから教職に就くというインターン制度的なもの」を受けたとして、身に着くものはそれはそれで貴重な経験でもあるでしょうが…フレッシュな感性をもってその時期に得られるであろう教員経験の機会を喪失してしまうことは痛手ともいえるかもしれません。
また、私自身は伴侶に時折「一般常識が不足していて困ったことはないか?」と言われることがありますが、職場の人・(一般企業勤めも含めた)知人・友人との交流の中で、『常識不足』『社会経験の不足』といったことで、これまで【常識なくて困ったなぁ~💦】となったことが(すぐには)思い浮かびませんでした。
人それぞれ受け取り方は異なるのでしょうが、少なからず私は教員の先生たちに対して、『世間知らず(?)』といった直線的な考えは持ってはいないようです。
まとめ
今回は、トアルしんりしは語りたいシリーズ第9弾ということで、「教師が一番世間知らず」 教員不足の一方で、脱公務員化・社会経験求める声もという記事をご紹介しました。
さらに、トアルしんりし自身の経験を踏まえた上での考えなども述べてみました。
様々な多様性の価値観が混在し、激しく変容している令和の時代だからこそ、『一般通念』『一般常識』も大切にしつつ、そこから離れた『専門知識』や『専門的経験則』も積み重ねていく必要性があり、学校現場でもそれらが求められるのではないかな?とは思います。
複雑化する学校現場の中で、様々な業務や人間関係をこなして働いている教員の先生たちに対しては、個人的には尊敬しかないのですが…
そんな先生方の就労環境も今以上に分業化などの整理がなされて、教員の先生一人当たりの負担量(作業・精神的負担含む)が減っていけばよいなぁと願ってやみません。
- 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
- 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
- なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
- みんなはどうやってストレス発散してるの?
- みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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ブロトピ:今日の育児日記
「『普通の職業』という抽象的な表現をしましたが、まず公立校の教職を公務員じゃなくした方がいいと思っています。数々のプレッシャーやハラスメントもあって休職に追い込まれる教師が毎年たくさんいらっしゃると聞きました。(略)しかしながら教職というものは資格のみで行うべきではなく圧倒的に適性が必要な職業だと思っています。義務教育の教員というのは子どもに等しく最低限の学力と一般常識を教えるための職業だと思っていますが、残念ながら現状は多くの教師がそれを果たせていないのではないかと感じています」