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発達障害についての動画から シリーズ1~【年代別 発達障害の支援】幼児期・学童期の支援の動画より・後編~

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 こんにちは、みなさま。

臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。

 現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。

このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!



今回は、以前ご紹介した本田秀夫先生の動画(【年代別 発達障害の支援】幼児期・学童期の支援という動画)の後半部分のご紹介親として考えたことを書きたいと思います。

☞ちなみに、ご紹介した本田先生の過去記事(前編)はこちらになります↓

発達障害についての動画から シリーズ1~【年代別 発達障害の支援】幼児期・学童期の支援の動画より・前編~
こんにちは、みなさま。 臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。  現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの4歳・娘と3人で暮らしています。 ☞このブログでは…トアル...


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発達障害についての動画のご紹介&親として考えたこと【後編】

 今回は1時間20分程の本田秀夫先生の動画を前半・後半に分けての後半部分の内容および本田先生のご紹介と、その動画を視聴した上で親として考えたことを書いていきたいと思います。

本田秀夫先生と動画のご紹介*

 前編にも載せた内容と重複しますが、こちらでも本田秀夫先生のご紹介をさせていただきます!

本田秀夫(ほんだ ひでお、1964年-)は、日本の医学者、精神科医。信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長。

来歴

・1988年-東京大学医学部医学科卒業。東京大学医学部付属病院精神神経科医員

・2009年-横浜市総合リハビリテーションセンター発達支援担当部長兼横浜市西部地域療育センター長

・2014年-信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長

学会など

・日本自閉症協会理事 ・日本自閉症スペクトラム学会常任理事 (略)

・長野県発達障がい者支援対策協議会会長

~Wikipediaより一部抜粋にて引用~

☞書籍に関しては、過去記事でもご紹介いたしましたが・・・再度ご紹介させていただきます↓

①子どもの発達障害 子育てで大切なこと、やってはいけないこと


②自閉症スペクトラムがよくわかる本


③自閉症スペクトラムの子のソーシャルスキルを育てる本


④自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体


こんな内容の動画です【後編】↓

 👇今回とりあげる【年代別 発達障害の支援】幼児期・学童期の支援という動画ですね👇

 動画内では、先生の書籍内にも出てくる事例(【小さなイチゴをもいだ子への声かけ】【電灯のスイッチをいたずらする子への声かけ】【どうしても忘れ物してしまう子への声かけ】)なども出して、どういった理解や対応が望ましいのかといった点を説明しています。

☞更には、ADHDの子ども達への支援目標として以下のことも述べています。

  • 支援の目標
    • 「コツコツ」よりも「一発勝負」
      • ADHDの特性のある子の場合→どんなやり方でも良いから本番に間に合わせようねの姿勢で
    • 「前もって」よりも「ギリギリセーフ」
      • ADHDの特性のある子の場合→どんなやり方でも良いから本番に間に合わせようねの姿勢で
    • 「姿勢」よりも「傾聴」
      • ADHDの特性のある子の場合→(姿勢を正すということに注力させて頭を空っぽにさせてしまうより)話をしながらその子に質問をしてみたりして聞いているか確かめる方がよい

 そして、本田先生は動画内でこのようなこともお話されていました👇

よく「やればできるんだから、ちゃんとやりなさい」と言う人がいるんだけれども、ADHDの人の場合はですね、「いざとなればできるんだから普段はやんなくても良いよ」というくらいのメッセージをちゃんと本人に伝えておいたほうがよいですね

~【年代別 発達障害の支援】幼児期・学童期の支援より一部抜粋にて引用~

☞他にも、こんなことが動画後半では述べられています↓

  • 本当の自立とは?
    • 自立スキル
      • 自分でできることとできないことを判断できる
    • ソーシャルスキル
      • できないことについて他の人に援助を求める

☞自立スキルとソーシャルスキルの両立の鍵として【合意】が大事という話もしています。本田先生は動画内で合意について、このようなお話もしています👇

大人が子どもさんに提案をして、子どもさんがそれを十分に理解した上で、自分でやるかどうかを判断して、「やる」と判断した場合は合意形成。「やらない」と判断した場合には、そこでちゃんと断るということができることを保障する必要があるんですね

~【年代別 発達障害の支援】幼児期・学童期の支援より一部抜粋にて引用~

☞スケジュールの視覚的構造化の例の大切さを見通しと絡めて丁寧にご説明して下さっています。

見通しをもつことによって、何がいえるかというと・・・置かれている状況というのを把握して、自分でそれをやりたいと思うのか、やりたくないと思うのか、判断を保障しなきゃいけないんですね(略)

『子どもさんの気持ちを汲んで、大人側が提案をする』っていう、そこの発想が一番大事になってきます

~【年代別 発達障害の支援】幼児期・学童期の支援より一部抜粋にて引用~

 【視覚的構造化は自己決定と相談のため】というスライドでは、このような話題があげられていました。

  • 「見える化」でわかりやすく
  • 十分な情報をもとに自己決定
  • 同意、拒否の自由を保障
  • 拒否の場合、別の選択肢を相談

☞【対応すべきこだわり】については、このようなものを先生はあげていました👇

  • 誰かの命にかかわる
  • 誰かが怪我をする
  • 犯罪行為である

【放っておいてよいこだわり】については、「安全である」「誰も困らない」がありました。


☞生活の組み立て方についての話題では、【理解するポイント】として本田先生は以下のことをあげています👇

「できないこと」「いやなこと」よりも「できること」「好きなこと」を重点的に理解しよう

~【年代別 発達障害の支援】幼児期・学童期の支援より一部抜粋にて引用~

☞【子どもへの親の願い、成人期の本人の気持ち】という話題では、先生はスライドにこういった内容をまとめています👇

  • 親によくみられる就学時の願い
    • 定型発達の子どもたちが周りにたくさんいると、いい刺激を受けるのではないか
  • 成人期にしばしば聞かれる本人の気持ち
    • 自分だけ他の人たちとは違うという感覚を毎日感じていた

☞【発達障害の人たちに対する多層支援モデル】についての話題では、こういった話を先生はされています👇

一般の学級に子どもさんが参加できるためには、ユニバーサルデザインという考え方と合理的配慮という考えを熟知していただく必要があります(略)

特別支援学級とかね、通級指導教室とか、特別支援学校というのは、私は廃止すべきではないと思っていて・・・このすべてのステージ(ユニバーサルデザイン、合理的配慮、特別な支援の場の提供)をオーバーラップさせて、子どもさんの自由な選択のもとで、行き来ができるような環境を整えるということが、いわゆる真のインクルーシブな教育だということになります

~【年代別 発達障害の支援】幼児期・学童期の支援より一部抜粋にて引用~

☞【発達を考慮したユニバーサルデザイン】では、『発達障害の人にわかりやすい環境は、発達障害以外の人にもわかりやすい』ということで、動画内では例として兵庫県・小野市のユニバーサルデザインの保育6のポイントの情報(一部)をあげながら、説明してくださっています。

☞【合理的配慮の考え方】では、『一斉指導にどうしても興味が持てない子どもにははじめから計画的な個別の配慮をすればよい』というスライドと共に、字を読む・書く・計算が苦手な学習障害の子の例をあげながら、先生はその具体的対応も説明しています。

☞【少数派の学習や交流の場の保障】では、以下の内容があげられていました👇

  • 一般の人たちとは異なる独自の学習や交流
    • 特別支援教育
      • 手話や点字の学習
      • 知的障害に対する教科学習・生活学習
    • 当事者同士の仲間づくり
TOIROについて

 TOIROという「個性に合わせた多様な子育て」を応援するアプリを、本田先生は動画内でご紹介されていました。

 運営チームとして、先生の所属する信州大学医学部子どものこころの発達医学教室も携わっているので、私自身なんだか安心してインストールをしていました😂

☞アプリのTwitter公式サイトです👇iPhoneとandroidの両方対応のアプリです!

Q&Aコーナー/こんなご質問が上がっていました👇

 動画内でとりあげられていた質問をこちらで一覧にしました↓

  • 3歳の子供が何度も同じことを聞いてきます。どう反応するのが良いのでしょうか。
  • 栄要素や食べ物のチカラで、改善は可能でしょうか?
  • 目から入る情報を上手く脳で整理できていないのではないか、と思う事があります。例えば、日と目という漢字でどこが違うのか指摘してあげないと気づかない、など。子供にあった学習指導の方法が知りたいです。
  • 保育園勤務です、発達障害ではないかと思われるお子さんの保護者に伝え、療育を勧めるのは何歳くらいが適当だとお考えでしょうか?
  • 二次障害にならない為に、家庭ではどのようなことに気をつけて生活をすればよろしいでしょうか。
  • ADHD児のやる気スイッチの入れ方
  • 3歳1か月の息子ですが、まだ発語がありません。現在は週2回療育に行き、来年度は療育園に入園予定です。発語を促すために家庭での関わりで大事なことは何ですか?
  • 他害行動を起こす小学校1年生の自閉症診断を受けている男子。叱っても注意を促しても、ニヤニヤ笑っているだけで何も変わりません。こうした児童に他害行動でなく、別の行動を教えていくには、どんな具体的支援が考えられますか?
  • 年長5歳ASD、IQ106と診断されています。過剰適応をおこしやすい子で、何ヶ月か登園~いくらか休む~前向きになり登園を繰り返しています。現在~就学後も同じように繰り返しても成長として見守っていてよいのでしょうか?
  • 小2息子は癇癪持ちです。癇癪されるとこちらも疲弊するため、ついそうならないように先回り対応してしまいます。これから社会に出るにあたってよくないですよね?親としても悩みます。

☞本田先生が、どのようにお答えになっているのか?・・・是非とも詳細は動画でチェックしてみてくださいね♪

動画をみて親として考えたこと

 「親として、子どもを支援する上でどんな目標をもてばよいのか?」

 「どこまでかかわるのが良いのか?過干渉といわれないだろうか?」

 「将来の自立を考える上で、どんな進路選択が良いのか?」

など…子育てをしていると様々な疑問は、その都度出てくるかと思います。

 これまで我が家は、娘に対して最終的に『中度知的障害があるため、就労時には必要とされる最低限の読み書き計算ができればよしとしたい。むしろ、何が分からないといったことを自分で判断して、周囲に頼れる大人になって欲しい』、という考えを持っていました。

そのための就学先は特別支援学校という選択肢が現時点ではベストなのではないか?と考えていたため、今回、本田先生の動画でお話を聞き、私たちの選択肢における根本の考え方は大きく間違ってはいなかったなぁ、と嬉しさを感じられました。

 これからも色々な岐路が出てくるでしょうが、その都度、『それは娘の将来にとって必要なこと(関わり)なのだろうか?』、といった問いかけを自分自身にしていき、娘への関わり方をより良いものへと見直していきたいと思います。

まとめ

 いかがだったでしょうか?

 今回は、以前ご紹介した本田秀夫先生の動画(【年代別 発達障害の支援】幼児期・学童期の支援という動画)の後半部分のご紹介と親として考えたことを書きました。

 本田秀夫先生の動画は、発達障害のお子さんと接している関係者の人たちには一度是非とも見てもらいたいほど、とても分かりやすく、かつ発達障害の子の理解を深めるにはとても有益な動画であるなぁと感じています。



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  • 同じ子育て時間、折角過ごすならストレスレスでいたい!
  • 子育てを通して、親である自分も成長できたらなと思う
  • なかなか解決できない問題って子育てにはあるよね?
  • みんなはどうやってストレス発散してるの?
  • みんなは自分と同じことで悩んだりするのだろうか?

などなど・・・

☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***


 ではでは、またお会いしましょう~!



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