こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
【ヤングケアラーについて何を感じますか?】トアルしんりしは語りたい!記事のご紹介とトアルの思うところなど体験談も踏まえてお伝えします📝
今回は、トアルしんりしは語りたいシリーズです。
☞過去記事(シリーズ21)はこちら。気になった方は、よかったらチェックしてみてください👇
今回、ご紹介したい記事はコチラになります👇
👆ヤングケアラーの半数以上がきょうだいの世話の現実 我が家の双子のきょうだい児は/AERA.dot
トアルしんりしは語りたいシリーズはこんなスタンスです👇
毎度毎度でほんと~に恐縮なのですが…改めてトアルしんりしは語りたいシリーズのスタンスをアナウンスします📣
✅記事から学んだこと以上に、漠然と感じたことなどが中心になっています
✅そのため、少しプライベートな見解が入っているかな?と思われます😅
✅心理職目線や子育てをする親目線といったものが交差した意見も多めかと💦
記事内容を少しご紹介いたします👇
「インクルーシブ」「インクルージョン」という言葉を知っていますか? 障害や多様性を排除するのではなく、「共生していく」という意味です。自身も障害のある子どもを持ち、滞在先のハワイでインクルーシブ教育に出合った江利川ちひろさんが、インクルーシブ教育の大切さや日本での課題を伝えます。
そして、江利川さんの冒頭部分の文章としては、以下の通りです。
INDEXは以下の通りです👇
- 中学2年生の17人に1人
- 複雑な背景のしわ寄せ
- 手伝いとケアラーの境界線
今回、全項目内容から一部抜粋にてご紹介したいと思います!
中学2年生の17人に1人 より🔍
こども家庭庁は、ヤングケアラーを「本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこども(18歳未満)」と定義しています。(略)
2020年度に行われた厚生労働省の調査によると、なんと全国の中学2年生の17人にひとり、全日制高校2年生の24人にひとりがヤングケアラーという結果でした。単純計算で1クラスに1~2人いることになります。さらにケアを受ける対象者も年々変わってきているようです。
「ヤングケアラー」という言葉を聞いた時に、どんな場面を想像するでしょうか?(略)先ほどの中学2年生のヤングケアラーのうち61%、全日制高校2年生のヤングケアラーのうち44%が、ケアが必要なきょうだいがいる家庭の子どもでした。神奈川県藤沢市が2016年に公立小中学校の生徒に向けて行った実態調査でも、ヤングケアラー506人中268人(52.8%)がきょうだいの世話を担っていることがわかりました。小学生にもヤングケアラーが多く含まれていることに衝撃を受けましたが、ヤングケアラーの半数以上がきょうだいの世話をしていることには、さらに驚きました。
~ヤングケアラーの半数以上がきょうだいの世話の現実 我が家の双子のきょうだい児はより一部抜粋にて引用~
複雑な背景のしわ寄せ より🔍
きょうだいのケアを担わなければならない背景はとても複雑です。(略)
本来子どもの「本職」である学校やあそびに影響が出るほどにケアが続くと、お手伝いの域を超えてヤングケアラーの状態となるのです。現在の非正規雇用の割合の増加や、ひとり親家庭の増加、そして障害のある子どもが増えたことにより、未就学児を預かる保育所など本来なら利用できるはずの社会資源やマンパワーが不足していることもヤングケアラーと複雑に絡み合っています。
~ヤングケアラーの半数以上がきょうだいの世話の現実 我が家の双子のきょうだい児はより一部抜粋にて引用~
手伝いとケアラーの境界線 より🔍
夫が仕事で不在がちな我が家の環境も、どうしても長女のケアを次女に助けてもらわなくてはならない場面があります。(略)学校を休んでもらったり次女の予定を変更してもらったりすることはなくても、事前に頼んでいた日に予定が入りそうな時は断っていた、と後になって知ったこともありました。お手伝いとケアラーの境界線は、本人の意思と、本人の時間を最優先にすることだと思います。それでも、気付かないうちにメンタル面に負担をかけている可能性もあります。次女が我が家の環境を苦に思わないよう、母親としても支援者としても真剣に考えていかなければならないと思っています。
~ヤングケアラーの半数以上がきょうだいの世話の現実 我が家の双子のきょうだい児はより一部抜粋にて引用~
執筆者のプロフィールを簡単にご紹介👇
執筆者である江利川ちひろ(えりかわ・ちひろ)さんのプロフィールを簡単にご紹介させていただきます。
トアルしんりし自身の体験談も踏まえて、少しばかり語りますね📝
2020年度に行われた厚生労働省の調査によると、なんと全国の中学2年生の17人にひとり、全日制高校2年生の24人にひとりがヤングケアラーという結果でした。単純計算で1クラスに1~2人いることになります。さらにケアを受ける対象者も年々変わってきているようです。
私も以前、学校現場で仕事をしていた際に「ヤングケアラー」の話を耳にしていました。
様々な家庭があり、その状況も多様であるために、なかなかにそのご家庭に踏み込んで状況が聞けない場面も多いですが…あきらかに食事や着替えなどが疎かにされている様子のお子さんのお話を聴いていく中で、そこにヤングケアラーという問題が横たわっている場面があったりしました。
当時の私は、専門職会議や学校現場の先生方などの関係者との話し合いの中で、自身が思っている以上にヤングケアラーの対象となる児童・生徒が多いのでは…?という印象を受けました。
先ほどの中学2年生のヤングケアラーのうち61%、全日制高校2年生のヤングケアラーのうち44%が、ケアが必要なきょうだいがいる家庭の子どもでした。(略)
小学生にもヤングケアラーが多く含まれていることに衝撃を受けましたが、ヤングケアラーの半数以上がきょうだいの世話をしていることには、さらに驚きました。
江利川さんが驚いた気持ちと多分同じような経験を、私もしたことがありました。
日本の歴史を教科書で習った際に、少し昔の日本は大家族で家業を学業を休みながら家事・育児も含めて手伝う子どもがいたことは理解していたつもりでしたが…まさか、平成や令和のこの時代にも学業を犠牲にしている子どもたちがいるという事実があるというのは、個人的に非常に衝撃的であったのを覚えています。
しかしながら、一方でコロナ禍も含めた経済状況の変化やITの進化による複雑な時代背景ということを考えると、家庭環境も自身の想像するよりも多様化しているというのもあり得るでしょう。
そういった複雑な家庭状況も存在するという中で、きょうだいをケアする「ヤングケアラー」の数が増加しているのも想像に難くないように思えます。
現在の非正規雇用の割合の増加や、ひとり親家庭の増加、そして障害のある子どもが増えたことにより、未就学児を預かる保育所など本来なら利用できるはずの社会資源やマンパワーが不足していることもヤングケアラーと複雑に絡み合っています。
我が家も障害のある娘を育てていますが、一人っ子であるので「預かり先がない!」となった時にはまだ私や伴侶で協力して仕事をセーブするか辞めるかで対応することが出来ますが…他にもしもきょうだいがいることを考えると…預かり先の無い中でどうしていただろう?という想像をして、不安な気持ちになりました。
今の時代は共働き世帯が増えていることを考えると、預かり先になる保育所が確保できないことは本当に死活問題でもあり、新たなヤングケアラーを生み出してしまう可能性にもつながってしまうのだなぁということを肌身で感じたことがあった次第です。
本当に今の保育園には感謝しかありません💦💦💦
これから新年度の保育園申請を行っているきょうだいのいるご家庭や、新しいきょうだいをいずれは望んでいる第一子を育てるご家庭にも、もっともっと親子が過ごしやすい環境が提供されていくことを願ってやみません。
まとめ
今回は、【トアルしんりしは語りたいシリーズ第22弾】ということで、記事を取り上げてトアルの語りもあわせてご紹介いたしました。
お手伝いとケアラーの境界線は、本人の意思と、本人の時間を最優先にすることだと思います。それでも、気付かないうちにメンタル面に負担をかけている可能性もあります。次女が我が家の環境を苦に思わないよう、母親としても支援者としても真剣に考えていかなければならないと思っています。
上記の江利川さんも述べている様に、親側はいくらしっかりしている様に見えても我が子はまだまだ自身の「子ども(☜未成年という意味での子ども)」であるということを忘れてはいけないのだなぁ、と思うと同時に、子ども本人の意思をきちんと確認していくことを心掛けねばいけないなと強く感じました。
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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ブロトピ:今日の育児日記
学校の長期休み中には、教職員向けにさまざまな研修が行われることが多いのですが、この夏休みは、私はある県立高校の先生方に向けて「ヤングケアラー」に関する講座の講師を依頼されました。
この春からスクールソーシャルワーカーとして非常勤で勤務している県の教育委員会の採用試験でも、ヤングケアラーについての知識を問われたり、面接では実際に支援する場面での対応について聞かれたりすることもありました。県にとどまらず、国レベルで取り組みが始まったのではないかと実感しています。