こんにちは、みなさま。
臨床心理士と公認心理師をやっております、『トアルしんりし』と申します。
現在、婚活で出会った会社員の伴侶と発達障害(自閉スペクトラム症と中度知的障害)もちの5歳・娘と3人で暮らしています。
☞このブログでは…トアルしんりしが子育て中に自然に感じること、考えることの内容が、もしかしたら、この世界のどこかで過ごす人にとって〈新たな視点〉となって、何かしらお役に立つこともあるかもしれないと思って運営しております!
- スクールカウンセラー(以下、SC表記)経験のあるトアルがお伝えしたい👍保護者が利用する際のチェックポイント8つ!+私が保護者であったらこの様にSC利用をする例も回答してみます📝
- 保護者がスクールカウンセラー利用する際のチェックポイント8つ💡✨
- チェックポイント①:4月以降に発行されている『SCからのお便り(SC便り、相談室便りなど)』でSCの来校日を確認する
- チェックポイント②:SCの相談予約可能時間が不明な場合は、学校に直接電話で確認する
- チェックポイント③:初回利用の場合、念のために相談室の場所も便りなどで確認しておく
- チェックポイント④:久しぶりの利用の場合、SCが替わっていないかを確認しておく
- チェックポイント⑤:初回・久しぶりの利用の両方の場合でも、メモ帳や筆記用具の持参を検討しておく
- チェックポイント⑥:SC予約当日に未就学児を連れて行く可能性が高い場合、相談室に未就学児を連れて入室可能かどうかを、事前に学校経由でSCに確認しておく
- チェックポイント⑦:子どもが不登校や学級でのトラブルなど、何かしらの心配がある場合、「(児童精神科などの)専門科の病院に子どもと受診するにしても、それと同時にSCに相談してもよいのだろうか?」と考えているのであれば、その心配も含めてSCの予約をとるのも選択肢の一つかもしれません
- チェックポイント⑧:「まずは1回、相談してみようかな」という気持ちでSCの予約をとるのも良いと思います
- 私が保護者であったら、この様にSC利用をするかもしれない…という例を考えました📝
- 保護者がスクールカウンセラー利用する際のチェックポイント8つ💡✨
- まとめ
スクールカウンセラー(以下、SC表記)経験のあるトアルがお伝えしたい👍保護者が利用する際のチェックポイント8つ!+私が保護者であったらこの様にSC利用をする例も回答してみます📝
かなり前になるのですが…このような過去記事を掲載したことがあります👇
👆こんな質問をよくうけます パート1(2022年10月10日分)
ちなみに、上記記事ではこんな内容が簡単にまとめられています📝
気になった方は、是非とも記事内容をチェックしていただけますと幸いです✨👀
過去記事を書いた頃より約1年が経ち…改めて、お子さんのことでSCを検討している保護者の方向けの記事を追加で作成したく思いました👍
今回の記事は、以下の方々には特に目にとめていただけると幸いです🌸
✅SC利用をしたことがない保護者の方
✅久しぶりのSC利用になるのだが、「何か準備しておくことが必要なのかな?」、と考えている保護者の方
✅未就学児を家庭保育している関係で、SC予約当日にその子を連れて行く可能性が高くなってしまうことを心配している保護者の方
✅「SCって何をしてくれるのか?」、という疑問をもっている保護者の方
上記項目に当てはまった方向けにも、参考になるようなポイントの情報をまとめたいと思います!
ちなみに、トアルはこれまでの臨床歴としてはざっくりとですが…以下の様になります。
保護者がスクールカウンセラー利用する際のチェックポイント8つ💡✨
では、次にSC利用を検討する保護者の方に、是非ともお伝えしたいチェックポイントを述べていきますね👇
チェックポイント①:4月以降に発行されている『SCからのお便り(SC便り、相談室便りなど)』でSCの来校日を確認する
チェックポイント②:SCの相談予約可能時間が不明な場合は、学校に直接電話で確認する
チェックポイント③:初回利用の場合、念のために相談室の場所も便りなどで確認しておく
チェックポイント④:久しぶりの利用の場合、SCが替わっていないかを確認しておく
チェックポイント⑤:初回・久しぶりの利用の両方の場合でも、メモ帳や筆記用具の持参を検討しておく
チェックポイント⑥:SC予約当日に未就学児を連れて行く可能性が高い場合、相談室に未就学児を連れて入室可能かどうかを、事前に学校経由でSCに確認しておく
チェックポイント⑦:子どもが不登校や学級でのトラブルなど、何かしらの心配がある場合、「(児童精神科などの)専門科の病院に子どもと受診するにしても、それと同時にSCに相談してもよいのだろうか?」と考えているのであれば、その心配も含めてSCの予約をとるのも選択肢の一つかもしれません
チェックポイント⑧:「まずは1回、相談してみようかな」という気持ちでSCの予約をとるのも良いと思います
ぱっと浮かぶものを8つ列挙してみました📝
以下に、少し詳しく書いていきたいと思います!
チェックポイント①:4月以降に発行されている『SCからのお便り(SC便り、相談室便りなど)』でSCの来校日を確認する
各自治体によりますが、早いと4月にその学校のSC(スクールカウンセラー)の紹介がお便りなり全校集会などで児童・生徒に伝えられます。
多くのSCさんが、何かしらの形でSCの来校日を児童・生徒の保護者に伝えていたりします。
お便りで知らせてくれるSCさんも多いため、もしも教員やお子さんからその便りを手にしていた場合は、そこに記載されているSCの来校日などを参考に、SCへの相談予約をとられてみてはいかがでしょうか?
私がSCとして働いていた際、SCからの便りには以下の情報を載せていました。
SCさんは基本、(週5日以外であれば)毎週固定曜日に来校している方が多いかと思いますが、時折、SCや学校側の事情で他の曜日に振替出勤していることもありますので要確認です。
チェックポイント②:SCの相談予約可能時間が不明な場合は、学校に直接電話で確認する
学校によっては、SCさんの相談室が独立して存在しているところもあれば、相談室という独立したお部屋がなくどこかの空き部屋を間借りしているところもあったりします。
さらには、相談室備え付けの電話があるとこもあれば、相談室に電話が無いので職員室経由でSCさんに連絡をとるところもあります。
SCさんが勤務している曜日以外の日に、SCの相談予約をとりたいと電話連絡をする場合は、職員の先生経由(担任の先生・コーディネーターの先生・管理職の先生・養護の先生経由が機会として多いかも)でSCさんに連絡がいくことで、後日SCか職員から折り返し連絡がくることが多かったりします。
チェックポイント③:初回利用の場合、念のために相談室の場所も便りなどで確認しておく
SCさんが発行しているお便りなどに、相談室の場所が親切に掲載されている場合は予約当日は迷うことが少なく安心ですね。
もし、相談予約日までに時間がある場合は、事前に学校に電話を入れて担任の先生などから相談室の場所を聞いて確認しておくと良いかもしれませんね。
忙しくて予約当日まで場所を確認していなくとも、来校時に職員室で先生方に「今日、SCの相談予約を入れているのですが、相談室の場所はどちらになりますか?」と、一言尋ねて頂けるとご存知の先生が教えてくれることがあるかと思います👍
チェックポイント④:久しぶりの利用の場合、SCが替わっていないかを確認しておく
小学校等だと、兄弟姉妹の関係で以前にSCさんの相談予約をした経験がある保護者の方も多いため、「こんな時はまた、SCの相談予約をとろう!」と久しぶりに相談予約をとられる方もいるかもしれません。
その際に注意していただきたいのは、その年度のSCさんが交替していないかどうかを確認して欲しいという点です。
SCの交替が気にならないという方はよいのですが、SCさんとの相性(話しやすい相手かどうかなど)を考える上で、交替があるかどうかが気になる方も多いと思います。
お手すきの時間にでも、学校に電話などをして自身の知っているSCかどうかを確認しておくのも手かもしれませんね。
チェックポイント⑤:初回・久しぶりの利用の両方の場合でも、メモ帳や筆記用具の持参を検討しておく
特に初回の場合は、緊張感もあり、当日に話した大切と感じた話を全部記憶している自信がもてないかもしれませんよね。
そんな時に備えて、念のために筆記用具とメモ帳を持参していくことで、必要と感じた箇所だけでも記録しておくことが出来るので安心できるかと思います。
初回の相談の中で、参考資料のような物を用意して配布するSCさんもいらっしゃるかと思いますので、クリアファイルなどもあると便利かもしれませんね👍
チェックポイント⑥:SC予約当日に未就学児を連れて行く可能性が高い場合、相談室に未就学児を連れて入室可能かどうかを、事前に学校経由でSCに確認しておく
私の場合は、相談者の保護者の方の許可があれば、割と柔軟に当日に未就学児連れでの相談を受けていました。
しかし、中には「相談者以外の方が相談室に入室する場合は、事前に相談してくださいね」というスタンスのSCさんもいらっしゃると思いますので、確認しておくことが良いかもしれません。
チェックポイント⑦:子どもが不登校や学級でのトラブルなど、何かしらの心配がある場合、「(児童精神科などの)専門科の病院に子どもと受診するにしても、それと同時にSCに相談してもよいのだろうか?」と考えているのであれば、その心配も含めてSCの予約をとるのも選択肢の一つかもしれません
SCさんの中には、臨床心理士や公認心理師として他の医療機関や他機関で働いている方もいます。
学校現場以外で、専門職として様々な知識や経験を培っているSCさんも本当に多いため、(医師ではないので診断は出来ませんが)心理職として相談者の保護者の方と同じ目線で一緒に心配事を考えていく中で、何かしらの方向性や案を見いだしてくれるかもしれません。
私もSCの他、医療現場でも他の曜日は働いていたため、児童精神科の初診検討をしている相談者の方に、医療機関の初診予約のとり方・初診がとれるまでの待ち期間の目安・一般的な精神科受診の流れの説明・待ち期間にできることなどの情報を伝えたりしていたこともありました。
チェックポイント⑧:「まずは1回、相談してみようかな」という気持ちでSCの予約をとるのも良いと思います
チェックポイント④でも少し触れましたが、SCさんとの相性(話しやすい相手かどうかなど)もあるかと思いますので、相談事が出てきて、ふとその機会があるのであれば、まずは1回SCの相談予約をとって相談してみよう、というスタンスでいるのは望ましいかな…と思います。
1回SCさんに相談してみて、「継続的に相談をしてみたい」という気持ちが相談者の中に生じるのであれば、それはある種『SCさんとの相性が良い』とも言えるため、SCさんに相談して定期的に予約を入れてもらうのも選択肢としてありかと思います。
私が保護者であったら、この様にSC利用をするかもしれない…という例を考えました📝
例えば、子どもが小学校高学年位の年頃で、時折登校しぶりが見られるがどこの医療機関にもつながっていないという状況であれば、こんな感じにSC相談を利用するかと思います。
上記の主訴(メインの相談内容)として、小5の頃にはSCの相談予約をとって相談。
↓
SCさんに、登校しぶりに関してそこに子の発達の偏り(発達障害など)の要因などが影響しているのかも…といった懸念も踏まえて相談し、SCさんの考えも聴きながら、知能検査などの心理検査の予約がとれる場所を教えてもらう。
👉SCさんより「こちらから特定の場所を紹介は難しいので、ご自身で調べてもらってもよいですか?」と言われた場合、ネットなどで自身で調べて児童精神科などの専門機関の初診予約をとる。初診待ちの間、SC相談予約を継続していく中で、子の成育歴をまとめていく。
↓
定期的なSC相談予約の中では、家庭内での普段の子の様子をSCさんに話しながら、親として考える子の登校しぶりに繋がりそうな親側の要因を反省と共に話す。改善できる点をSCさんと一緒に考えては、次回の相談日に親が改善した結果に子がどんな反応を示したのかを報告する。
↓
専門機関受診の結果もSCさんに報告。心理検査の結果、診断名の報告などを行いながら、診断結果をもとに担任の先生にも相談しながら学級内での合理的配慮のお願いについての話を出す。検査結果次第では、支援学級への変更の手続きの他、行政に必要な手続き(療育手帳や特別児童扶養手当金など)を行っていく。
子どもが小学校に籍を置いている間に検査や受診を一通りこなしてデータを集めながらも、今後の進路として「支援学級の中学進学にするのが望ましいのか?」、「それとも支援級に入らずでの中学進学でよしなのか?」、「支援学校に入るのがよいのか?」という選択肢をある程度夫婦でも検討しておくようにしていきたいと思います。
まとめ
今回は、SC経験のあるトアル視点からの【保護者がスクールカウンセラー利用する際のチェックポイント8つ】と【私が保護者であったらこの様にSC利用をする例も回答】をお伝えしていきました。
新年度になり、進級・進学を体験したばかりの保護者やそのお子さんからはピンとこない話題かもしれませんが、もしも教員の先生方には相談しにくい学校生活で生じた困りごとが生じてきた場合に『SC相談』という選択肢があるんだ…ということを少しでも知っていただけたら幸いです。
などなど…
☞障害の有無関係なく、ひとりひとり個性をもった子ども達を育てている親御さんにとって、『毎日大変だけど…子育てって、楽しいこともあったりするな』、『私たち頑張ってるよね~』、と思える体験をこのブログを読むことで、少しでもよいのでしてもらえたら嬉しいですね***
ではでは、またお会いしましょう〜!
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ブロトピ:今日の育児日記
『登校しぶり』が中学入学後も生じるのか?そうなる前に、もう少し子どものことを多面的に理解したい…